はじめに
 2019年9月21日の先発投手に、2000年4月4日生まれの19歳の戸郷翔征が大抜擢された。
 優勝を決めるかもしれない大事な試合での抜擢であり、非常に興味深い決断だ。
 果たして戸郷翔征はどのような投手なのだろうか?
 そういった疑問を持つ巨人ファンは少なくないはずである。
 本記事では簡単に戸郷翔征の二軍での投球成績を見ていき、評価していく。
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二軍での成績
 戸郷翔征の二軍での主な成績は、11試合に先発し、42イニングスを投げ、4勝1敗 防御率3.00 奪三振数44 被本塁打数3 与四球8 である。
 この成績から読み解けることを述べていきたい。

防御率
 戸郷の防御率は3.00であり、平均的かそれ以上の成績を二軍で収めている。19歳という年齢を考えれば出来すぎている成績である。
 二軍での成績であるため、簡単な比較しかできないが、ほぼイニング数の変わらない野上亮磨の防御率が3.15であり、畠世周の防御率が3.46である。
 野上や畠を起用するよりかは戸郷を起用しようと考えるのは防御率からもわかることだ。

奪三振率
 戸郷翔征の奪三振率は非常に良い。

 一般的に、奪三振率は9.00を上回れば好成績であるとされている。
 奪三振率の説明をすると、例えば奪三振率9.00であった場合、「9回を投げ抜いた場合、9個の三振が奪える」という計算になる指標だ。これを考えると、奪三振率9.00を上回れば自身の投球回数以上の三振が奪える計算になる。
 奪三振をそれほど重要と考えていない方もいるかもしれないが、投手に取って自己責任で奪えるアウトは奪三振のみである。ゴロアウトやフライアウトは野手の守備能力に依存するためだ。
 戸郷翔征の奪三振率は9.42であり、非常に優秀な成績を収めている。これはすなわち「自己解決能力が平均以上の投手である」と言える。

与四球率
 与四球率も非常に優秀な成績を収めている。
 与四球率はコントロールを示す指標の1つだ。奪三振率と同様に、9回の投げ抜いた場合に何個の四球を与えるか?を示す指標であるが戸郷翔征の与四球率は1.71であった。
 一般的に与える四球率は2.50が平均的とされるため、戸郷翔征は平均以上のコントロールを持った投手であると言える。
 安易な比較ではあるが、比較例をあげると今年の一軍での山口俊の成績が与四球率3.15である。このことからも戸郷翔征のコントロールの良さがわかる。

被本塁打率
 戸郷翔征は被本塁打率でも良い成績を収めている。
 被本塁打率も奪三振率や与四球率と同様に、9回を投げ抜いた場合に何本の本塁打を打たれるか?を示す指標であるが、戸郷翔征の成績は0.64であった。
 二軍で同じ若手投手の畠世周の被本塁打率が1.33であることを考えると、19歳の若手投手としては非常に安定した投球を見せていることがわかる。 
 かなり簡潔に言うと、投手の責任が最も重い失点は被本塁打によるものである。野手の守備力に依存しないからだ。
 そのため、戸郷翔征は投手として責任の思い失点をそれほどしない投手であると言える。 


どのようなタイプか?
 戸郷翔征は三振が奪えて、被本塁打が少なく、コントロールも良い投手である。
 特に、スリークォーターから最速154km/hの直球を投げる投手であるため、タイプとしては現シアトル・マリナーズ菊池雄星を右投手にしたようなタイプであると言っていい。
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まとめ
 ここまで戸郷翔征の成績とタイプを見てきた。
 奪三振力、コントロール、安定感は二軍の成績を見ても良いものを持っている。
 19歳という若さを考えると、優勝を決めることのできる試合での登板は重圧かもしれないが、大投手になる素質は十分にあると考える。 
 
 
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参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
4.読売巨人軍公式WEBサイト
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