はじめに
 読売ジャイアンツのキャプテンである坂本勇人は一人卓越した成績を残している。
 なぜ坂本勇人がここまで調子がいいのかは定かではないが、数字だけを追うと、その凄さがよくわかる。
 本記事では2019年シーズンの8月7日時点での坂本勇人をピックアップして、坂本勇人の凄さを表す数字の数々に触れていきたい。 

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1つ目の数字 本塁打
 今年の坂本勇人を象徴する成績は間違いなく本塁打の数であろう。
 2019年8月7日時点で坂本勇人は29本塁打を放ち、およそ42本〜43本ペースで本塁打を放っている。
 この数字を遊撃手としては異例の数字である。
 42本の本塁打を放てば、元中日ドラゴンズの宇野勝が1985年に記録した遊撃手の最多本塁打記録である41本塁打を上回る。
 もしも打率.300台で42本塁打以上を打つことができれば歴代最強と言っていい遊撃手となるだろう。
 また、面白いことに本塁打の多い打者の特徴も大きく示している。それは三振の数である。
 坂本勇人の三振の数は、自己ワーストで2009年の101三振である。
 だが、坂本勇人は残り43試合を残している時点で三振数が90もある。これはシーズンとしては130三振前後のペースであり、恐らく自己ワーストを記録するだろう。
 過去に本ブログで三振と長打の相関(記事リンク)を表したことがあった。その記事では、およそ相関係数が0.382を記録していた。難しい話はここではしないが、簡単に言うと長打を打つことと三振が多いことはある程度、セットで考えてもいいと言える。 
 これらの結果から言えることは、坂本勇人は例年にも増して長打を打つ意識が強く、その結果として本塁打が多くなっていると言っていい。
 いずれにせよ本塁打は打者の最も重視すべき指標の1つであるため、坂本勇人の本塁打の数は非常に優れていると言って良い。  

2つ目の数字 OPS
  2つ目としてOPSが挙げられる。
 OPSとは「出塁率長打率」で算出される数字で、打率や出塁率よりも得点との相関が強い。一般的にOPS.900を上回ればスター選手であり、OPS1.000を上回ればMVP級必至と言える成績である。
 坂本勇人のOPSは2019年8月7日現在でOPS.968であり、この成績は広島カープ鈴木誠也に次いでリーグ2位の成績である。
 この成績も遊撃手としては異例である。
 過去に西武ライオンズ時代の松井稼頭央が残したOPS1.006が遊撃手の最高記録であるが、その成績に追い付くレベルの成績である。
 歴代最高の遊撃手の異名を持つ松井稼頭央に追いつき、坂本勇人が誰もが認める歴代最高の遊撃手と言われる日は近いのではないか、と思わせられる。
 坂本勇人が圧倒な数字でチームの勝利に貢献していることがわかる。  
   

3つ目の数字 wRAA
 最後にwRAAという成績を見てみようと思う。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。坂本勇人が2019年シーズンの8月7日時点で残しているwRAAはおよそ
+38.33である。
 つまり、坂本勇人は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて38点〜39点の得点をチームにもたらした」と言える。
 この成績は、広島カープの鈴木誠也、そしてヤクルトスワローズ山田哲人に次いでリーグ3位である。
 
リーグで3番目に得点を増やした打者であると言っていい。
 これを考えると、キャプテンとしてどれだけ打撃でチームに貢献してきたかがわかる。  

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まとめ
 以上の3つの成績が坂本勇人の特に優れた成績である。
 打率や打点なども素晴らしい成績を残してはいるが、特に価値の高い「本塁打、OPS、wRAA」の3つに絞って坂本勇人の凄さを語ってきた。
 これからリーグ優勝、日本シリーズ制覇に向けて更なる活躍を願うばかりである。 

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参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia
3.ベースボールキング

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