野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

カテゴリ: プロ野球

はじめに
 日本では、プロでもアマチュアでもノーアウトランナー1塁の場面で送りバントをすることがよくある。
 しかし、それは必要なのだろうか?
 難しいことは全く話さず、簡潔に送りバントが必要なのかを数字で検証していく。
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送りバントをしないチーム
 先にも述べたように、送りバントは、ノーアウトランナー1塁の場面で送りバントをすることは日本においてはよくある。
 高校野球やアマチュア野球、プロ野球においても大いにある。
 対して、メジャーリーグでは、1チーム162試合のシーズンの中で、送りバントの数は二桁の30犠打ほどで、2018年シーズンのボストンレッドソックスにおいては6犠打という数である。
 しかし、レッドソックスはそれでも30球団最高勝率である。
 なぜ、バントをしないのか?答えは簡単。それは勝率に結びつかないからである。

送りバントと勝率の相関
 勝率とバントはほとんど相関がない。むしろマイナスに傾くのである。それを以下で示していく。
 相関関係を表す言葉で、相関係数というものがある。
 これは最大1.00と決め、0.00(ゼロ)という値になると、全く相関がなく、–0.50のようなマイナスの値になると、逆に下がる傾向になる。

 つまり、勝率と結び付けて、値が1.00の場合は必ず勝利に導くプレー0.00になると勝利と全く関係ないプレー–0.50のようなマイナスの値になると逆に勝利を妨げるプレー、と言い換えられる。
 セリーグの2013年〜2017年シーズンの送りバントと勝率の相関係数を計算した結果、–0.179となった。
 つまり、送りバントをしていると逆に勝率が下がってしまうということを示している。

日本プロ野球の場合
 日本プロ野球のチームは送りバントをよく使う。
 2015年に関しては12球団全てが100犠打を記録している。
 しかし、下のグラフのような推移をたどっていることは、実際の数値から出せる。
 これは、2013年〜2017年シーズンのセリーグでの犠打の総数のグラフである。


 バント数の推移

 2016年以降、2015年以前と比べて、明らかに送りバント数が減っているのである。
 メジャーリーグの影響からかは分からないが、少しずつに送りバントを減らしていこうとしているように読み取れる。

日本の球団がするべきこと
 横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督は、比較的アメリカ野球に近いことをしてくる。
 投手を8番、野手を9番において打順9,1,2番の繋がりを大事にするということもアメリカ野球の1つの要素だ。

 こういった傾向から、日本の犠打は少しずつ減っていき、データに忠実なチームが作られる可能性がある。
 もしも、チーム再建をするのであれば、他球団がまだ行っていないことをするべきである。
 それは、犠打を減らしてバッティングを重視することから始めれば勝率は上がる可能性は高いし、他球団がその波に乗り遅れている隙に優勝できる可能性もある。

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まとめ
 送りバントをするときは、ノーアウト1塁だからという理由で漠然とするのでは勝利につながらない。本記事ではそれを数字にして勝率との相関を相関係数−0.179という結果を示した。
 今後、日本でもこのデータを頭の中に入れておいてゲーム内でどう判断するかがチームの勝利に繋がると考える。

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参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp

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はじめに
 クライマックスシリーズや日本シリーズはシーズンとは違う難しさがあることはわかっている。
 実際に日本プロ野球では2018年、その難しさが顕著に出た年だろう。
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西武とソフトバンク
 2018年シーズン、西武ライオンズは2位ソフトバンクホークスに6.5ゲーム差をつけてリーグ優勝を果たした。
 しかし、クライマックスシリーズはソフトバンクが4勝1敗で日本シリーズ進出を決めた。
 ソフトバンクはそのままセリーグから勝ち上がったセリーグ1位の広島カープを破り、日本一に輝いた。
 下克上と言われるが、西武ファンや広島ファンの方々は悔しい思いをしたに違いない。
 西武の辻監督はインタビューで涙したことは記憶に新しい。

ヤクルトと巨人
 同じくらい驚きなことは、巨人がヤクルトを下し、ファイナルステージに進出したことである。
 菅野智之のノーヒッターは11月になった今でも鮮明にファンの記憶に刻まれている。
 間違いなく今後も受け継がれていく記録であろう。
 
