野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

はじめに
 MLB選手代表vs巨人戦でランニングホームランを打った松原聖弥。
 元々は育成選手出身の外野手である。
 どのような選手かを本記事では述べていく。

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打撃成績と個性
 松原聖弥の二軍での主な成績は、464打席に立ち、打率.316 本塁打0本 42打点 盗塁数24である。
 この成績を見ると、明らかに長打を打つタイプではない。単打で繋ぐタイプであると言える。
 出塁率は.374であり、悪い成績ではない。
 打率と出塁率との差をIsoDといい、「IsoD = 出塁率 – 打率 」で評価されることが、しばしばある。
 松原聖弥のIsoDは0.058であり、0.060あたりが欲しい一般的な野球で、松原聖弥はそれに近い値を出している。つまり、ある程度の選球眼はある。

 盗塁数も二軍ではトップであり、その俊足であるという利点から外野手は適任であると言える。
 ここまでは、育成選手から這い上がってきた選手とは思えない個性が見て取れる。
 
選手としての欠点
 やはり欠点を持ってはいる。
 松原聖弥の欠点は大きく分けて2つある。

1つ目の欠点 盗塁成功率
 まず、盗塁数に隠れた盗塁死の数である。
 松原聖弥の盗塁死は19もある。
 盗塁数24に対して盗塁死19であるから、盗塁成功率はおよそ.558である。非常に低い数値だ。
 盗塁のスペシャリストとして元巨人の鈴木尚広の2008年(最も多く打席に立った年)の盗塁数は30で盗塁死は5であった。つまり盗塁成功率.857であった。
 スペシャリストであった鈴木尚広と比べるのは酷な話だが、盗塁をするという行為は非常にリスクが伴うことを頭に入れておかないと、松原聖弥はチャンスを潰してしまう選手になってしまう。
 これが1つ目の大きな欠点だ。


2つ目の欠点 長打力
 2つ目は先に述べた長打力。
 単打で繋ぐタイプではあるため、
長打率は.390であり、.400を超えていない。
 長打率が.390は、プロ野球の平均長打率と同じ水準である。
 平均で何が悪い?と思う人もいると思うが、平均レベルだから欠点となり得る。
 わかりやすい例として巨人の平均打率を見てみる。
 巨人の平均打率はここ数年間で、およそ.240〜.260程度である。
 打率.240〜.260の打者をいい打者と呼べるのか?当然呼べない。
 長打率は打率と比べて感覚的にわかりにくい指標であるため、打率を例に取ったが、平均の長打率と同等の水準であることは打率同様、良い成績であると呼べない。
 「長打率と得点との相関」が、「打率と得点との相関」よりも上であることは知られているため、
松原聖弥は勝利に貢献しづらいと言える。

 打率が悪くても長打率が良い打者はいる。それは、打率が低くて本塁打が打てる、ソフトバンクのデスパイネなどのタイプである。

 つまり、打率に関してはデスパイネなどよりも上であったとしても長打率で下になり、「得点に貢献する能力」は低くなる可能性がある。
 これが2つ目の欠点である
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まとめ
 ここまでを総合すると、「松原聖弥は脚は速い。しかし、盗塁成功率はとても低く、長打も打てないため、1番でも4番でも使いづらい、どの打順でどのように起用するべきか判断することが難しい選手」と言える。
 今後のことを考えると、確かに脚が速いのは魅力の1つである。
 対MLB戦でランニングホームランを打ったことも脚の速さが要因である。
 そのため、考えて走ることを実行できた鈴木尚広や他の走塁コーチから、走塁術を学ぶことができれば、現状は欠点が多くても、十分将来性のある選手であると言える。

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はじめに
 2018年オフの日本のFA市場は、丸佳浩を筆頭にビッグネームが名を連ねているが、その中でも巨人が優先的に獲得するべきなのは浅村栄斗である。
 本記事では、その理由を簡単に述べていく。
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浅村栄斗の成績
 浅村栄斗は2018年に残した主な成績は、出場143試合(全試合)  打率.310  出塁率.383  本塁打数32本  打点数127  OPS .910  wRAA +36.28 である。
 特にセカンドとして142試合に出場している。
 セカンドでの失策数は12であり、リーグで最も多いが、守備率は.983であり平均的である。
 簡単に言えば、3割30本100打点を達成できるセカンドということになる。

