はじめに
 読売ジャイアンツ丸佳浩炭谷銀仁朗岩隈久志中島宏之ビヤヌエバクックなど大型補強を行い、戦力は盤石に思える。
 そんな巨人に弱点はあるのだろうか?
 本記事では巨人の強みと弱みと弱みを見ていく。
 本記事の題目の巨人の弱点に関しては、記事の後半で述べるため、弱点だけを見たい場合は画面をスクロールして頂きたい。

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巨人の強み
 巨人の強みは打線と先発投手である。
 打線と先発投手を分けて述べていく。

強み1 打線
 打線は2018年の得点数は625点でリーグ3位の成績であったが、丸佳浩の加入だけを考えても、得点数はリーグ順位1位を争うレベルになる。それは本ブログの2019年の巨人の変化についての記事で述べている。
 簡単に抜粋すると、


 巨人は2018年の外野手は
陽岱鋼ゲレーロという穴があった。
 レギュラーではなく併用されていた陽岱鋼とゲレーロの2人の成績を、レギュラーになることは確実である丸佳浩の成績に置き換えるとどうなるか?

(前置きとしてwRAAという指標を使用。その指標についての難しい話はしないが、増やした得点数が陽岱鋼は約–0.90、ゲレーロは約+10.94、丸佳浩は約+60.82ということを元に述べる。)
 2018年シーズン、不良債権である陽岱鋼とゲレーロを併用していたが、この2人を使うことによって巨人はおよそ
+10点の得点を増やすことができた。
 しかし、丸佳浩1人を固定して使った場合、およそ+61点を増やせる計算になるため、単純計算で丸佳浩が2人分を代わりに出場すれば、現状の巨人の得点をおよそ+51点増やすことになる。(単純に+10点から+61点になった場合、その差は+51点である) 
 これを巨人の2018年の得点数625点にプラスすると676点であり、2位ヤクルトスワローズの得点数658点を大きく上回る。
 つまり、得点能力はリーグ2位になる。
 さらに言えば、広島カープが丸佳浩を放出し、代わりに平均的な打者で丸佳浩のポジションを置き換えた場合、2018年の得点数721点から丸佳浩が稼ぐ得点数である+61点を引けば、660点となり、巨人より得点力が下回ることになる。
 つまり、巨人がリーグ1位の得点能力があるチームとなる。
 陽岱鋼とゲレーロには申し訳ないが、丸佳浩の加入で2人の不良債権がいなくなってもリーグ優勝できるだけの得点力を得ることができる。

 ということになる。

 これを考えると先にも述べた通り、巨人の打線は大きな強みである。
 得点力は優勝できるレベルである。

強み2 先発投手
 次に先発投手である。  

 先発投手は2018年シーズンは菅野智之山口俊メルセデス今村信貴など好投手が名を連ね、先発防御率はおよそ3.60という成績を収めている。
 さらに2019年シーズンは
岩隈久志を加え、盤石の先発投手陣と言ってもいい。
 特に登板機会が多かった菅野智之と山口俊の功績は大きい。
 菅野智之は202イニングス、山口俊は154イニングスを投げ、規定投球回数を余裕でクリアしている。
 中継ぎ温存や良質な1イニングを絞り出すという観点から、イニングを多く投げられる投手をイニングイーターなどと言うが、菅野智之と山口俊はまさにそれである。
 メルセデスや今村信貴も多くのイニングを投げられる力量があれば、巨人の投手陣は間違いなくリーグNo.1の投手陣となる。実際に現状でも先発防御率は2018年シーズンでリーグ1位である。
 岩隈久志は2018年シーズンにメジャーリーグでの登板はなく、過剰に期待するのも考えものである。
 しかし、岩隈久志は肩の故障から復調の兆しがある。
 その証拠にマイナーリーグでの初登板は2018年シーズン終了間近の8月26日に1イニング、8月31日に2イニングスを投げて、防御率3.00である。
 シーズン序盤は怪我のため投げられなかったが、後半でようやく投げられた、つまり復調してきたと言える。
 もしも、岩隈久志が順調なスタートを切れば、巨人にとっては大きな戦力となる。

 ここまでが先発投手の強みである。 


巨人の弱み
 本記事の題目にもある通り、巨人の弱点は何なのか?について述べていく。
 強みが非常に大きいため、弱みが隠れているが、無いわけではない。
 主に二塁手中継ぎ投手ついて述べる。

二塁手

 巨人は仁志敏久の後継として10年以上も二塁手に悩まされてきた。
 2018年シーズンは吉川尚輝田中俊太の2人が台頭したように思えるが、吉川尚輝は2018年で増やした得点は無く、wRAA −4.86であり、つまりおよそ5点減らしたことになり、平均的な打者を打席に立たせた方が得点力が上がる計算になる。
 田中俊太も同様に、wRAA −7.54であり、平均以下である。
 そう考えると、浅村栄斗を西武ライオンズから獲得することが最も優勝に近づく補強となったはずであるが、巨人はそのチャンスを逃し、二塁手を自前で育てる必要がある。
 10年以上も悩んでいる二塁手というポジションを簡単に埋める選手は出てこない。
 2019年シーズンは吉川尚輝と田中俊太のどちらかが守ることになると考えるが、過大な期待はできない。

中継ぎ投手
 中継ぎ投手不足は大きな弱点である。
 山口鉄也西村健太朗が引退し、巨人の黄金時代を支えた中継ぎ投手陣が世代交代をする時期に差し掛かった。
 しかし、イマイチ世代交代ができていない。
 実際に巨人の2018年シーズンの中継ぎ投手の防御率はおよそ4.10であり、先発投手の防御率およそ3.60との差が大きい。まさに弱点である。
 吉川光夫を先発投手から中継ぎ投手へコンバートする予定であり、勝利の方程式の一角を担うことは間違いないが、全盛期の山口鉄也や西村健太朗ほどの成績を期待できるかは定かではない。
 「森福允彦は絶対に使うべき」という旨の記事を書いたことがあるが、首脳陣は2018年時点でその価値に気づいていなかった。
 原辰徳監督森福允彦を起用するかは定かではない。
 新たに巨人にはライアン・クックという抑え候補を獲得した。
 クックは全盛期にオークランド・アスレチックスというメジャーの球団で2012年と2013年の両年とも70試合を上回る登板をして、防御率2点台という成績を収めたこともある。
 だが、2014年以降のクックは成績は下降し、2018年にシアトル・マリナーズから自由契約となった。
 アメリカの野球と日本の野球は別世界であり、阪神のメッセンジャーや全盛期の巨人のマシソンのように対応力のある投手は大きく成功するが、クックに対応力があるかどうかは定かではない。

 中継ぎ投手に関して、吉川光夫、森福允彦、クックの3パターンの定かではないことを述べたが、これは巨人の中継ぎ投手が不安定な証拠でもある。
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まとめ
 ここまで、巨人の強みと弱みを見てきた。そして、本題である弱点について多くを述べた。
 巨人が弱点を克服するためには、補強が終わった今、育成すること以外に考えられない。
 そのため、原辰徳監督をはじめとするコーチ陣に掛かる期待と不安が大きいのがファンとしての気持ちである。

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