野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

カテゴリ: 西武ライオンズ

はじめに
 内海哲也炭谷銀仁朗の人的補償で西武ライオンズへ移籍した。
 巨人ファンとしては衝撃的な話である。
 通算133勝で読売ジャイアンツの左のエースとして長らくチームを支えてきた選手の移籍である。
 背番号は27で、すでにお披露目もされた。(リンク:背番号27の内海哲也) 

 本記事では内海哲也の成績を見て、その妥当性について見ていく
 丸佳浩の人的補償の予想が難しくなったこと、来シーズンのオフにFA移籍もあり得るのかということも述べていく。

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目次
人的補償を予想した選手
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人的補償を予想した選手

 過去に本ブログでは、西武ライオンズへの人的補償の予想をしたことがある。
 その記事では、同じサウスポーとして吉川光夫が人的補償のプロテクト漏れをし、西武ライオンズの投手不足から人的補償として移籍するのではないか?と予想した。
 左投手で先発を任せられる投手という共通点はあるが、吉川光夫ではなく内海哲也が人的補償として西武ライオンズへ移籍することになり、予想を外してしまった。
 まさか内海哲也が人的補償のプロテクトから漏れるとは予想できなかった。
 正直なところ衝撃は大きいが、主観的に考えず、客観的に考えると、吉川光夫をプロテクトして、内海哲也をプロテクトしないとするのが巨人としては合理的な判断であったかもしれない。
 左の先発投手を獲得に動くと予想したのは菊池雄星がメジャー移籍で抜けること、そして菊池雄星がエースとして居た2018年シーズンも、西武ライオンズのチーム防御率が4.24であり、リーグ最低の数字であったからだ。

内海哲也の成績

 キャリアハイについては、過去の記事である「人的補償で巨人から西武ライオンズへ移籍した内海哲也」から抜粋する。
 内海哲也のキャリアハイは2011年であろう。
 長野久義の当時横浜ベイスターズに所属していた山口俊から放った代打サヨナラ満塁本塁打でもぎ取った18勝という数字。
 内海哲也は結果的にこの2011年シーズンで185.2イニングスを投げ、18勝5敗 防御率1.70 WHIP1.08 奪三振率6.98 与四球2.28 被本塁打率0.63 FIP 3.01 を記録している。 

 この中でも特に見ておきたい数字が、防御率とWHIPとFIPである。

1.防御率
 防御率はよく知られた成績で、純粋に「
仮に9イニングスを投げきった場合、自責点は何点になるか?」を示す指標である。
 防御率1点台という成績は見事に平均以上であり、まさにエースであったことを物語っている。
 

2. WHIP
 WHIPとは「1イニングスあたり何人のランナーを背負ったか?」を示す指標で、例えば1イニングスを投げて被安打1無四球で抑えれば、WHIP1.00が記録される。
 WHIPは1.00前後がエース格と呼ばれる成績であり、 内海哲也WHIP1.08という成績は日本時代のダルビッシュ有ほどの成績ではないが、比較的エースに近い成績を残していた。
 与四球率は2.50未満で合格点である指標であるが、内海哲也与四球率2.28を記録しており、無駄なランナーを四球で出すことが比較的少なかったため、WHIPも好成績になったと考えられる。

3.FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 内海哲也の2011年シーズンのFIPはおよそ3.01であった。
 これは比較的優秀な成績である。
 例えば、広島カープのエース大瀬良大地の2018年シーズンのFIPはおよそ3.65である。
 現在の大瀬良大地よりも2011年の内海哲也の方が野手に依存しない
自己解決能力のある投球をしていたということになる。
 この2011年シーズンは統一球の影響もあり、投手有利な年であったが、それを差し引いても十分優秀な成績を残していた。