獲得するべき3つの理由 
 丸佳浩や炭谷銀仁朗などを獲得する動きがある。
 しかし、最も優先するべきは浅村栄斗の獲得である。
 浅村栄斗を獲得するべき理由は3つある。

理由1:セカンドを固定できること
理由2:2019年シーズン時点で28歳という若さがあること
理由3:現状のセカンドだと得点を増やせないこと


これらを順に説明していく。
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理由1:セカンドを固定できること
 2018年の巨人は吉川尚輝やマルティネスといった内野手をセカンドに置いていた。
 吉川尚輝は怪我で途中から故障者リスト入りし出場92試合でセカンドとしては71試合、マルティネスもセカンドとしての出場は16試合ほどである。
 台頭してきた田中俊太が出場99試合中、セカンドとして58試合に出場している。
 巨人はセカンドを固定することができない状態が10年以上続いている。
 過去に片岡治大を西武ライオンズから獲得するなどの策を講じてきたが、それほどの成績を残せずに引退し、35歳でコーチになっている。
 ここでもし、浅村栄斗を獲得することができれば、2018年の出場数を考えれば全143試合「セカンドとして固定」という安定材料を巨人が得ることができる。

理由2:2019年シーズン時点で28歳という若さがあること
 これは吉川尚輝や田中俊太にも言えることではあるが、若さが非常に重要になってくる。
 例えば、2008年に正二塁手として活躍した木村拓也はその当時35歳であり、ベテランの域に達していた。
 翌年を見込むことができなかった。
 現在の浅村栄斗を獲得すれば、28歳という若さの正二塁手を獲得することができ、4年契約、もしくは5年契約をすれば数年はセカンドで悩む可能性は低くなる。
 これも安定材料の1つである。

理由3:現状のセカンドだと得点を増やせないこと
 これが最も大きい理由である。
 2018年シーズンで計算すると、吉川尚輝は355打席に立ち、wRAA −4.86という成績しか収めていない。
 wRAAとは、簡単に言えば、「平均的な打者が、同じ打席数に立った場合と比べてどれくらい得点をチームにもたらしたか?」を示す数字である。
 吉川尚輝は平均的な打者が同じ355打席に立った場合と比べて、−4.86点(およそ–5点)をチームにもたらした、つまり吉川尚輝はチームの得点を5点減らしたと言うことになる。
 田中俊太の場合は、261打席に立ち、wRAA −7.54であるため、吉川尚輝よりも悪い成績になる。
 巨人は自前のセカンドを打席に立たせると得点を増やすことができないのだ。
 これは致命的であり、これを理由にセカンドは必ず補強しなければならない。
 浅村栄斗はwRAA +36.28であり、チームにおよそ+36点もの得点を追加してくれる。
 成績を比べた場合、吉川尚輝がおよそ−5点、浅村栄斗がおよそ+36点であるため、吉川尚輝に代えて浅村栄斗を加入させることにより、
単純計算でおよそ+40点もの得点が巨人の得点に加わることになる。
 巨人の2018年の得点が625点であり、リーグ3位の得点数であるが、これに40点を加え、665点とした場合、リーグ2位の得点数を誇るヤクルトの658点を上回る計算になる。
 打撃面で圧倒的有利になるのは間違いない事実だ。

 致命的に悪いセカンドの得点能力を補強できるチャンスが目の前にあることも大きな事実である。
 
まとめ
 以上のように、巨人は浅村栄斗をセカンドとして補強するべきと述べた。
 炭谷銀仁朗を補強しようとする報道が多いが、ポイントはそこではない。
 捕手は重要なポジションであるが、炭谷銀仁朗を取るのであれば小林誠司をそのまま使うべきである。
 それは炭谷銀仁朗も小林誠司も得点能力はほぼ同じだからである。
 そのため、致命的に得点能力のないセカンドを国内FAで獲得のチャンスがある浅村栄斗で補強する方が得策であると間違いなく言える。

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はじめに
 広島東洋カープの中継ぎ陣を支えた1人が、J・ジャクソンである。
 セリーグ制覇、そして日本シリーズ進出のキープレイヤーの1人であることは間違いないが、実際に活躍したと言えるのだろうか?
 本記事では、ジャクソンの2018年の投球成績を見て、どのような投手か考察する。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。
 全て並べてもわからないことが多いため、これから成績を順に説明していく。

