野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

2018年09月

 ドラフトでは特Aの評価がされている選手が1位指名されるのが当たり前である。
 その特Aの選手として、花咲徳栄の野村佑希内野手(投手でもある)をピックアップしたい。
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 野村選手の成績を評価するため、第72回国民体育大会、第99回全国高等学校野球選手権大会、第100回全国高等学校野球選手権記念大会の3大会に絞って見ていきたい。

 まずは基本的な打撃評価の1つ、打率である。
 3大会で51打席に立ち、打率.488を記録している。大会数のサンプルが少ないとは言え、この数字には目を見張る。 特Aの評価を受けているのはこの打率が大きな要因の1つであろう。日本野球は打率主義的な部分があるため、大いに評価されていると思う。
 少々セイバーメトリクスの話をするが、BABIP(
ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率)に関しては、.500ほどであった。BABIPは.300を基準にそれを上回れば運がいい、下回れば運が悪いとされる。「ボテボテの内野安打」も「快心の二塁打」も同じヒット1本としてカウントされるため、打率だけでは運を評価しきれない部分があり、BABIPが導入されている。
 .500という数字は異常に運がいいと言える。しかし、これまでの記事では「運がいい」と簡単に終わらせてしまっていたが、メジャーリーグでヒットメーカーと言われていたイチローはBABIPは高い水準を維持する傾向にあった。そのため、高打率を残す野手ほどBABIPは高くなる傾向にあることは確かである。一概に運で済ませてしまうと、イチローは評価されなかった。そこが野球を数字で評価する難しさでもあり、奥深さでもある。
 何が言いたいかというと、野村選手は運で打っているのか実力で打っているのか分からない部分である、ということだ。イチローのような技術の場合もあるし、たまたま高打率を残せた運があった場合もある。非常に難しいところである。
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 次に出塁率とOPSをみていこうと思う。
 3大会で出塁率.549、OPS1.549を記録している。長打率はちょうど1.000である。
 
OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>長打率>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。本ブログの記事、セイバーメトリクス 打者編(7) 得点とOPSの相関 において、その根拠となることを導いている。
 野村選手の数字は、バリーボンズに匹敵する打撃をしたと考えていいかもしれない。特に、OPSを底上げしているのは、出塁率もさることながら、本塁打の数であり、51打席で5本の本塁打を放っている。長打力が非常にある選手なのだ。
 そして出塁率は.500を超える。出塁率は牽制死や盗塁死などを除けばアウトにならない確率であると言い換えることができるため、野村選手が打席に立てば2打席で1打席以上はアウトにならないということになる。このアウトにならない率ということが、セイバーメトリクスで重視されている点でもある。

 これだけの出塁率を残せ、かつOPSも残せる選手は他にいない。少なくとも、2018年のドラフト候補の中では間違いなく、最も打撃のいい選手、と考えていいだろう。
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 ここまでを総合すると、野村佑希選手は「運という要素はあるかもしれないが、打率を残せるヒットメーカーである。そして長打力が非常に高いレベルにあり、出塁率も残せる選球眼も持ち合わせる、現在の高校最強打者である。」と言える。
  これほどの成績を残す打者であるため、第1巡での複数指名は避けられないのではないか、と考える。
     
以上。
本記事同様に、数字で見たドラフト候補選手の記事を下のリンクに貼る。
様々な数字が選手の特徴を物語っている。

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(1)吉田輝星 投手 

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(2)柿木蓮 投手 

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(3)根尾昂 内野手

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(4)藤原恭大 外野手

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 新しい記事はありませんが、過去に書いたセイバーメトリクスに関する記事のリンクをここに貼ります。
 新たに記事を増やしたので、更新します。
 今後のセイバーメトリクスの記事に関しても、投稿と同時にここに貼り付ける予定です。

 数字で見た選手の特徴や、用語説明、指標の相関関係など、おすすめ記事がありますので、ぜひ読んでみて下さい。 

打者編

セイバーメトリクス 打者編(1) BABIPについて

セイバーメトリクス 打者編(2) BABIP その年と翌年の相関

セイバーメトリクス 打者編(3) 打率と出塁率の翌年の相関 獲得すべき野手の指標

セイバーメトリクス 打者編(4) チーム勝率とOPSの相関
 
セイバーメトリクス 打者編(5) 送りバントは必要か?

