はじめに
 必然の出来事であるが、巨人の坂本勇人が2019年のセリーグMVPに輝いた。
 巨人のキャプテンとして、リーグ優勝に貢献し、ショートとして規格外の打撃成績を残した。
 本記事では、MVPに輝いた坂本勇人の打撃成績で、一般的な記事では紹介されない特に光る3つの数字を、紹介したい。
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1つ目の光る成績 OPS
  1つ目としてOPSが挙げられる。
 OPSとは「出塁率長打率」で算出される数字で、打率や出塁率よりも得点との相関が強い。一般的にOPS.900を上回ればスター選手であると経験則で言われる。
 2019年の坂本勇人のOPSはOPS.971であり、この成績は広島カープ鈴木誠也に次いでリーグ2位の成績である。
 この成績は遊撃手としては異例である。
 過去に西武ライオンズ時代の松井稼頭央が残したOPS1.006が遊撃手の最高記録であるが、その成績に次ぐほどの成績である。
 歴代最高の遊撃手の異名を持つ松井稼頭央に追いつき、坂本勇人が誰もが認める歴代最高の遊撃手と言われる日は近いのではないか、と思わせられる。
 坂本勇人が圧倒なOPSでセリーグ優勝に大きく貢献したことは間違いない。


2つ目の光る成績 本塁打
 2019年シーズンの坂本勇人を象徴する最もわかりやすい成績は、間違いなく本塁打の数であろう。
 今さら本塁打?と考える人もいると思うが、今年の坂本勇人を語る上で、欠かせない数字を残している。 
 2019年シーズン、坂本勇人は40本塁打を放ち、横浜DeNAネフタリ・ソトに次いでリーグ2位の成績であった。
 元中日ドラゴンズ宇野勝が1985年に記録した遊撃手の最多本塁打記録である41本塁打に次ぐ成績を残した。
 2019年シーズン、なぜ坂本勇人はこれほど本塁打を量産できるようになったのかは定かではないが、坂本勇人は本塁打の多い打者の特徴を示している。それは三振の数である。
 2019年シーズン以前の坂本勇人の三振の数は、自己ワーストで2009年の101三振である。
 だが、坂本勇人は2019年シーズンの三振数が123もある。自己ワーストを更新した数字である。
 過去に本ブログで三振と長打の相関(記事リンク)を表したことがあった。その記事では、およそ相関係数が0.382を記録していた。難しい話はここではしないが、簡単に言うと長打を打つことと三振が多いことはある程度セットで考えてもいいと言える。 
 これらの結果から言えることは、坂本勇人は例年にも増して長打を打つ意識が強く、その結果として本塁打が多くなっていると考えられる。
 いずれにせよ本塁打は打者の最も重視すべき指標の1つであるため、坂本勇人の本塁打の数は非常に優れ、MVPにふさわしい成績であった。 


3つ目の数字 wRAA
 最後に見る数字はwRAAというものだ。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。坂本勇人が2019年シーズンに残したwRAAはおよそ
+54である。
 つまり、坂本勇人は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて54点の得点をチームにもたらした」と言える。
 この成績は、広島カープの鈴木誠也に次いでリーグ2位である。
 
リーグで2番目に得点を増やした打者であると言っていい。
 これを考えると、キャプテンとしてどれだけ打撃でチームに貢献してきたかがわかる。

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まとめ
 以上の3つの成績が坂本勇人の特に優れた成績である。
 打率や打点なども素晴らしい成績を残してはいるが、特に価値の高い「OPS、本塁打、wRAA」の3つに絞って坂本勇人の凄さを語ってきた。
 コンディションがそれほど良くない中でも、坂本勇人は圧倒的な成績を残した。
 遊撃手として、MVPは必然であり、来シーズン以降も坂本勇人の存在は最も大きいと言える。 


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参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia
3.スポナビ
4.ベースボールキング

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