はじめに
 2019年シーズン、8月9日の巨人vsヤクルト戦は非常にエキサイティングな試合であった。6点差を跳ね除け、見事な逆転勝利を成し遂げた。
 ゲレーロの2打席連続本塁打も素晴らしいが、何より同点の2打席連続本塁打を放った岡本和真の貢献度は非常に高い。
 本記事では、その若き四番の岡本和真に焦点を当て、2019年の成績を徹底解剖する。
スポンサーリンク
岡本和真の成績
 8月9日の試合で岡本和真が2打席連続本塁打を放ち、見事に同点に追いついた訳であるが、実際に復調したと考えて良いのだろうか?
 岡本和真の2019年シーズンの成績は8月10日現在で、
449打席に立ち、打率.256 出塁率.336 本塁打21本 OPS.793 wRAA +13.37を記録している。
 これらの成績の詳細は後に述べるが、まずは8月の成績を見ていきたい。

8月の成績
 岡本和真の8月の成績は8月10日現在で、打率.258 出塁率.314 本塁打4本 OPS1.024 が主な成績である。
 この成績を見ると、打率は8月に入ってからの大きな伸びはなく、出塁率もそれほど高くはない。
 ただし、本塁打が8月上旬の時点で4本であり、OPSが1.024となっている。
 
OPSとは、「出塁率長打率」で算出される数字で、得点との相関が、打率や出塁率よりも高い指標である。
 OPSは1.000を越えればMVP級の成績と言われる。この高いOPSが記録できた要因はまず間違いなく本塁打を打つことで稼いだ長打率の影響である。
 シーズンを通してこの成績が継続できれば文句なしではあるが、シーズン序盤の不調の影響を考えると、シーズン通しての成績はそれほどの伸びはない。
 だが、
8月の岡本和真はOPSに限って言えば復調の兆しを見せていると言っていい。

2019年の本塁打数
 8月10日現在で岡本和真はシーズンで21本塁打を放っている。 これはシーズン終了時点までで計算すると29本〜30本ペースである。
 先にも述べたように、岡本和真は長打率の影響でOPSが極端に改善され始めている。
 そのため、2年連続の30本塁打は現実的な話ではある。
 本塁打王になるのは難しいが、ある程度のノルマは達成できると考える。

2019年のwRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。岡本和真が2019年シーズンの8月10日時点で残しているwRAAはおよそ
+13.37である。
 つまり、岡本和真は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて13点〜14点の得点をチームにもたらした」と言える。
 wRAAは+10.00以上を記録すると平均以上の成績であると一般的には言われているため、岡本和真はシーズンを通じて平均以上の打撃成績を残していると言っていい。
 昨年の2018年シーズン終了時点での岡本和真のwRAAが+43.27であったため、昨年と比較すると2019年シーズンの成績は急降下したことは一目瞭然であるが、それでも平均以上の成績を残していることは賞賛に値する。
 余談であるが、「平均的な打者と置き換えて何点増やしたか?何勝を積み上げたか?」を評価することはメジャーリーグのオークランド・アスレチックスが取り入れ始めた手法であり、今後の日本プロ野球でも注目されてくることは間違いのない野球観である。
スポンサーリンク
まとめ
 簡単に岡本和真の8月10日現在の成績を見てきた。OPSやwRAAといった指標は馴染みがないかもしれない。
 題目に書いた、「徹底解剖」というほどのことは本記事で書くことができたかは微妙なところではあるが、一般的なスポーツサイトには載っていない指標で評価したため、そこのところは甘く見て欲しい。
 岡本和真は8月に入り、復調の兆しを見せてきている。そのため、8月からシーズン終了までシーズン成績を伸ばすこと、そしてチームを勝利に導くことは期待していいと考える。

     
関連記事


参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
4.読売巨人軍公式WEBサイト
記事終了