はじめに
 日本シリーズ進出、そして日本一の座をソフトバンクに許した西武ライオンズであったが、西武ライオンズはパリーグ優勝を果たした球団である。
 2018年シーズン、西武ライオンズがパリーグ優勝を果たした最も大きな要因は、山川穂高の台頭である。

 本記事では、二部構成の第一部(Part1)として、山川穂高の2018年シーズンの主な成績を考察し、その凄さを見ていく。
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成績一覧
 山川穂高の2018年シーズンの主な成績は、出場143試合(全試合) 打席数647 打率.281 本塁打47本 打点数124 出塁率.396 OPS.985 BABIP.271 wOBA.418 wRAA 53.04 である。
 並べてあるだけでは意味がないので、順に説明していく。

打率 本塁打 打点
 打率.281 本塁打47本 打点数124という成績は、同じ西武ライオンズの中村剛也を彷彿とさせる。
 打率は特別高い方ではない。
 パリーグの規定打席に到達している29人の中で11位の成績である。
 ただ、中村剛也の全盛期も同じように打率3割弱でありながら、40本塁打100打点以上をマークするタイプであった。
 そのため、中村剛也二世と言われている理由が非常にわかる。
 本塁打47本はリーグトップであり、打点数124は同じ西武ライオンズの浅村栄斗に次いでリーグ2位である。
 スラッガーとして覚醒したことが本塁打と打点からも非常にわかる。

出塁率
 出塁率はセイバーメトリクスの基本である。
 山川穂高は出塁率.396を記録し、この成績は29人中リーグ5位の成績である。
 打率はリーグ11位にも関わらず、出塁率はリーグ5位に位置している。
 出塁率は「打率と四球数」でほぼ決まる。
 そのため打率がそれほど高くない山川穂高は、いかに多くの四球を選んだか、ということが非常によくわかる。
 実際に四球数は88個であり、これはリーグ2位の成績に当たる。
 本ブログでは何度も引用したものではあるが、名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、

 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。

 と言われている。
 「マネーボール」の言葉通りに言えば、山川穂高は、選球眼が良く”ストライクゾーンをコントロールする能力”が非常に高いと言える。
 そのため、山川穂高は
”ストライクゾーンをコントロールする能力”が非常に高い、つまり自分のストライクゾーンがよくわかっていると言える。
 この能力は、出塁率で単純に考えると、リーグ5番目に良いと言える。
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OPS
 OPSとは、「出塁率+長打率」で算出される成績であり、得点との相関が打率や出塁率、長打率よりも高い、セイバーメトリクスの指標の1つである。
 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 山川穂高は、
OPS.985を記録している。
 この成績は、ソフトバンクの柳田悠岐に次いでリーグ2位である。
 純粋にOPSだけを見て、得点との関係を考えるならば山川穂高は、「リーグで2番目に得点に絡む能力が高い」と言える。
 OPSは.900を上回ればスター選手であり、1.000を上回ればMVP級の選手と評価される。
 そのため、山川穂高の成績は、MVP級の成績に非常に近い。

第一部まとめ 
 ここまで、山川穂高の基本的な打撃成績を見てきた。
 第一部の本記事を総括すると山川穂高は「長打を打つ能力が非常に高く、自分のストライクゾーンをコントロールする能力、すなわち選球眼に優れ、得点に絡む能力も非常に高い選手である」と言える。
 ここまでが第一部であるが、本日更新日本シリーズ進出を逃したが、 ”山川穂高” は本当に凄い!(Part2)では、さらに踏み込んだ山川穂高の成績評価をしていく。

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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.マイケル・ルイス著 マネーボール

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