2014年の成績

 内海哲也が最後に規定投球回数に到達したのが2014年である。
 この年、144.2イニングスを投げて、7勝9敗 防御率3.17 WHIP1.21 奪三振率6.53 与四球率2.24 被本塁打率0.68 FIP3.49 という成績を残している。 
 この年は7勝に終わっているが、これは運が悪かっただけである。
 なぜなら、防御率は2011年には劣るが、奪三振率、与四球率、被本塁打率は2011年とほぼ同等の成績を残しているからだ。
 そのため、防御率は2011年の1.70から2014年の3.17の差は大きいが、FIPは3.01から3.49になっただけで、防御率ほど数値は離れていない。
 自分で解決する能力に関してはこの年はキャリアハイと同等の成績を残していたと言える。

 奪三振率、与四球率、被本塁打率を考えると2014年シーズンは「仮に9イニングスを完投した場合、
三振を6個〜7個奪い四球を2個〜3個与え本塁打を0本に抑えるか1本打たれる」という成績になる。
 そう考えると、2011年から2014年までは常にある程度は質の高い成績を残してきたと言える。

2015年以降の成績

 2015年以降、内海哲也は規定投球回数に到達していない。
 2015年から2018年の4年間の成績を通算すると、50試合に登板、49試合に先発、18勝19敗 投球回数270.1イニングス 防御率4.49 奪三振率6.03 という成績である。
 明らかに衰えてきていることが4年間の通算成績から読み取れる。


現在の成績

 内海哲也の西武ライオンズ移籍直前の2018年シーズンの成績を見てみる。
 現在の内海哲也はベテランの域に達し、成績も下降線を辿っている。

 2018年シーズンは82イニングスを投げ、5勝5敗 防御率4.17 FIP4.25 という成績であった。
 防御率もFIPも平均以下である。
 何が衰えたかというと、奪三振率が2011年はおよそ6.98でほぼ7.00であったが、2018年シーズンはおよそ6.15とかなり数字を落としたことがその要因の1つであろう。
 また、被本塁打率も2011年は0.68で0本台に抑えていたが、2018年シーズンは1.21であり、本塁打を打たれやすくなったということも大きな要因の1つであろう。
 結局現在の内海哲也2011年ほどの自己解決能力がないと言える。

 唯一の明るい要素が
与四球率である。
 2018年シーズンの与四球率は2.09であり、比較的優秀な成績を今でも残している。この数字は2011年に記録した与四球率2.28とほぼ同等な成績である。制球力は健在である証拠だ。
 つまり、内海哲也は今も昔も四球による無駄なランナーを背負わない投手であると言える。

内海哲也と吉川光夫

 吉川光夫はプロテクト漏れすると予想していた。 
 ここ数年は怪我や不調もあり、イマイチ成績が振るわない。
 2018年シーズンは
22試合に登板し、101.1イニングスを投げ6勝7敗 防御率4.26 奪三振数76 を記録している。
 調子の波がある選手ではあるが、菊池雄星の穴を埋めるためにもイニングを投げられる投手が西武には必要であるからだ。
 しかし、読みが甘かった。
 内海哲也は来シーズン37歳を迎えるベテラン投手であり、2014年に規定投球回数を記録してから最後、怪我や不調に苦しみ、イニングをほとんど投げられていない。
 先にも述べた通り、2018年の内海哲也の成績は 5勝5敗 防御率4.17 投球回数82イニングス である。
 吉川光夫内海哲也を比べた場合、明らかに吉川光夫の方が成績が良く、若さもある。
 合理的に考えると、吉川光夫をプロテクトして内海哲也をプロテクトしない、というのは当たり前であり、妥当な判断であったといえる。

フランチャイズプレイヤー

 内海哲也は祖父が巨人の選手であり、巨人一筋の選手であり続けると考えていた。
 巨人側も内海哲也をフランチャイズプレイヤー、つまり同じチームに入団から引退まで居続けるプレイヤー、として契約し続けるものと考えていた。
 しかし、現実はそんなに甘くなかった。
 現状の巨人の戦力を考えると、構想外ではないが、それほど必要のない選手であると首脳陣は考えていたのだろう。

丸佳浩の人的補償は?

