はじめに
 2020年6月25日、巨人と楽天との間で、トレードが成立した。
 巨人は池田駿、楽天はウィーラーを放出した。
 本記事では、池田駿とウィーラーのトレードがなぜ成立したのか。その理由を考えていく。
元々あったはずの話
 まず、池田とウィーラーのトレードは開幕早々のトレードであるため、恐らく前々から手を打ってあった話であろうと考える。
 まだ各球団数試合しかシーズンを消化していない時点で、『チームのどこが弱点なのか』『どういう選手を欲しいのか』『どういう選手がいらないのか』といったことはトレード時点ではほとんどわからない。
 そのため、まず間違いなく元々開幕前からこのトレードの話はあり、たまたまその時期が開幕直後になったと考えるのが自然である。

楽天の事情
 楽天としては、現在のウィーラーを一軍に置いておけないと判断したのだと考えられる。
 NPB側のルールとしては、外国人枠が5人と昨年よりも1枠増えたにせよ、その中でもベンチ入りできるのは4人である。楽天は、新外国人のシャギワ、オリックスから加入のロメロ、中継ぎの主力であるブセニッツ、打線の主軸であるブラッシュの4人で埋まってしまう。
 ウィーラーは近年は怪我で苦しむことも多く、2019年の成績は打率.243 19本塁打 OPS.738と苦しみ、現在の楽天では入る隙が無いという状況であった。
 また、ウィーラーは年俸が推定2億円と非常に高額な選手である。そのため楽天側としてはどうしてもトレードで放出し、若手投手を補強しておきたいという考えが開幕前からあったのだと考えられる。
 その思惑の中で、若い中継ぎ投手として、池田駿に白羽の矢がたったのだと考えられる。 


巨人の事情
 巨人としては、メジャーからの大物であるパーラや、以前から活躍していたメルセデスデラロサなど、総勢7人の外国人選手がいる。
 ただし、その中には内野手がいない。
 そのため、外国人内野手の補強として、巨人は三塁手の経験が豊富なウィーラーを獲得したのだと考えられる。
 また、巨人は投手陣にそれほど悩みは無い。
 先発もエースの菅野智之やメルセデス、サンチェスなどがおり、中継ぎ投手も主力として中川皓太、デラロサなど、豊富である。
 そのため、まだ若いが少々成績に難がある池田駿を放出し、ウィーラーを獲得したと考えられる。
 年俸の問題にしても、楽天よりも巨人の方が資金力があるため、ウィーラーの推定2億円の年俸は全く問題は無いのだろうと考える。
まとめ
 ここまで述べた、楽天の事情巨人の事情が噛み合ったからこそのトレードである。
 もちろん楽天と巨人の内部には他にも事情がある可能性はあるが、ファンという視点から見ると、トレードの理由はおおよそ推測がつく。
 トレードが成立したということで、2人の選手の活躍に今後、期待したい。

 
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参考にしたサイト
NPB.jp
Wikipedia