世界的チームでも難しい 
 名著であり、映画化もされた「マネーボール」で登場するオークランド・アスレチックスのGM、ビリービーンもプレーオフの難しさを語っている。
 ビリービーンは、チームをプレーオフまで導くことが仕事であって、そこから先は予測できないと語っている。
 つまり、短期決戦はまさに予測不能なのだ。
 現在行われている日米野球では第1試合、柳田悠岐のサヨナラホームランで決着するが、メジャーリーガーも本気で勝ちにきているため、普通ならば日本が簡単に負けていてもおかしくない試合であった。
 来日しているメジャーリーガーでスーパースターはモリーナくらいで、他はかなりの有望株や若手選手(アクーニャ、ソト、リアルミュートなど)である。
 ただ、短期決戦の難しさが出た試合をしていた。
 柳田悠岐が打ったのはパドレスのリリーフエースのイェーツという投手で、シーズン防御率は2.00台前半で、奪三振率10.00ほどある投手であった。
 ただ、明らかに球が浮いていたため、柳田悠岐に打たれる事態になった。
 ここが予測不能を引き起こす要因なのだろう。
 イェーツが出てきたから普段なら勝ちだと思っても急に制球を乱したりする。
 そのため、打たれる。

 数字では測りきれない領域に短期決戦があり、それをコントロールすることは非常に難しい。
 メジャーリーガーでも難しいのだ。
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最後に
 メジャーリーガーでも難しいことは当然日本人にも難しい。
 プレーオフで勝ち抜けるチームは運が良いと言ってしまえば、その通りなのかもしれない。
 コントロールすることのできない物事をコントロールすることが間違いなのかもしれない。
 「この投手が通用するか試したい」と思い、日米野球で通用しても、予測不能なオリンピックのような短期決戦において、いざ本番のオリンピックになれば制球難で大量失点してしまう可能性もある。
 そのため、日米野球で抑えたからと言って、世界で通用すると勘違いしてしまっては駄目である。
 これが本記事の題目である短期決戦の難しさなのだ。

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はじめに
 ホームラン打者の特徴とは何なのかだろう。
 本記事では、ホームラン打者の特徴は「選球眼に優れていること」という仮定をし、ホームラン数と四球数の相関を調べていく。
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セリーグからのサンプル
 本記事では、セリーグの2015年シーズンから2018年シーズンの計4シーズンにおいて、規定打席に到達した選手を対象に、データをサンプルした。

 計4シーズンで、縦軸にホームラン数、横軸に四球数を取ったグラフを描いたのが下図である。

ホームランと四球数の相関

 この図は一見すると、それほど意味を持たない図に見える。
 満遍なく分布していて、四球数が100近くあるのにホームラン数が1桁の選手もいれば、四球数が30ほどなのにホームラン数が40本近くある選手もいる。

グラフの意味
 意味を持たないように見えるが、一本の直線を引いてみるとその様子をわかりやすくする。
 それを描いたのが下図である。

ホームランと四球数の相関2

 この赤い一本の線を近似曲線と呼ぶ。全ての点に関し、細かいことを無視して四球数とホームラン数の関係がおおよそわかるような線である。
 この赤い線を見ると右肩上がりなのがわかる。
 右肩上がりということはすなわち、正の相関関係があるということである。
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相関関係

 ホームラン数と四球数の相関係数は、およそ0.392であった。

 少し説明に入るが、相関係数0.00の場合は物事Aと物事Bが全く関係性がないものであり、1.00の場合は物事Aと物事Bが完璧に関係性があるものとされる。
 例えば「本を読めば読むほど、野球の打率が上がる」などということが相関係数が0.00に近い、すなわち全くと言っていいほど関係がないということである。
 逆に、相関係数が1.00の場合は、「ランニングすればするほど、カロリーを消費する」という直接関係のあるところに位置し、相関係数が1.00に近いということになる。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

実は弱い相関
 上記で説明したことを考えると、三振と本塁打の相関係数が0.392という数字になるということは、0.00〜1.00の範囲内では0.00寄りであり、”弱い相関”にあると言える。
  先ほども述べたように、四球数が100近くあるのにホームラン数が1桁の選手もいれば、四球数が30ほどなのにホームラン数が40本近くある選手もいる。

つまり、正の相関があることは確かだが、
ホームランを打つ選手は必ず選球眼がいいとは限らない
と言えるのだ。
 最初に仮定した、ホームラン打者の特徴は「選球眼に優れていること」ではないことがわかった。

まとめ
 ホームラン打者は打てる球を見極めてホームランを打つと考えていた。
 さらに、ホームラン打者は敬遠されることが多く、四球数が多くなるとも考えていた。
 しかし、実際はホームランと四球数はそれほど関係がないことがわかった。

 ホームランと出塁率の相関関係を調べてもよかったが、出塁率は打率の影響を受けるため、本記事ではホームランと四球数の相関関係を調べてみた。

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