セイバーメトリクス 打者編(6) ゴロとフライのOPS相関 

セイバーメトリクス 打者編(7) 得点とOPSの相関 

セイバーメトリクス 打者編(8) OPSのシーズン別の相関

セイバーメトリクス 打者編(9) wOBAと得点の相関

投手編

セイバーメトリクス 投手編(1) 防御率とWHIPの相関 
 


セイバーメトリクス 投手編(2) 勝率と防御率の相関 選手獲得の優先順位   

セイバーメトリクス 投手編(3)BABIPの注意点    

2018年ドラフト編

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(1)吉田輝星 投手 

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(2)柿木蓮 投手 

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(3)根尾昂 内野手

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(4)藤原恭大 外野手

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(5)吉田輝星投手と柿木蓮投手の数値比較

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(6)横川凱 投手

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(7)根尾昂と藤原恭大の数値比較

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(8)甲斐野央 投手

セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(9)上茶谷大河 投手


用語編

セイバーメトリクス 用語編(1)BABIPとは何か?

セイバーメトリクス 用語編(2) OPSという指標を改めて考える


チーム成績編

セイバーメトリクス チーム成績編(1) リーグ戦と交流戦の差

セイバーメトリクス チーム成績編(2)wOBAで見る巨人






 2011年、史上初の中継ぎMVPを獲得した浅尾拓也が2018年シーズンをもって現役を引退することになった。
 本記事では、浅尾拓也のMVPを獲得した年である2011年の成績の凄さを見ていきたい。
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 浅尾の2011年の主な成績は79試合に登板し87イニングスを投げ、7勝2敗 45ホールド 10セーブ 100奪三振 防御率0.41 であった。
 この成績は誰もが目を見張るものであろう。特に防御率0.41は異常なほど良い成績である。87イニングスを投げて自責点がたったの4点であったのだ。これほどまで打たれない投手は”出てきたら終わり”と打者に思わせるものであったに違いない。
 奪三振率はおよそ10.33であり、与四球率は1.55と2つの指標も平均以上である。この奪三振率と与四球率は、9回を完投したと想定した場合10個〜11個の三振を奪い、与四球は1個〜2個となる。簡単な指標を見ても、浅尾の凄さが分かる。

 次に、簡単なセイバーメトリクスの指標を見ていこうと思う。
 まず、WHIPである。
 WHIPは1イニングに何人のランナーを出したか?を示す指標で、例えばある投手が1イニングを投げて被安打1無四球に抑えた場合、WHIPは1.00となる。中継ぎ投手の場合は、1イニングだけを投げる場合が多いため、この指標は中継ぎ投手を評価するのに便利である。
 浅尾拓也のWHIPは0.82であった。
 つまり浅尾は中継ぎとして登板した試合では、1人のランナーを許すか三者凡退に抑えるかの2パターンがほとんどであった、と言える。相手の攻撃を断ち切るために浅尾という投手は非常に有益な存在であったことを示す数字である。
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 次に、FIPと呼ばれる指標を見ていこうと思う。
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される、擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 浅尾のFIPはおよそ1.07であった。FIPに関しては2.50前後に抑えれば優秀とされているが、浅尾の場合は1.00前半、もう少しで1.00を切る成績であった。
 これほどまで野手の守備力に依存せずに打者を抑える投球ができる投手はこの年、間違いなく浅尾拓也しかいなかった。

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 総合すると、2011年の浅尾拓也は、「全てにおいて平均以上であり、守備に依存しない投球を見せていた」と言えるのだ。これほどの中継ぎ投手は浅尾拓也以降、一軍には出てきていない。

以上、浅尾拓也の2011年の成績を数字で見てきた。

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 ベテランの域に達した黄金の松坂世代の選手たち。
 その名の通り松坂大輔がその中心選手であるが、中日ドラゴンズに入団し、オールスターゲームに選出されるも、この黄金世代も限界に近づいているのだろう。
 その中にあって、松坂世代である村田修一は現役を引退をすることになった。
 彼は間違いなく松坂世代最強打者である。
 しかし、横浜ベイスターズから読売ジャイアンツに移籍後、好調なシーズンもあったが期待にこたえているとは言い難かった。
 年齢問題など、限界があったのだろう。
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 村田修一は、横浜ベイスターズで長年4番三塁手を守ってきた。2007年には自身初のホームラン王のタイトルを獲得。
 そして、2008年シーズンには46本のホームランを放ち、2年連続のホームラン王に輝いた。
 その年のOPSは1,062という数値であり、恐怖すら抱く好成績を残した。

 ここでOPSとは、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、その得点との相関性は高い順にOPS>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。OPSは、7割越えで"並みの選手"、8割越えで"いい選手"と経験則から言われるなか、村田は10割を越えたのである。まさに球界一の三塁手であった。