防御率
 防御率は2.76であり、比較的良い成績を収めている。
 防御率のリーグ平均がおよそ4.11であるため、平均以上の成績を残した。
 チームメイトの一岡竜司の防御率が2.88であるため、一岡竜司よりも失点しにくい投手であると言える。

奪三振率と与四球率
 奪三振率は9.46を記録している。
 投手は投球回数以上の奪三振、つまり奪三振率9.00を上回れば優秀であると評価される。
 そのためジャクソンの9.46という数字は、非常に優秀な成績であると言える。
 「ピンチの場面でインフィールドに打球を飛ばさず、三振でアウトにできる能力を持っている」と数字を言葉に言い換えることができる。
 しかし、奪三振率は良いが、与四球率が非常に悪い。
 与四球率は5.12であり、最低2.50以下に抑えて合格点と言われる中、合格点の倍以上の四球を与えたことになる。
 これはコントロールが非常に悪いと言える。
 奪三振率と与四球率をわかりやすく表現すると「仮にジャクソンが9イニングスを完投した場合、三振は9個〜10個ほど奪えるが、四球を5個以上与えてしまうことになる。」
 そのため、コントロールが悪いことが大きな問題である。

WHIP
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、悪い数字を残している。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。

 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因である。
 ここでもコントロールが課題であると言える。
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K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 ジャクソンのK/BBは1.85である。
 K/BBは3.50を上回れば優秀と評価される。
 ジャクソンの成績は3.50を大きく下回っている。
 優秀とは言いがたく、良くない成績であると言える。
 この理由は明確である。
 ジャクソンの奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.46であり、奪三振率に関しては平均以上の成績を残している。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く5.12であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるということだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
 

FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 ジャクソンはおよそFIP4.50という成績を記録した。

 チームメイトの一岡竜司のFIPは3.74であり、大瀬良大地のFIPは3.69である。
 これらと比較すると4.50という数字は良くない成績になる。
 ジャクソンのFIPが悪い理由も与四球にある。
 一岡竜司の与四球率は3.53
大瀬良大地の与四球率は2.03であり、ジャクソンの与四球率5.12よりも良い数字である。
 つまり、一岡竜司や大瀬良大地のFIPと、ジャクソンのFIPは、自己責任である与四球の多い少ないで差がついたと考えるのが自然な流れである。
 特に、一岡竜司とは奪三振率や被本塁打率はそれほど変わらない。
 そのため、一岡竜司との差は与四球でしかない、つまりコントロールで差がついたと言えるのだ。

まとめ
 ここまで、ジャクソンの成績について徹底解剖してきたが、総括するとジャクソンは、「奪三振能力は非常に高く、ピンチを三振で切り抜けられる能力は高いが、他のあらゆる指標において、コントロールが悪いことが理由に成績が悪化してしまった投手である」と言える。
 コントロールが課題の投手は多くいるが、ジャクソンは特に課題が大きい。
 そのため、本記事の主題であった「ジャクソンの投球ってどうなの?」に答えるとすれば、「コントロール難で不安定な投球だったよ」と答えることになる。
 ジャクソンは来年以降も広島カープにいる可能性はあるが、他球団へ投手陣の隙を与えかねない。

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はじめに
 日本シリーズも終了し、ついに2018年シーズンが終わった。
 広島カープは日本一を逃したが、セリーグ3連覇、リーグ2位のヤクルトとの
ゲーム差は7.0もついた。
 この差は何から生まれたのか?
 本記事では、そのことについて考察してみる。
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打率と出塁率は五分五分
 チームでの防御率やチームでのWHIPにそれほど差がないため、広島とヤクルトの差は、投手ではなく、間違いなく打撃でついたと考えている。
 広島はチーム打率.262、ヤクルトはチーム打率.266である。
 チーム打率だけを見たらヤクルトの方が上であるが、それほど大きな差はない。