 西武ライオンズに内海哲也が移籍したことにより、丸佳浩の人的補償の予想がかなり難しくなった。
 過去の記事で丸佳浩の人的補償の予想を述べたことがあるが、野手では陽岱鋼立岡宗一郎の可能性が高いことを述べた。
 しかし、内海哲也の放出の経験を考えると、丸佳浩の人的補償として、ベテランで成績が良くない亀井善行の可能性も考えなければならない。
 合理的に考えると、陽岱鋼よりも亀井善行の方が成績が悪く、ベテランの域にいる。
 契約として亀井善行の放出は十分に考えられる。
 投手や捕手の可能性もあるが、予想するのがなかなか難しくなった。

FA権の行使は?

 内海哲也の話に戻るが、現在は国内FA権を保有している。
 そのため、2019年シーズンのみレンタルとして移籍させ、2020年に巨人に戻ってくることは可能である。
 しかし、2020年は39歳を迎える内海哲也をもう一度獲得することは良策かどうかはわからない。実際にプロテクトしなかった理由は成績不振であろう。
 構想外とは言わないまでも、首脳陣は内海哲也を軽視している可能性は十分にある。
 そのため、FAで巨人に出戻りするという期待を過度に持たない方が得策であると考える。
 巨人ファンとしては非常に残念ではあるが、内海哲也がFA権を行使して巨人に移籍した場合、巨人はもう一度人的補償を払わなければならないことを考えると、話がややこしくなる。
 そのため、巨人の内海哲也を見ることはもう無いのではないか?と考えることが自然な流れである。 

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まとめ

 ここまで、西武ライオンズが内海哲也を獲得したことは妥当であったこと、読売ジャイアンツがプロテクトしなかったことは最良の判断であったこと、そしてフランチャイズプレイヤーとして現役生活を終えると考えていた選手の突然の移籍、丸佳浩の人的補償が相当予想しづらくなったことなどを述べた。
 開幕投手を任された選手、最多勝や最多奪三振のタイトルを取った投手であり、非常に愛された選手の1人である。
 もう内海哲也を巨人で見ることはできないかもしれない。
 出戻りのFAはなかなか難しい点が多い。  
 ただ、移籍が決定したことは仕方がない。
 西武ライオンズへ移籍した内海哲也の今後の活躍を祈るしかない。

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はじめに
 秋山翔吾がメジャーリーグ移籍の意向があることが報じられている。
 確かに素晴らしい打者であり、2015年にはシーズン最多安打記録の216本のヒットを放った。 

 本記事では、秋山翔吾の2018年シーズンの成績を見て、どれほど凄い打者なのかを評価していく。
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打率 本塁打 打点 
 打率.323 本塁打24本 打点数82は十分な成績であろう。
 打点数は運の要素が非常に強いため、それほど気にすることはないが、打率.323で2年連続で3割以上をマークし、本塁打24本は最も本塁打を放った2017年の25本に限りなく近い。
 2018年の秋山翔吾は相変わらずの安打製造機としての活躍をしていた。
 本塁打も打てるため、1番打者ではなく2番や3番に置いても良い活躍を見せられると考える。

出塁率とOPS
 出塁率.403 OPS.937という成績も無視できる成績ではない。(OPSとは「出塁率+長打率」で算出される指標であり、得点との相関は打率よりも高い。)
 出塁率はリーグ4位の成績である。
 出塁率は安打と四球の要素があり、四球を選ぶ選球眼も反映される。

