はじめに
 日本プロ野球のドラフト会議は不公平である。
 日本の野球ファンはクジ引きのドラフト会議を公平だと思わされているだけだ。
 クジ引きのドラフトを行うことで、万年最下位と呼ばれるチームやチーム再建が上手くいかないという事態が出てくることも気付かされていない。
 本記事は実例を元に、「不公平なドラフト会議とは何か?」「公平にするためにはどのような制度にするべきか?」といった内容である。  

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横浜の例
 横浜DeNAベイスターズは横浜ベースターズ時代から数えて、ちょうど20年間リーグ優勝はない
 常に最下位の時期も何年か続いた。
 ここ数年ではラミレス監督による手腕で、クライマックスシリーズ争いや日本シリーズ進出まで漕ぎ着けるようになったが、それでもリーグ優勝はできていない。
 各リーグ6球団で争われるリーグ戦で、なぜ優勝ができないのか?
 そのことに大きく関係しているのが、ドラフトである。

 日本のドラフト会議はクジ引きで1巡目の選手を獲得する。これはジャンケンと同じで一見公平なことであると思えるが、実は不公平なものだ。

アメリカの公平なドラフト
 アメリカのドラフトでは、完全ウェイバー方式のドラフトを行なっている。
 これは、前年に全球団の中で勝率が低い順に好きな選手を指名し、交渉権を獲得する方式である。
 このドラフトのおかげで、メジャーリーグの球団は再建期と全盛期を繰り返すことができる。

ヒューストン・アストロズの例
 アストロズは2011から2013年まで、毎年100敗以上するチームであった。
 その結果として、3年連続で好きな選手を1番始めに指名できる権利を得ることができた。

 その全体1位指名でスター選手になったのが、2015年新人王のカルロス・コレアである。
 コレアは現在のアストロズ打線において、3番もしくは4番を打つショートとして活躍中である。 

 そして、アストロズは2014年のドラフトで全体1位で指名した選手と契約合意することができなかった。 
 そのため、MLBからアストロズへの救済処置として翌年2015年に全体2位で好きな選手を指名できる権利を得た。
 その全体2位で指名した選手がアレックス・ブレグマンだ。

 カルロス・コレア、そしてアレックス・ブレグマンはオールスターにも選出されるほどの選手に成長した。
 この2人の存在があったからこそ、アストロズは3年連続100敗するチームから、2017年と2018年の2年連続で100勝するチームになり、2017年メジャー30球団の頂点”ワールドチャンピオン” に上り詰めることができた。

 これこそ、公平性を考慮したドラフトである。
弱いチームから強いチームへ
 日本でこの制度を導入すれば、現在の中日ドラゴンズや楽天ゴールデンイーグルスといったチームがドラフト会議という場で大きな補強をすることができる。

 資金潤沢な球団も少しずつ下位のチームに追い越され、追い越された翌年のドラフトでは好きな選手を自由に選べる。そしてまた順位が入れ替わる。
 こういったドラフトこそ公平性を考慮されたものではないだろうか?

16球団になったらどうする?

 16球団になったら尚更である。
 仮に16球団構想が実現した場合、プラスされた4球団は圧倒的不利であることは間違いない。
 しかし、このドラフト制度があれば不利な状況から挽回できるチャンスを与えられることになる。潤沢な資金がなくても勝てる可能性が出てくるのだ
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まとめ
 ドラフトはドラマと思っている人もたくさんいると思う。
 しかし、ドラマより大事なのはチームの勝利である。
 勝利を手にするのは選手層が厚い球団だ。
 選手層を厚くするためにはドラフトで獲得しなければならない選手がいる。
 そのために、順番に選んでいく制度、完全ウェイバー方式を導入し、公平性を保つドラフトにしなければならないと考える。
 野球ファンはドラフト会議の
致命的な欠点と言えるクジ引きが公平だと思い込まされていると言える。

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参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp 
記事終了