 出塁率に関しては広島が.349であり、ヤクルトが.347であることから、ここでも数字に差はそれほど見られず、出塁率で順位に差がついたとは言えない。

得点数の差は根深い所にある
 では、2018年シーズンの得点数、広島721得点とヤクルト658得点の差は何でついたのか?
 答えは馴染みのないOPSwOBAであると考える。
 これらの指標はあまり表に出ない根深い部分である。
 OPSとは”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。
 wOBAとは
簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか?」ということを評価する指標である。

実際に数字の差は?
 広島はチームOPS
.780、ヤクルトはチームOPS.749である。広島の方が、31ポイントも高い値になっている。
 このOPSの差は打率や出塁率と違って、無視できる差ではない。
 広島はヤクルトよりも得点に絡む能力が優れていたとOPSだけでも言えるのだ。
 さらに、広島のチームwOBAはおよそ.357であるのに対し、ヤクルトはおよそ.342ほどしかない。
 wOBAはあまりピンとこない人もいると思うが、.320〜.330が平均的な値であると考える指標であり、両チームともに平均以上ではあったが、広島が群を抜いてトップに立っていた。
 そのため、得点能力に差がついてしまったのだろう。
 さらに言えばOPS、wOBAはチーム本塁打の数でおよそ差がついてしまったと考えている。
 広島のチーム本塁打数は175本、ヤクルトは135本と40本の差がある。
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まとめ
 これらを考えると、広島カープとヤクルトスワローズは「OPSとwOBAによる得点能力の数字に差が生まれ、その差は本塁打の数に大きく依存している」と言える。
 大事な局面での本塁打の差と、その本塁打に影響を受ける打撃指標に差が両チームの順位を決めたと考えている。

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はじめに
 指名打者でソフトバンクの台頭を支えたのはデスパイネである。
 世間ではホームランだけで、打率が異常に低い打者であると思われていることが多い。

 しかし、本記事では、2018年のデスパイネの打撃成績を見て、思った以上に打てることを説明する。
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成績一覧
 デスパイネが2018年に記録した成績は、出場116試合 打席数469 打率.238 出塁率.333 本塁打29本 打点数74 OPS.804 wOBA.363 wRAA 17.46 である。
 並べただけでは意味がないので、順に見ていく。

打率 本塁打 打点 
 日本球界において、一番見られるのは打率、本塁打、打点の主要三冠であろう。
 デスパイネは、
打率.238 本塁打29本 打点数74を記録している。
 打率.238を好成績と呼ぶ人はいないだろう。
 ヒットを打つ能力は低いということになる。
 ただし、本塁打の数は29本で、もう少しで大台の30本というところにいる。
 ヒットを打つ能力は低いが、長打を打つ能力は高いと言える。
 打点は運の要素が強いため、それほど気にしなくてもいいと考えているが、74打点は西武の中村剛也と並び、リーグ10位の成績であるため、低打率ながらも勝負どころで打つ能力はある程度高かったと言える。

出塁率 OPS 
 デスパイネは出塁率.333OPS.826を記録している。(OPSとは”出塁率+長打率”で算出される数値で、得点との相関は打率よりも高い)
  出塁率はリーグ平均がおよそ.324であり、OPSのリーグ平均がおよそ.722であるため、これら2つの成績ともに平均以上である。
 出塁率はアウトにならない確率であるため、デスパイネはアウトにならない確率が平均以上であり、打線を繋ぐ役割も果たしていたと言える。
 OPSは得点との相関が強いため、OPSだけで見ると、得点に絡む能力も平均以上であったと言える。
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wOBA wRAA
 ここで聞き馴染みのないwOBAとwRAAを見てみる。
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 デスパイネはwOBA.363を記録している。
 wOBAは平均が.320〜.330になる指標であるため、デスパイネはここでも平均以上に得点に絡む打撃をしたと言える。
 ソフトバンクで比較すると、松田宣浩がwOBA.347であるため、松田宣浩よりも得点に絡む活躍をしたと言える。 

 そしてwRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 デスパイネはおよそwRAA 17.42を記録している。
 つまりデスパイネは、平均的な選手が同じ469打席に立った場合と比べて、およそ17点もの得点を増やすことができたということである。
 またソフトバンクで比較すると、松田宣浩のwRAAが12.88であるため、松田宣浩よりも得点を増やすことができたと言える。