 「出塁率=アウトにならない確率」であるため、秋山翔吾はリーグで4番目にアウトになりづらい打者であったと言える。
 西武ライオンズの打線の繋がりを考えたとき、秋山翔吾のアウトにならない確率は非常に良い働きをしていたと言える。
 OPSは.900以上でスター選手と言われるため、秋山翔吾のOPS.937はまさにスター選手の成績であり、例年ならばMVPを取っても良いほどの好成績である。
 OPSもリーグ4位であるため、得点との相関を考えてOPSだけを見ると、「リーグで4番目に得点に絡む打撃をした打者」と言える。
 

wOBAとwRAA
 ここで聞き馴染みのないwOBAとwRAAを見てみる。
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 秋山翔吾はwOBA.404を記録している。
 wOBAは平均が.320〜.330になる指標であるため、秋山翔吾は平均を大幅に上回るほど得点に絡む打撃をしたと言える。
 西武ライオンズで比較すると、浅村栄斗がwOBA.387であるため、浅村栄斗よりも得点に絡む活躍をしたと言える。 

 そしてwRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 秋山翔吾はおよそwRAA 46.55を記録している。
 つまり秋山翔吾は、平均的な選手が同じ685打席に立った場合と比べて、およそ46点~47点もの得点を増やすことができたということである。
 浅村栄斗で比較すると、wRAAがおよそ36.28であるため、秋山翔吾は浅村栄斗よりも得点を増やすことができたと言える。
 wRAAは40.00を上回るとMVP級と称されるため、秋山翔吾はここでもMVPを取っても良いほどの好成績であったと言える。
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まとめ
 ここまで、秋山翔吾の主な成績を見てきたが総括すると、秋山翔吾は「安打を打つ能力、選球眼、長打力、得点に絡む能力、全てにおいてMVP級の活躍をした打者である」と言える。
 2018年シーズンは、チームメイトの山川穂高の台頭によりMVPを受賞することはできなかったが、浅村栄斗よりも良い成績を残していた。
 メジャーリーグ移籍の意向があり、来シーズンオフがラストチャンスであると本人は語る。
 その夢が叶い、メジャーリーグで活躍する日を待ち望んでいる。

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はじめに
 炭谷銀仁朗の人的補償で西武ライオンズへ移籍した内海哲也のここ数年の成績はそれほど良くはない。
 来シーズンで37歳を迎える大ベテラン投手である。
 ただ、内海哲也のような技巧派の投手は速球派と違って歳を取っても長く現役生活を送れる可能性は高い。
 元中日ドラゴンズの山本昌や元横浜ベイスターズの三浦大輔がいい例であろう。
 本記事では、内海哲也のここ数年の成績を振り返り、「内海哲也は再生可能かどうか?」について述べていく。
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キャリアハイ
 キャリアハイについては、過去の記事である「人的補償で巨人から西武ライオンズへ移籍した内海哲也」から抜粋する。

 内海哲也のキャリアハイは2011年であろう。
 長野久義の当時横浜ベイスターズに所属していた山口俊から放った代打サヨナラ満塁本塁打でもぎ取った18勝という数字。
 内海哲也は結果的にこの2011年シーズンで185.2イニングスを投げ、18勝5敗 防御率1.70 WHIP1.08 奪三振率6.98 与四球2.28 被本塁打率0.63 FIP 3.01 を記録している。 

 この中でも特に見ておきたい数字が、防御率とWHIPとFIPである。

1.防御率
 防御率はよく知られた成績で、純粋に「
仮に9イニングスを投げきった場合、自責点は何点になるか?」を示す指標である。
 防御率1点台という成績は見事に平均以上であり、まさにエースであったことを物語っている。
 

2. WHIP
 WHIPとは「1イニングスあたり何人のランナーを背負ったか?」を示す指標で、例えば1イニングスを投げて被安打1無四球で抑えれば、WHIP1.00が記録される。
 WHIPは1.00前後がエース格と呼ばれる成績であり、 内海哲也のWHIP1.08という成績は日本時代のダルビッシュ有ほどの成績ではないが、比較的エースに近い成績を残していた。
 与四球率は2.50未満で合格点である指標であるが、内海哲也は与四球率2.28を記録しており、無駄なランナーを四球で出すことが比較的少なかったため、WHIPも好成績になったと考えられる。