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 そんな村田修一は、2011年オフに同じ松坂世代である杉内俊哉と同時にFA権を行使し読売ジャイアンツに移籍した。
 来たるべき2012年シーズン、巨人ファンは三塁手の固定という大きな補強を実らせ期待でいっぱいだったであろう。
 しかし2012年、その期待を大きく裏切ることとなる。2012年シーズン終了時点での村田修一の成績は、全144試合に出場し打率.252 12本塁打 58打点 OPS.690であった。
 全盛期の村田修一からしたら考えられない成績であった。
 その前の年よりも成績を落としたためなおさらである。横浜の4番と巨人の4番。重圧が違いすぎたのだろうか。バッシングを受けることも多々あった。
 しかし村田修一は2013年、見事な成績を残す。
 2013年シーズン全144試合に出場し 打率.316 25本塁打 87打点 OPS.896であった。
 村田修一はこのシーズン、バッティングスタイルを大きく変えたと考えられる。2007と2008年のようなホームランを狙う打撃ではなく、つなぐ打撃をし、ヒットの延長線上にホームランがあるとしたのではないかと推測できる。
 したがってホームランの数は25本と2007年と2008年の村田に比べては少ない数字となった。しかし、その年の8月には月間45安打という当時のセリーグタイ記録を打ち立て見事に結果を残してみせた。復活かと思われた。
 しかし2014年、また成績が低迷する。
 2012年ほどではないものの、143試合に出場し打率.256 21本塁打 68打点 OPS.732という成績であった。 その年はリーグワーストの22併殺を記録するなど2013年の打撃は復活とは言えない結果となってしまったのである。
 村田はシーズン前こう言っていた。「つなぐのではなく、もう一度ホームランを狙いたい」と。その結果の成績である。おそらく、ホームランを狙ったあまり打撃に強引さが生じ、打率と出塁率を大きくさげてしまったと考えられる。
 その後、2015年シーズン村田の成績は、打率.235 12本塁打 35打点 OPS.680であった。
 2桁本塁打を達成したものの、出塁率は.308とそれほど出塁をもできる状態ではないのである。このシーズン終盤の優勝争いの大混戦のときに、正三塁手が12本塁打、OPS.680というのはなかなか致命的である。一塁手と三塁手は打撃が求められるからだ。

 結果的に2017年オフに読売ジャイアンツから契約満了による戦力外となった。
 村田修一は独立リーグに参加するも、NPBからの声もかからず、結果的に2018年をもって現役を引退することになった。
 松坂世代はベテランの域に達し、黄金世代の時代は終わりをむかえそうにある。
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以上。村田修一について振り返ってみた。

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 クライマックスシリーズ進出へ、巨人と横浜DeNAの負けられない戦いが続く。
 この記事では、その2チームについて、現時点での投手成績を比較する。
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 横浜はチーム防御率4.31でリーグ5位、WHIP1.40でリーグ4位、セーブ数36でリーグ1位、ホールド数127でリーグ1位である。
 数字を見ると、リリーバーがかなりの割合で抑えていると言える。
 実際に、中継ぎ投手の防御率は4.18とそれほど良い成績ではないが、先発投手の防御率は4.40であるため、先発が打たれて中継ぎ投手が失点を防ぐ傾向にあると言える。そのため、横浜のセーブ数とホールド数は多くなっている。
 総合すると、横浜は「先発で打たれるが、中継ぎ投手が粘りの投手を見せ、失点を防ぎ、打線の援護を待つチーム」であると言える。

 対して巨人は、チーム防御率3.79でリーグ1位、WHIP1.29でリーグ1位、セーブ数25でリーグ最下位、ホールド数71でリーグ最下位である。
 数字を見て、横浜とは正反対の投手陣であると言える。投手全体で見ても、防御率は非常に良く、先発だけを見ても防御率は3.65という成績で、優勝した広島東洋カープよりも良い。セーブ数やホールド数では負けてはいるが、横浜よりも先発が良いため、例えばエース菅野智之やメルセデスのような投手が長いイニングを投げるケースが多く、機会が少ないのが原因だろう。
 総合すると、巨人は「先発投手が粘りの投球を見せ、中継ぎ投手が若干ながら打たれる傾向にあるチーム」と言える。