まとめ
 ここまでデスパイネの2018年の成績をザックリと見てきたが、打率以外は軒並み平均以上であり、「指名打者として十分に打つことができた」と言える。
 松田宣浩と比較してきたのは、低打率の2人の選手の中で、ソフトバンクの台頭を打撃面でどちらの方が支えてきたのかを知りたかっただけである。
 本記事のタイトルにもある通り、日本では打率.238の選手は評価が非常に低くなる。
 しかし、それは過小評価であり、実はデスパイネはソフトバンクに得点を多くもたらした指名打者であると数字が物語っているのである。
  つまり、世間が思っている以上に打てるのである。

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はじめに
 ホームラン打者の特徴とは何なのかだろう。
 本記事では、ホームラン打者の特徴は「選球眼に優れていること」という仮定をし、ホームラン数と四球数の相関を調べていく。
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セリーグからのサンプル
 本記事では、セリーグの2015年シーズンから2018年シーズンの計4シーズンにおいて、規定打席に到達した選手を対象に、データをサンプルした。

 計4シーズンで、縦軸にホームラン数、横軸に四球数を取ったグラフを描いたのが下図である。

ホームランと四球数の相関

 この図は一見すると、それほど意味を持たない図に見える。
 満遍なく分布していて、四球数が100近くあるのにホームラン数が1桁の選手もいれば、四球数が30ほどなのにホームラン数が40本近くある選手もいる。

グラフの意味
 意味を持たないように見えるが、一本の直線を引いてみるとその様子をわかりやすくする。
 それを描いたのが下図である。

ホームランと四球数の相関2

 この赤い一本の線を近似曲線と呼ぶ。全ての点に関し、細かいことを無視して四球数とホームラン数の関係がおおよそわかるような線である。
 この赤い線を見ると右肩上がりなのがわかる。
 右肩上がりということはすなわち、正の相関関係があるということである。
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相関関係

 ホームラン数と四球数の相関係数は、およそ0.392であった。

 少し説明に入るが、相関係数0.00の場合は物事Aと物事Bが全く関係性がないものであり、1.00の場合は物事Aと物事Bが完璧に関係性があるものとされる。
 例えば「本を読めば読むほど、野球の打率が上がる」などということが相関係数が0.00に近い、すなわち全くと言っていいほど関係がないということである。
 逆に、相関係数が1.00の場合は、「ランニングすればするほど、カロリーを消費する」という直接関係のあるところに位置し、相関係数が1.00に近いということになる。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

実は弱い相関
 上記で説明したことを考えると、三振と本塁打の相関係数が0.392という数字になるということは、0.00〜1.00の範囲内では0.00寄りであり、”弱い相関”にあると言える。
  先ほども述べたように、四球数が100近くあるのにホームラン数が1桁の選手もいれば、四球数が30ほどなのにホームラン数が40本近くある選手もいる。

つまり、正の相関があることは確かだが、
ホームランを打つ選手は必ず選球眼がいいとは限らない
と言えるのだ。
 最初に仮定した、ホームラン打者の特徴は「選球眼に優れていること」ではないことがわかった。

まとめ
 ホームラン打者は打てる球を見極めてホームランを打つと考えていた。
 さらに、ホームラン打者は敬遠されることが多く、四球数が多くなるとも考えていた。
 しかし、実際はホームランと四球数はそれほど関係がないことがわかった。

 ホームランと出塁率の相関関係を調べてもよかったが、出塁率は打率の影響を受けるため、本記事ではホームランと四球数の相関関係を調べてみた。

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はじめに
 原辰徳新監督の巨人において、炭谷銀仁朗を獲得する動きがあるという報道があった。
 しかし、本当に炭谷が必要なのだろうか?
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捕手の必要性
 強い球団は良い捕手と良い抑え投手がいることが多い。
 例えば2018年シーズン、日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは捕手に日本シリーズMVPを受賞した甲斐拓也がおり、抑えにはサファテの代わりとしてある程度抑えられる森唯斗がいた。
 2人がいなければソフトバンクは守備機会時に失点が多かったはずである。
 それは、甲斐拓也のリーグトップの盗塁阻止率.447(異常なまでに好成績で、打撃が弱くても守備防御率だけで十分と考えていい)と森唯斗の防御率2.79、セーブ数を見ればわかる。
 そのため、巨人は捕手と抑え投手を整える必要があると考えるのが自然な流れである。 

