はじめに
 2019年シーズンの最もブレイクした選手の1人に中川皓太がいる。
 特に守護神を欠いていた巨人にとっての左投げで生え抜き好リリーバーは山口鉄也以来ではないだろうか。
 そんな中川皓太の素晴らしく、優れた成績を3つ紹介していきたい。 
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1つ目の優れた点 奪三振率
 中川皓太の優れた点の1つに奪三振率が挙げられる。
 2019年9月3日現在で、中川皓太の奪三振率はセリーグで50イニングス以上を投げた投手の中で3番目に良い10.41という成績を残している。
 奪三振率は「仮に9イニングスを完投した場合、いくつ三振を奪えるか?」を示す指標である。
 中川皓太の成績は、中日のロドリゲス10.97、広島のフランスア12.44に次ぐ成績である。
 セリーグ屈指の好リリーバーに肩を並べている。
 投手の責任とされる成績は「三振数」「四球数」「被本塁打数」の3つが基本である。
 そのため、中川皓太の奪三振力は現時点で50イニングス以上を投げている投手の中で、「ロドリゲス、フランスアに次いで3番目に、投手の責任が伴うアウトが取れている」と言える。
 少々わかりづらい表現かもしれないが、投手としての責任を大いに果たしているということだ。

2つ目の優れた点 被本塁打
 投手の責任の最も重い成績に被本塁打がある。
 純粋にシングルヒット、二塁打、三塁打を打たれるだけならば、守備的な要因が寄与するが、本塁打はそれがなく、運の要素が限りなく低いものだ。
 そのため、被本塁打は最も投手として責任が重いものと評価される。
 中川皓太の被本塁打率は0.49であり、これは先にも述べた投手であるロドリゲスの0.51やフランスアの0.91よりも良い成績である。
 沢村賞を取った菅野智之は、2018年の被本塁打率が0.62である。それを考えると、簡単に比較してみても中川皓太はエース格と同程度の被本塁打率を維持できていると言える。

3つ目の優れた点 FIP 
 ここで聞きなれない指標の紹介をしておこうと思う。
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される、擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。

 FIPに関しては3.00以下に抑えれば優秀とされている。
 中川皓太のFIP2.19であり、エース菅野智之が沢村賞を獲得した2018年の2.48を上回る好成績である。
 これを考えると、中川皓太の安定感が垣間見える。
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まとめ
 まとめると、中川皓太は「三振が多く奪えるだけでなく、被弾が少なく、それらに伴ったFIPによる評価で、圧倒的な安定感がある投手である」と言える。
 巨人はデラロサなどの守護神候補が存在するが、生え抜きサウスポーの中川皓太も守護神として十分な安定感を持っていると考える。 

 
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参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
4.読売巨人軍公式WEBサイト
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