3.FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 内海哲也の2011年シーズンのFIPはおよそ3.01であった。
 これは比較的優秀な成績である。
 例えば、広島カープのエース大瀬良大地の2018年シーズンのFIPはおよそ3.65である。
 現在の大瀬良大地よりも2011年の内海哲也の方が野手に依存しない
自己解決能力のある投球をしていたということになる。
 この2011年シーズンは統一球の影響もあり、投手有利な年であったが、それを差し引いても十分優秀な成績を残していた。
   

2014年の成績
 内海哲也が最後に規定投球回数に到達したのが2014年である。
 この年、144.2イニングスを投げて、7勝9敗 防御率3.17 WHIP1.21 奪三振率6.53 与四球率2.24 被本塁打率0.68 FIP3.49 という成績を残している。 
 この年は7勝に終わっているが、これは運が悪かっただけである。
 なぜなら、防御率は2011年には劣るが、奪三振率、与四球率、被本塁打率は2011年とほぼ同等の成績を残しているからだ。
 そのため、防御率は2011年の1.70から2014年の3.17の差は大きいが、FIPは3.01から3.49になっただけで、防御率ほど数値は離れていない。
 自分で解決する能力に関してはこの年はキャリアハイと同等の成績を残していたと言える。

 奪三振率、与四球率、被本塁打率を考えると2014年シーズンは「仮に9イニングスを完投した場合、
三振を6個〜7個奪い四球を2個〜3個与え本塁打を0本に抑えるか1本打たれる」という成績になる。
 そう考えると、2011年から2014年までは常にある程度は質の高い成績を残してきたと言える。

2015年以降の成績
 2015年以降、内海哲也は規定投球回数に到達していない。
 2015年から2018年の4年間の成績を通算すると、50試合に登板49試合に先発18勝19敗 投球回数270.1イニングス 防御率4.49 奪三振率6.03 という成績である。
 明らかに衰えてきていることが4年間の通算成績から読み取れる。
 
 
現在の成績
 内海哲也の西武ライオンズ移籍直前の2018年シーズンの成績を見てみる。
 現在の内海哲也はベテランの域に達し、成績も下降線を辿っている。

 2018年シーズンは82イニングスを投げ、5勝5敗 防御率4.17 FIP4.25 という成績であった。
 防御率もFIPも平均以下である。
 何が衰えたかというと、奪三振率が2011年はおよそ6.98でほぼ7.00であったが、2018年シーズンはおよそ6.15とかなり数字を落としたことがその要因の1つであろう。
 また、被本塁打率も2011年は0.68で0本台に抑えていたが、2018年シーズンは1.21であり、本塁打を打たれやすくなったということも大きな要因の1つであろう。
 結局現在の内海哲也は2011年ほどの自己解決能力がないと言える。

 
ただし、明るい要素が1つだけある。
 それは与四球率である。
 2018年シーズンの与四球率は
2.09であり、比較的優秀な成績を今でも残している。この数字は2011年に記録した与四球率2.28とほぼ同等な成績である。制球力は健在である証拠だ。
 つまり、内海哲也は今も昔も四球による無駄なランナーを背負わない投手であると言える。
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まとめ
 ここまで、内海哲也のキャリアハイと最後に規定投球回数を記録した2014年シーズンの成績、2015年から2018年の通算成績、現在の内海哲也の成績について見てきた。
 特に、2018年シーズンは三振が奪えず、本塁打を打たれやすいことに起因して成績が悪化していることが読み取れる。
 ただし、制球力は健在であるため、まだ挽回のチャンスはある
 内海哲也は元々、低めに制球し、ゴロで打ち取るタイプの投手であるため、健在の制球力を活かして過去の投球をある程度まで再現できれば被本塁打が減り、十分に活躍できると考える。
 簡単な話ではないが、まだ制球力という武器を失っているわけではない。
  

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参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp 
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