 巨人の正捕手は小林誠司であり、その他に大城卓三などがいる。
 小林誠司は盗塁阻止率はリーグトップの.341であり、守備には定評のある。
 ただし、2018年の打撃は打率.219、OPS.575という成績であり、ほとんど打てないと考えていい。
 大城卓三は打率.265、OPS.715という成績を残し、打撃はある程度良いが守備がいまいちという評価がある。

炭谷銀仁朗という存在  
 巨人の2人の捕手が信頼できないと考えたためか、今オフFAの西武ライオンズの炭谷銀仁朗を獲得する動きがあるという報道がある。
 炭谷銀仁朗は森友哉に正捕手の座を奪われ、FA権の行使で移籍先を探すという考えで間違いない。
 捕手を固定したいという気持ちもあり、巨人が獲得に動いたのだろう。
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正直必要ない
 炭谷銀仁朗は盗塁阻止率や守備率、経験などの面から平均以上の捕手であると考えられるが、数字で見ると巨人には全く必要ない選手である。
 炭谷銀仁朗は2018年シーズンの打率が.248であり、OPSは.575である。盗塁阻止率は.327という成績であった。
 正直言うと、小林誠司と何が違うのかわからない。
 打撃面、盗塁阻止率の面ではほとんど差異はない。
 経験はあるが、年齢も来シーズンから使うと32歳であり、ベテランの域に差し掛かる。
 前にも相川亮二をヤクルトスワローズから獲得したこともあったが、炭谷銀仁朗の獲得は相川亮二を獲得した過ちとほぼ変わらないことになりかねない。
 「なぜ、小林誠司で使い続けようとしないのか?」もしくは「なぜ、大城卓三を育成しようとしないのか?」大きな疑問である。
 炭谷銀仁朗を獲得するとチームが強くなるとは到底思えない。
 それは数字で現在の巨人の捕手と比較することと、過去の過ちから簡単にわかることである。

まとめ 
 まだ報道レベルの事柄を、酷評しすぎてしまったかもしれないが以上の理由から炭谷銀仁朗は必要ないと考える。
 もし本当に獲得したら、巨人は育成もできず、強くもならない。

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はじめに
 ソフトバンクの森唯斗は2018年の最後の1球を投げた投手であるが、その実力はどれほどのものなのだろうか?
 本記事は、二部構成の第二部(Part2)として、 (ソフトバンク)日本シリーズの優勝投手、森唯斗の実力は?(Part1)に引き続き、森唯斗の実力を数字で見ていく。
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成績一覧
 森唯斗が残した2018年シーズンの主な成績は、登板数66試合 投球回数61.1イニングス 2勝4敗 防御率2.79 奪三振率8.95 与四球率2.79 37セーブ WHIP1.14 FIP3.47 であった。

WHIP 
 第一部でも触れたが、WHIPをまた見ていく。
 WHIPとは、「1イニングあたり何人のランナーを背負ったか?」を示す指標であり、例えば1イニングを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00が記録される。

 WHIPは1.00前後でエース格と言われる。
 森唯斗のWHIPは1.14であり、エース格にはやや及ばない成績である。
 先発投手である西武の菊池雄星のWHIPは1.03であり、楽天の岸孝之のWHIPは0.98である。
 先発投手と抑え投手を比較するのは、やや的外れかもしれないが、エース格の投手はこれらのような数字を記録する。
 そのため、森唯斗はエース格の成績には及ばず、「ランナーを背負う率が高い投手である」と言える。
 この要因の1つは間違いなく与四球であるため、コントロールをさらに改善できればより優秀な成績を残せる可能性もある。(ちなみに2017年のサファテはWHIP0.67という成績であった。)

K/BB
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割った指標で、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す数字である。
 主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 森唯斗は2018年シーズン、
K/BB 3.21を記録している。
 K/BBは3.50を上回れば優秀とされる。
 そのため、森唯斗は優秀な成績を残せてはいないものの、平均的な成績を収めてはいる。
 奪三振能力が高いため、与四球数を減らすことができればK/BBも当然ながら好成績になる。
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FIP 
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運という
コントロールできない出来事を排除できるからだ。
 森唯斗はおよそFIP 3.47を記録している。
 比較すると、日本シリーズの対戦相手であった広島カープの中継ぎ投手の一岡竜司のFIPがおよそ3.74であり、ジャクソンがおよそ4.50である。
 この2人よりも森唯斗の方が好成績である。
 そのため、FIPが教えてくれていることは、森唯斗は抑え投手として、広島カープのリリーフエースと呼ばれる選手たちよりも「自己解決能力が高い」ということである。
 