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 2チームを比較すると、「横浜は先発投手が打たれ、中継ぎ投手が抑える後半に強いスロースターター型。巨人は先発投手が粘りの投球を見せ、中継ぎ投手が若干打たれるロケットスターター型」と言えるだろう。
 前回の記事、クライマックスシリーズへ 巨人とDeNAの比較(打撃)でも紹介したが、打撃陣に関しても両チームは正反対な構造であった。投手に関しても然り。
 どちらが、どのような戦いをするのかは、野手と投手の傾向から大体わかる。
横浜は一発攻勢で点を奪い、中継ぎ投手が抑える。
巨人は出塁することで繋ぎ、先発投手が抑える。
 このような戦いを残り数試合のペナントレースでしてくるだろうし、どちらがクライマックスシリーズに進出しても、同じような戦い方をするだろうと思う。

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以上。

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 昨日、長野久義の劇的なサヨナラホームランで巨人が3位に返り咲いた。
 しかし、クライマックスシリーズ進出へ、巨人と横浜DeNAの負けられない戦いが続く。

 この記事では、その2チームについて、現時点での打撃成績を比較する。
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 まず横浜であるが、チーム打率.252 チーム出塁率. 307 チーム本塁打数175本 チームOPS.726である。打率、出塁率ともにリーグ最下位、本塁打数はリーグ1位、チームOPSはリーグ3位である。
 横浜には筒香やロペスといった一発のある打者が揃っている。しかし、ロペスに関しては打率と出塁率の差がほとんどない打者であるため、ホームランなどの長打に頼る傾向がある。 
 これらの数字や打者のタイプから読み取れることは、横浜は「打率と出塁率は捨て、ホームランを多く打つという長打の打線を組んでいるチーム」であることだ。

 
 対して 巨人は、チーム打率.255 チーム出塁率.324 チーム本塁打数141 チームOPS.722 である。
 打率、
出塁率ともにリーグ5位、本塁打数リーグ3位、チームOPSはリーグ4位である。
 巨人は全体的に打撃成績が低い。チーム成績では、これといった長所のない打線である。
 ただし、現在狙っているのはクライマックスシリーズ進出である。あくまでも比較対象は横浜だ。
 そのことを考えると、巨人は打率と出塁率に関して、横浜を上回っていることになる。
 特に注目したいのは出塁率である。出塁率は四球数に左右される。
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 名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、
 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。

 つまり巨人は横浜よりも自分のストライクゾーンをコントロールする能力が高いと言える。
 ゾーンをコントロールする能力を横浜よりも持っている事実は、残り数戦のペナントレースに大きく影響する。四球はアウトにならない確率でもあるため、打線の繋がりができるからだ。
 巨人の場合、「ホームランはそれほど打てないが、ゾーンをコントロールすることで打線に繋がりを持たせることができるチーム」と言える。


 巨人と横浜。この2つのチームは打撃のタイプがまるで違うということが数字から読み取れるのである。
 ホームランを打つ横浜か?
 ゾーンをコントロールする巨人か?
どちらがクライマックスシリーズに出場するかは、残り数戦で決まるが、数字で比較してみるとチームのタイプがまるで違い、予測することは非常に難しい。
 どちらが勝ち残るのか?非常に楽しみなところだ。

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以上。


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 広島と巨人はなぜここまで差がついているのか?
そのことについて記事、



これら全4編で、広島東洋カープと読売ジャイアンツの差について述べてきた。
 本記事では、それらを全てのことについて簡単に総括したい。
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  投手陣に関して、先発投手は広島よりも巨人の方が良いという結果であった。先発防御率は広島が4.15で巨人が3.79であった。しかし、中継ぎ投手の防御率は広島が3.91で巨人が4.10であった。
 つまり、広島の方は「序盤に打たれるが、後半に粘りを見せ、失点を防ぐチーム」であるのに対し、巨人は「序盤はある程度抑えるも、後半に打ち込まれるチーム」であったのだ。
 中でも中継ぎ投手の奪三振能力の差も、順位の差をつけた大きな要素である。中継ぎが三振を奪えなければフライボール革命の餌食になる。

 野手陣は打率、出塁率、ホームラン数、OPS、wOBAの全ての指標で広島が巨人を上回っていた。打撃陣の育成が巨人の急務である。(OPSとwOBAは打率などと同様に高いと得点能力が高くなる)
 最近では岡本和真などの若手選手が台頭してきてはいるが、広島の丸佳浩ほどの成績ではない。鈴木誠也などの野手に似た野手も巨人は育成しなければならない。

