野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

2018年10月

はじめに
 上原浩治が自由契約になったことは非常に残念である。
 しかし、残念ではあるが、巨人ファンは上原浩治を誇りに思う人は多いだろう。
 本記事は、二部構成のPart2としてPart1(リンク)に引き続き、2007年の上原浩治に焦点を当てて凄かった成績を見ていく。
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FIP

 
FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。
 上原浩治の2007年のFIP1.89であり、2007年のセリーグ中継ぎ投手の中で2位の成績である。
 1位は藤川球児であるため、ここに巨人阪神のせめぎあいが見てとれる。
 つまり上原浩治は、"自分が責任である失点"が藤川球児の次に少なかった。
 これは凄いとしか言いようがない
 

K/BB

 間違いなく上原浩治が絶対的なクローザーと確信せざるを得ない成績がある。それが、K/BBである。
 K/BBとは与四球と奪三振でその投手の制球力や奪三振力をはかる指標である。
 これは見たまま奪三振を与四球で割った数字である。
 わかりやすく言えば、「1つの与四球の間にいくつ三振を奪えるか?」ということを示す指標であり、主にコントロールの良し悪しを評価するときに使う。
 一般的な経験則から3.50を超えると優秀な投手という評価がつく。
 2007年、阪神のクローザー 藤川球児のK/BBは
 6.39であった。
 この藤川球児の成績でもかなり優秀である。
 しかし、上原浩治のK/BBは16.50であった。
 群をぬいていた。
 1つの四球を与える間に三振を16個以上奪っていたのだ。
 信じられないほどの制球力と奪三振力がないと、ここまでいかない。
 まさに
 絶対的という言葉がふさわしいだろう。
 これがあらゆる指標の中で最も凄いと言える成績である。
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まとめ
 Part1およびPart2で上原浩治が2007年、どれほど凄かったかを見てきた。
 お若い方は上原浩治はメジャー帰りの「昔の人」という印象しかないかもしれない。
 しかし、全盛期は絶対的なエース、守護神であったことを伝えたかった。
 「昔の人」ではなく今も決して悪い成績を残しているわけではない。 
 怪我もあり、今後の動向が気になるところではあるが、まだ十分活躍できる選手である。
 巨人ファンとして、上原浩治を今後とも応援していきたい。

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はじめに
 上原浩治が自由契約になったことは非常に残念である。
 しかし、残念ではあるが、巨人ファンは上原浩治を誇りに思う人は多いだろう。
 メジャーリーグの名門 ボストンレッドソックスのクローザーを任されていた。
 2018年もある程度の成績は残せていた。
 その上原浩治が巨人時代で最も輝いた年の1つ、巨人のクローザー時代、2007年に焦点を当ててみる。

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防御率
 まずは防御率である。
 クローザーにしろスターターにしろ、防御率は最もその投手を評価しやすい基準となる。
 上原浩治の2007年、防御率1.74を記録した。
 防御率を1点代に収めているというのは経験則として非常に良い成績である。
 これは凄いと呼べる要素の1つである。
 

WHIP

 次に言いたいのは、WHIPである。
 WHIPとは、「1イニングあたり、何人のランナーを背負うか?」を表す指標である。
 この指標はかなり単純で、走者を出さなければ失点する可能性が低いという意味で浸透しており、メジャーリーグでは標準的に用いられる。
 最近では日本でも注目され始めている。
 特に、基本的に1イニング程度でマウンドを降りる中継ぎ投手において、この数字は大きく評価するべき指標なのである。
 上原浩治は2007年、WHIP 
0.82を記録している。
 この数字は12球団で1位の数字である。
 つまり上原浩治は2007年、
最もランナーを出す確率が低かったということになる。
 これも凄いと呼べる要素の1つだろう。


奪三振率と与四球率 
 上原浩治は2007年、奪三振率 9.58を記録している。
 奪三振は、投球回数以上の奪三振、つまり奪三振率9.00以上あれば優秀であると言われる。
 上原浩治は9.00を大きく上回り、もう少しで10.00を上回るほどの好成績を収めた。
 奪三振能力は先発時代もクローザー時代も健在であった。
 そして何より素晴らしいのが与四球率である。
 上原浩治は2007年、62イニングスを投げて与えた四球はわずか4つである。
 これは与四球率にすると、0.58である。
 奪三振率と与四球率を考えると、「仮に9回を完投した場合、9個〜10個の三振を奪え、与四球を1個もしくは無四球で終わらせることができる」という計算になる。
 これは凄いとしか言いようがない成績である。
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第一部まとめ
 2007年の上原浩治の凄さをわかりやすい指標で示した。
 奪三振能力と制球力、ランナーを背負わない投球、凄い部分が非常に多い。
 しかし、2007年の上原浩治はこれらの成績以外にも凄い部分がある。
 本日更新予定のPart2ではさらに深掘りした凄い成績を評価する。

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はじめに
 ジャクソンが広島カープの中継ぎ陣を支えていたことは間違いない。
 本記事は、セイバーメトリクス 選手編(広島) ジャクソンの投球(Part1)に引き続き、ジャクソンの2018年の投球について考察する。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、
登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。

WHIP
 第一部でも説明したことではあるが、WHIPについてもう一度考えてみる。
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、それほど良い数字ではない。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。
 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因であり、課題である。

K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 ジャクソンのK/BBは1.85である。
 K/BBは3.50を上回れば優秀と評価される。
 ジャクソンの成績は3.50を大きく下回っている。
 優秀とは言いがたく、良くない成績であると言える。
 この理由は明確である。
 ジャクソンの奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.46であり、奪三振率に関しては平均以上の成績を残している。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く5.12であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるということだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
 

FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 ジャクソンはおよそFIP4.50という成績を記録した。

 チームメイトの一岡竜司のFIPは3.74であり、大瀬良大地のFIPは3.69である。
 これらと比較すると4.50という数字は良くない成績になる。
 ジャクソンのFIPが悪い理由も与四球にある。
 一岡竜司の与四球率は3.53
大瀬良大地の与四球率は2.03であり、ジャクソンの与四球率5.12よりも良い数字である。
 つまり、一岡竜司や大瀬良大地のFIPと、ジャクソンのFIPは、自己責任である与四球の多い少ないで差がついたと考えるのが自然な流れである。
 特に、一岡竜司とは奪三振率や被本塁打率はそれほど変わらない。
 そのため、一岡竜司との差は与四球でしかない、つまりコントロールで差がついたと言えるのだ。
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まとめ
 第一部と第二部の二部構成でジャクソンの成績について徹底解剖してきたが、総括するとジャクソンは、「奪三振能力は非常に高く、ピンチを三振で切り抜けられる能力は高いが、他のあらゆる指標において、コントロールが悪いことが理由に成績が悪化してしまった投手である」と言える。
 コントロールが課題の投手は多くいるが、ジャクソンは特に課題が大きい。
 今後、ジャクソンのコントロールが広島カープの命運を握るかもしれない。

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参考にしたサイト
1.スポナビ

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