はじめに
 巨人の菅野智之と推定年俸6億5000万円で契約をし、絶対的エースの座を射止めた。
 また山口俊とも推定年俸2億3000万円で契約を更改し、メジャーリーグ帰りの岩隈久志も獲得することができた。
 そんな巨人の先発ローテーションはどのようになるのだろうか?
 本記事では、2019年の先発ローテーションを成績や実績から予想していく。
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先発ローテーション予想
 まず結論から述べていく。
 日本プロ野球の場合、先発ローテーションは基本的に6人で組まれるが、以下が読売ジャイアンツの先発ローテーションの予想である。

1. 菅野智之 
2. 山口俊
3. メルセデス
4. 今村信貴
5. 岩隈久志
6. 田口麗斗

といったローテーションになると考えている。

1. 菅野智之 

 菅野智之の1番手は誰も文句の付けられない起用であろう。
 推定年俸6億5000万円で2019年を迎える。
 2018年は沢村賞を獲得し、その成績は15勝8敗 投球回数202イニングス 防御率2.14 奪三振数200 WHIP1.00 FIP2.63である。
 ここで用語の説明をする。

 WHIPとは、「1イニングスを投げて何人のランナーを背負ったか?」を示す指標であり、被安打1で無四球に抑えればWHIP1.00が記録される。

 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される
擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。

 少々横道に逸れたが、ここまでが用語の説明であり、菅野智之の成績を見ていく。
 まず勝利数、防御率、奪三振数は全てリーグトップであり投手三冠に輝いている。
 またWHIPもリーグトップの良さで、1.00を記録している。2位の大瀬良大地がWHIP1.01であるため、僅差ではあるが、菅野智之は最もランナーを背負わなかった投手であった。 
 また、上では紹介していないが、制球力も非常に高く、与四球率1.65を記録し、合格点である2.50未満を余裕でクリアしている。
 被本塁打も少なく、被本塁打率0.62で広島のジョンソンに次いでリーグ2位の成績を誇る。
 奪三振率も素晴らしく、8.91であり横浜DeNAの東克樹に次いでリーグ2位である。
 これらの成績をまとめると、菅野智之は「仮に9イニングスを完投した場合、三振をおよそ9個奪い、四球は1個〜2個しか与えず、本塁打も0本か1本に抑える」という計算になる。
 これを考えるとFIP2.63という好成績も頷ける。
 FIPは3.00未満に抑えれば優秀であるとされる。
 菅野智之のFIPは優秀であり、FIPの特性上、奪三振数、与四球数、被本塁打数から算出されるため、菅野智之は自己解決能力が非常に高いと言える。

 菅野智之の数字の素晴らしさは、まだこれだけでは語り尽くせないが、まさにエースに相応しい成績であり、1番手投手として間違いなく起用される根拠である。

2. 山口俊
 やはり2番手投手は山口俊で決まりであると考える。
 年俸2億3000万円で契約更改を終えたこともあり、比較的信頼されている投手の1人である。
 2018年の成績は
9勝9敗 投球回数154イニングス 防御率3.68 奪三振数144 WHIP1.21 FIP4.06 である。
 菅野智之と比較すると当然ながら劣るが、2番手投手としては悪くない成績である。
 セリーグでは規定投球回数に達した投手が8人しかおらず、その1人が山口俊である。
 多くのイニングを投げられる投手は
イニングイーターなどと呼ばれ、完投できなくても防御率2.00〜4.00弱あたりの成績で規定投球回数以上を投げられる投手は特に巨額の契約を提示される可能性が高い。
 なぜ重宝されるかと言えば、中継ぎ投手で質の高い1イニングを絞り出すことは非常に大変だからである。
 防御率3点台の先発投手が6回2失点で降板し、中継ぎ投手で打たれて負けるよりかは、7回2〜3失点に抑えて降板し、後は中継ぎ投手に任す方が、温存、中継ぎ投手に交代した後の相手打線の打撃、1イニングの質、など色々考えてもリスクは少ない。
 そのため、先発投手はイニング数を多く投げた方が良い。
 山口俊の場合、防御率を3点台に収めており、ある程度質の高いイニングを投げられたと言える。
 奪三振率は8.42であり、比較的優秀である。
 しかし、与四球率が3.51であり、制球難であることは否めない。
 被本塁打率は1.05であり、比較的悪い。
 三振を奪えても、「四球を与えること」そして「本塁打を打たれやすいこと」が影響し、FIP4.06というお世辞でも良いとは言えない成績を残してしまった。
 まだ改善の余地がある投手だが、2番手ということを考えると我慢できるレベルではあると考える。