まとめ
 第一部と第二部の二部構成でソフトバンクの森唯斗の成績を見てきたが、総括すると森唯斗は「四球を与えるケースは比較的多い投手ではあるが、奪三振能力がある程度あり、一般的な中継ぎ投手よりも自己解決能力がある投手」と言える。
 まだ若く、ある程度課題もある投手である。
 しかし、サファテが不在の状況下で、ソフトバンクホークスが勝ち残れた要因の1つは、
森唯斗の実力があったからと言えるかもしれない。

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はじめに
 福岡ソフトバンクホークスが2018年の日本一に輝いたが、最後の1球を投げたのは森唯斗投手であった。
 サファテがいない中、26歳の若手投手である森唯斗がソフトバンクのクローザーを担っていた。
 本記事では、二部構成の第一部(Part1)として森唯斗の2018年シーズンを振り返り、どのような投手なのかを数字で見て考察する。
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成績一覧
 森唯斗が残した2018年シーズンの主な成績は、登板数66試合 投球回数61.1イニングス 2勝4敗 防御率2.79 奪三振率8.95 与四球率2.79 37セーブ WHIP1.14 FIP3.47 であった。
 並べてあるだけでは意味がないので、順に成績を見ていく。

勝利数 敗戦数 防御率
 森唯斗は66試合66.1イニングスを投げ、2勝4敗 防御率2.79という成績を収めている。
 決して悪い成績ではないことはわかると思う。
 敗戦の数が4つあるが、サファテは2017年に同じ66試合に登板して、敗戦が2つある。
 中継ぎ投手の敗戦は、先発投手と違い中継ぎ失敗を意味するが、4回の中継ぎ失敗という意味では、オリックスの増井浩俊やロッテの内竜也の5敗と比べると1つ少ないため、他球団の投手よりは負け数は少ないことになる。
 登板数もその2人よりも森唯斗の方が多いため、4敗は許容範囲であると言ってもいい。

 防御率2.79という数字も、平均以上の成績を収めており、決して悪い投手ではないことは、負け数と防御率からは読み取れる。

奪三振率 与四球率
 森唯斗は、奪三振率8.95 与四球率2.79を記録している。
 奪三振率は、投球回数以上の三振、つまり奪三振率9.00ほどを記録できれば優秀であると言われる。
 森唯斗は
奪三振率8.95であり、9.00に非常に近い。
 十分、奪三振能力のある抑え投手であると言える。
 ただし、与四球率が若干気になるところである。
 与四球率は一般的に、2.50未満に抑えて合格点とすることが多い。
 抑え投手の場合は、余計に四球を与えては危ない。
 1点差という局面で登板した場合、与四球で無駄なランナーを背負ってしまえば、「劇場型」と言われる投手になってしまう。
 森唯斗の与四球率は2.79であり、2.50をわずかに超えている。
 つまり、若干ながら不安定な抑え投手であったと数字から読み取れる。
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WHIP 
 WHIPとは、「1イニングあたり何人のランナーを背負ったか?」を示す指標であり、例えば1イニングを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00が記録される。
 WHIPは1.00前後でエース格と言われる。
 森唯斗のWHIPは1.14であり、エース格にはやや及ばない成績である。
 先発投手である西武の菊池雄星のWHIPは1.03であり、楽天の岸孝之のWHIPは0.98である。
 先発投手と抑え投手を比較するのは、やや的外れかもしれないが、エース格の投手はこれらのような数字を記録する。
 そのため、森唯斗はエース格の成績には及ばず、「ランナーを背負う率が高い投手である」と言える。
 この要因の1つは間違いなく与四球であるため、コントロールをさらに改善できればより優秀な成績を残せる可能性もある。(ちなみに2017年のサファテはWHIP0.67という成績であった。)
 