 広島のwOBAは下の図のように2016年から高い水準を維持している。2015年は少々下降したが、それでも上昇して現在の打線を作り上げた。育成球団とは2011,2012年のwOBAからわかるように弱い時期に二軍で育て上げ、一軍で開花させる広島東洋カープのような球団である。

広島のwOBA



 巨人のwOBAは下の図のように低い水準を維持する傾向にある。得点能力が低いのだ。
 2018年は少し盛り返したが、それでも敗北した。

 この得点能力の差を埋めるには、選手獲得も必要ではあるし、長打力のあるwOBAの高い選手を即戦力としてドラフトで指名するといったことをしないといけない。

巨人のwOBA


 能力差は間違いなくある訳で、今後はFAでの選手獲得や育成を重視するはずであるが、元巨人の片岡や井端をいきなりコーチにするべきではなく、篠塚和典のような実績のある育成重視のコーチを雇うべきなのである。なぜ、球団が危機的状況な中で、実績のないコーチを雇う必要があるのか、私には理解できない。
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 最後に総括として、広島と巨人の差は「中継ぎ投手の粘りとヒット、長打を打てる野手陣の打撃能力の差、そしてなかなかアウトにならない野手陣の繋がり」であった。
 この能力差は現在の順位に大きく反映されている。巨人がこれらの能力差を埋めるには、岡本和真や吉川尚輝など若手野手の選球眼を向上させること、そして澤村拓一や谷岡竜平などの中継ぎ育成をしていくことである。シーズン終盤でバント練習を重点的にするようなチームでは広島カープには勝てない。
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以上。

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 広島東洋カープと読売ジャイアンツの差は何なのか?
 この記事は、広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手 打率と出塁率編)及び、広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手 OPS編)とは少し角度を変えた、ちょっとしたセイバーメトリクスの指標を用いて、広島と巨人の差を見ていきたい。
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 wOBAという指標を見ていこうと思う。
 wOBAとは、Weighted On-Base Averageの略であり、安打や四球など得点に絡む要素に重みを付けて算出される。Weightedは日本語で荷重を掛けることを意味するので、重みという言葉を使う。
 重みとは、例えば二塁打ならば大体1.26という値で、二塁打の数に1.26を掛けることで、二塁打の数に重みを付けて、計算する。本塁打ならば得点に直接繋がるため、二塁打の重みよりも大きな、およそ2.07という重みをかけて、wOBAを大きくするように計算する。
 重み
は得点の価値を表すものと言い換えることができる。
 当然、重みが大きい本塁打を多く打てば、wOBAは大きくなる。
 wOBAが大きいほど、優秀な成績と評価され、wOBAは.320〜.330ほどになるのが一般的である。
 wOBAは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「
打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。
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 広島のwOBAは.344であり、巨人のwOBA.316であった。広島のwOBAはリーグ1位であり、巨人のwOBAはリーグ3位である。
 OPS同様に、wOBAにも歴然とした差が生じている。wOBAは得点との相関が非常に高い。そのため、チームでのwOBAの差は、得点能力の差を示すことになる。
 実際に、現時点での広島の得点は691点、巨人の得点は594点である。OPS同様、wOBAの差もチームの得点の差を生んでいると考えてもいい。要因として、ホームラン数も当然あるが、二塁打、三塁打の数もwOBAに関係してくる。しかし、広島と巨人の二塁打と三塁打はほぼ同じである。そのため、ホームラン数、安打数がwOBAの差を生んでいる。広島の安打数は1221であり、巨人の安打数は1187である。若干ながら広島の方が安打数が多い。そして、ホームラン数は広島が30本以上の差をつけて巨人を上回っている。そのため、wOBAに大きな差が生まれたのだろう。

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 ここまでを総合すると、「広島は、巨人に比べ安打数が多く、ホームラン数も圧倒的に多い。そのため、wOBAに大きな差が生まれ、得点能力に差が付いた」と言えるだろう。
 wOBAは.330を平均としているため、巨人のwOBAは平均以下、広島のwOBAは平均以上である。この結果が、広島がなぜ勝利し、巨人がなぜ敗北したか、の要因の1つと考えることができるのである。
 