3. メルセデス 
 メルセデスは非常に短い期間で台頭した投手である。
 2018年のクライマックスシリーズに出場できたのはメルセデスがいたからと言っても過言ではない。
 投球回数は92イニングスであり少ないが、防御率2.05を記録した投手である。
 奪三振率が5.18であり、三振の奪える投手ではない。
 「インフィールドに飛んだ打球がヒットになる確率」は一般的な平均が.300であるが、メルセデスはおよそ.230であることを考えると、打たせて取る投手であることが読み取れる。
 与四球率が1.57であり、規定投球回数をクリアしてはいないものの菅野智之よりも良い成績を収めている
 WHIP0.92、FIP3.10を記録したこともあり、
山口俊よりも安定した投球が見込めると考える。
 1年間を通して投げたことがないため、未知数なところが多い投手である。
 よって今のところは3番手が相応しいと考えている。

4. 今村信貴
 今村信貴は2018年に先発投手として開花した選手の1人である。
 投球回数は80イニングスであり少ないが、防御率3.86は平均以上の成績である。
 まだ未成熟な部分があるのは否めない。
 例えば与四球率が3.04で制球難の部類である。また被本塁打率も0.94で安定した投球は見込めない。
 ただ、2019年で25歳という年齢を考えると、今後の巨人の左の先発投手を担う第一候補であることは間違いなく、経験をさせる意味でも4番手として起用させる方が良いと考える。

5. 岩隈久志
 過去の記事、「読売ジャイアンツは2019年シーズン、何が起きて何が変わるか?」でも述べたことを抜粋する。
 岩隈久志の加入で巨人の先発ローテーションの選択肢が広がったことは間違いない。
 ただし、岩隈久志を獲得したと舞い上がっていても、来シーズン38歳を迎える大ベテランである。

 岩隈久志は2018年シーズンのメジャー登板はない。
 怪我でマイナー暮らしが続いた。
 マイナーでの登板も2試合に留まり、3イニングスしか投げていなく、防御率も3.00という成績である。
 登板機会があまりにも少なく、メジャーから日本に復帰したソフトバンク時代の松坂大輔のようになる可能性も否定できない。
 そう考えると過度な期待をしない方がいいかもしれない。
 しかし、明るい要素は1つだけある
 それは岩隈久志のマイナーでの登板がシーズン後半であったことである。
 岩隈久志はシーズン前半に怪我で出遅れ、シーズン後半まで登板することができなかった。
 しかし、2018年シーズン後半の8月26日に1イニングと8月31日に2イニングスを投げ、ようやく登板できる状態にまで戻ったということで、これは復調の兆しがあると言っていいかもしれない。
 3イニングスの登板でシーズンを終えたが、岩隈久志自身がまだ現役続行ができると考えているため、シーズン後半での2試合は価値のあるものだったと考える。
 岩隈久志は復調の兆しがあったとしても、まだ未知数であることから、まずは4番手や5番手で起用していくことが無難であると考える。

6. 田口麗斗 
 6番手の投手は難しい。
 野上亮磨を起用してもいいし、もしかしたら状況によっては吉川光夫を起用する可能性もある。
 そのため、田口麗斗を必ずローテーションに入れるとは言い切れない。
 2018年シーズンは86.1イニングスを投げて、2勝8敗 防御率4.80という非常に不甲斐ない成績を残したと言っていい。
 2017年シーズンは170.2イニングスを投げて、防御率3.01であったことを考えると、まだ見限るのは早いと考えている。
 野上亮磨や吉川光夫でも良いが、最も若い田口麗斗を起用が今後の育成を考えても最もベストであると考える。
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まとめ
 以上が読売ジャイアンツの2019年の先発ローテーションの予想である。
 あくまでも怪我などは考慮に入れていない予想であるため、当然入れ替わりはあるが、ある程度はこの6人でローテを回すのではないかと考えている。
 未知数な投手も多い。
 だが、やはりエース菅野智之を筆頭に、2018年シーズンでチーム防御率リーグ1位を記録した先発投手陣であるため、期待は持てると考える。
 

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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.Wikipedia
3.日本野球機構,NPB.jp 
記事終了