第一部まとめ
 第一部では森唯斗の主な成績を見てきたが、ここまででわかったことは森唯斗は「防御率は平均以上であり、奪三振能力も高いが、ランナーを背負いやすい抑え投手である」ということだろう。
 サファテと比較してしまうのは酷な話であるが、課題は少々ある投手である。
 本日更新の(ソフトバンク)日本シリーズの優勝投手、森唯斗の実力は?(Part1)では、さらに踏み込んだ森唯斗の成績評価を行う予定である。

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はじめに
 西武ライオンズがリーグ優勝を果たした大きな要因は山川穂高の存在にある。
 本記事は、日本シリーズ進出を逃したが、”山川穂高” は本当に凄い!(Part1)に引き続き、二部構成の第二部として、山川穂高の2018年シーズンの成績をさらに深掘りし、その凄さを見ていく。
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成績一覧
 山川穂高の2018年シーズンの主な成績は、出場143試合(全試合) 打席数647 打率.281 本塁打47本 打点数124 出塁率.396 OPS.985 BABIP.271 wOBA.418 wRAA 53.04 である。

wOBA 
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 山川穂高は2018年シーズン、およそwOBA.418を記録している。
 同じ西武ライオンズで打点王の浅村栄斗がおよそwOBA.387であるため、浅村栄斗よりも山川穂高の方が得点に絡む打撃をしたと評価できる。
 おかしな話ではあるが、浅村栄斗の方が打点が多いにも関わらず、山川穂高の方が得点に絡む活躍をした。
 打点が運の要素が強く、打点を稼いだ打者の評価を見直すべきだと数字が示している。
 打点という指標は非常に古い指標であると考える。

wRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 wRAAが高ければ高いほど、当然チームの得点に大きく貢献したと言える。
 山川穂高はおよそwRAA 53.04を記録している。
 つまり山川穂高は、平均的な打者が同じ647打席に立った場合と比べて、およそ53点もの得点をチームにもたらした。
 この成績は非常に良い成績である。
 wRAAは一般的に20.00以上で非常に良いとされ、40.00以上でMVP級の成績であるとされる。
 山川穂高の53.04MVP級の成績を余裕を持ってクリアしている。
 同じ西武ライオンズの浅村栄斗がおよそwRAA36.28であるため、 比較しても、いかに山川穂高が得点に絡む活躍をしたか、がよくわかる。
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BABIP
 BABIPとは簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 BABIPは運との相関が強い指標である。
 セイバーメトリクスでは本塁打以外のヒットは運の要素が強いと考える。それを特に示すのがBABIPである。
 ボテボテの内野安打でも、快心の二塁打でも打率は変わらないだろう。
 そしてどちらのヒットにしろBABIPは上がる。
 快心のあたりでもボテボテでも結局はヒット。それがBABIPの示す大きな要素だ。

 つまり、運で打った打球も技術で打った打球も一括りにして、数字にし、それの高い低いで運が良いか悪いかを判断する。
 山川穂高は、BABIP.271を記録している。 
 BABIPは、.300を上回れば運が良く、下回れば運が悪いと一般的に評価される。
 山川穂高の場合、.300を大きく下回っているため、運が悪かったと言えるのである。
 これをどう捉えるかは人によって違うと思う。
 私の場合、2018年シーズンにOPSやwRAAといった指標で好成績を残したにも関わらず、運が悪かったというのは非常に明るい要素であると考える。
 なぜならば、運に左右されなかった場合をBABIP.300とするため、山川穂高の
BABIP.271BABIP.300まで持ってきた場合、更に良い成績を残すことができるからである。
 山川穂高のポテンシャルはまだ完全に開花していないことをBABIPが示している。

まとめ
 ここまで、第一部と第二部の二部構成で山川穂高の2018年シーズンの成績を評価してきたが、総括すると山川穂高は「長打を打つ能力が非常に高く、選球眼にも優れており、それらに伴った得点に絡む能力が非常に高い。そして、まだ完成型の選手ではなく、好成績であってもポテンシャルが残っている選手である」と言える。
 山川穂高の凄さは本記事でわかったと思う。

 来シーズン以降も強い西武打線が続く可能性を山川穂高の成績を見れば予想できる。
 西武ライオンズは惜しくも日本シリーズ進出を逃したが、近いうちに進出してくる可能性は十分にある。

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