以上。広島と巨人のwOBAについて、その差を述べた。



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 広島東洋カープと読売ジャイアンツの差は何なのか?
 この記事は広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手陣 打率と出塁率編)の続きであり、ちょっとしたセイバーメトリクスの指標を用いて、広島と巨人の差を見ていきたい。
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 本記事では、セイバーメトリクスの基本的な指標の1つ、OPSを見ていく。 
  OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>長打率>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。本ブログの記事、セイバーメトリクス 打者編(7) 得点とOPSの相関 において、その根拠となることを導いている。
 これまで、ボテボテのヒットでも快心のホームランでも同じヒット1本と数えられ、算出されてきた打率をさらに広げ、1塁打から本塁打まで評価できる「長打率」、それと四死球を含む出塁率を合算することにより、1塁打、2塁打、3塁打、本塁打、四球、死球など打席で起こり得ること全てを評価できる、画期的な指標がこのOPSである。
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 広島カープのチームでのOPSは.788であった。それに対し、巨人のチームでのOPSは.722であった。広島はリーグ1位のOPS、巨人はリーグ4位のOPSを記録している。
 歴然とした差が生じている。OPSは得点との相関が非常に高い。そのため、チームでのOPSの差は、得点能力の差を示すことになる。
 実際に、現時点での広島の得点は691点、巨人の得点は594点である。OPSの差がチームの得点の差を生んでいると考えてもいい。その要因は出塁率とホームランである。前回の記事で出塁率について述べたため深入りはしないが、広島の出塁率はリーグ1位である。そしてホームラン数もリーグ1位である。ホームランは長打率を最も上げる要素であり、連動してOPSも上がる。
 広島のホームラン数は現時点で172本、巨人は141本である。
 ここに、広島が勝利し、巨人が敗北した要因の1つがある。OPSの差、そしてその大きな要素のホームラン数の差。ここが広島と巨人の差である。 
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 OPSに関して総合すると、「広島は出塁率が高く、ホームランも打てる打撃能力を持つため、得点と強い関係があるOPSが高い。巨人は出塁率もホームラン数も並であるため、広島に負ける。」と言えるのである。
 OPSの差が広島と巨人の得点能力の差を生む。これが広島が勝利した要因でもあり、巨人が敗北した要因でもある。

次に、wOBAという指標で評価した広島と巨人の差を述べたい。本日19:00更新予定の
広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手陣 wOBA編)を是非読んでいただきたい。

 


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 広島と巨人はなぜここまで違うのか?
 広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(投手陣編)では投手陣について述べたが、今回は野手についてである。

 優勝を決めた時点での広島東洋カープ(広島)と読売ジャイアンツ(巨人)の打撃を比較し、広島の勝因と巨人の敗因を探っていきたい。
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 まずは、基本的な打撃評価に用いる打率である。
 広島のチーム打率は.265であった。これはヤクルトに次いでリーグ2位に当たる。対して、巨人のチーム打率は.255
であった。これはリーグ5位の成績である。
 ここでも広島と巨人の打撃の差が読み取れる。
 広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(投手陣編)でも述べたが、広島は決してチーム防御率は良くない。チーム防御率は巨人の方が上なのだ。だが広島の投手陣は、勝負強い投手陣であったことは間違いない。しかし、それだけではここまでゲーム差は付かない。やはり、打撃で大きく差を付けられたと考えていい。打率だけを調べてみても、広島と巨人の差が示されるのである。
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 次にチーム出塁率を見ていこう。
 広島のチーム出塁率は.351であり、それに対し巨人のチーム出塁率は.324であった。
 広島のチーム出塁率はリーグ1位、それに対し、巨人のチーム出塁率はリーグ5位である。出塁率はそのチームがどれだけ四球を選んだかに依存する。

 
名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、
 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。」 

 つまり広島の野手陣は自らのストライクゾーンをコントロールできる能力を持ち合わせており、対して巨人はその能力が弱かったのである。
 そして出塁率は、牽制死や盗塁死などを除けば”アウトにならない確率”であるため、広島の野手陣は自らのストライクゾーンをコントロールすることによって、アウトにならないような打撃をしたということになる。巨人はその逆である。
 ここで間違いなく大きな差を付けられた。アウトにならないように自分のストライクゾーンをコントロールする打撃能力を広島は手に入れていたのである。

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 ここまでを総合すると「広島は打率が高い、つまりヒットを打てる。そしてストライクゾーンをコントロールする能力を持ち合わせており、アウトにならない、つまり繋ぐ打線を形成していた。対して巨人は、打率も低いためヒットは打てない、出塁率も低く、ストライクゾーンのコントロールができない打撃をしていた。」ということになる。
 大きな差を打率と出塁率だけで付けられた、と言えるのだ。広島が勝利し、巨人が敗北する要因が顕著に表れている。 

 
 次に、セイバーメトリクスで広島と巨人の差を述べる。本日13:00及び19:00更新予定の広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手陣編)2つの記事を是非読んでいただきたい。


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