野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:ジャイアンツ

はじめに
 2019年シーズン、8月10日の巨人vsヤクルト戦で桜井俊貴勝利投手となり、6勝目を挙げた。
 2019年シーズンにようやく開花したドラフト1位選手の躍進は素晴らしい。その桜井俊貴の成績を8月10日の登板を含め、評価していきたい。
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桜井俊貴の主な成績
 桜井俊貴は8月10日の登板を終えた時点でのシーズン成績は71イニングスを投げ、6勝2敗 防御率3.55 奪三振数56 与四球数24 被本塁打率0.76 FIP3.65である。
 一般的なスポーツサイトに載っていない成績も述べるため、本記事はある程度深い内容の記事になると考える。
 特に目立って「桜井俊貴の良い数字」をピックアップしていく。

桜井俊貴の3つの数字
 
1つ目:防御率の良さ
 桜井俊貴の防御率71イニングスを投げて3.55である。
 桜井俊貴は規定投球回数に到達していないため、一概に比較はできないが、この成績はエース菅野智之の3.90よりも良い成績であり、リーグ平均防御率の3.84よりも良い成績である。
 平均以上に「点の取られない投手」である。
 この要因は被本塁打率の良さにあると考えられる。

2つ目:被本塁打率の良さ
 桜井俊貴の被本塁打率0.76である。これはエース菅野智之の1.50よりも良い成績であり、規定投球回数に到達している投手で言うと巨人の山口俊の0.53に次ぐ水準の好成績である。
 被本塁打率は「9イニングスを投げきった場合に何本の本塁打を打たれたか?」を示す指標で、桜井俊貴は「9イニングスを投げ切れば、0本〜1本に本塁打の数を抑えることができる投球をしている」と言える。
 この被本塁打率の良さ、つまり被弾の少なさが桜井俊貴の防御率を良くしている要因の1つであることは間違いない。

3つ目:FIPの良さ

 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される
擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 桜井俊貴の2019年シーズン8月10日現在のFIPはおよそ3.65であった。
 この成績は広島東洋カープのエースである大瀬良大地の3.60とほぼ同水準の成績である。
 表現の仕方に賛否が別れるかもしれないが、桜井俊貴は「自己責任の出来事を自己解決できる能力が比較的高い」と言える。
 これは桜井俊貴の良いところの1つであることは間違いない。

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まとめ
 桜井俊貴はドラフト1位の即戦力と期待されていた選手であったが、プロ4年目の2019年シーズンにようやく開花した。
 本記事ではその開花した桜井俊貴の成績の良いところ、防御率の良さ、被本塁打の少なさ、FIPの良さに焦点を当てて述べてきた。
 まとめると、桜井俊貴の良さは「本塁打を打たれにくく、失点の少ない投手であり、自己解決能力が高い投手である」と言える。
 今後の巨人を背負って立つ存在として期待したい。  

 
関連記事


参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
記事終了





はじめに
 2019年シーズン、8月9日の巨人vsヤクルト戦は非常にエキサイティングな試合であった。6点差を跳ね除け、見事な逆転勝利を成し遂げた。
 ゲレーロの2打席連続本塁打も素晴らしいが、何より同点の2打席連続本塁打を放った岡本和真の貢献度は非常に高い。
 本記事では、その若き四番の岡本和真に焦点を当て、2019年の成績を徹底解剖する。
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岡本和真の成績
 8月9日の試合で岡本和真が2打席連続本塁打を放ち、見事に同点に追いついた訳であるが、実際に復調したと考えて良いのだろうか?
 岡本和真の2019年シーズンの成績は8月10日現在で、
449打席に立ち、打率.256 出塁率.336 本塁打21本 OPS.793 wRAA +13.37を記録している。
 これらの成績の詳細は後に述べるが、まずは8月の成績を見ていきたい。

8月の成績
 岡本和真の8月の成績は8月10日現在で、打率.258 出塁率.314 本塁打4本 OPS1.024 が主な成績である。
 この成績を見ると、打率は8月に入ってからの大きな伸びはなく、出塁率もそれほど高くはない。
 ただし、本塁打が8月上旬の時点で4本であり、OPSが1.024となっている。
 
OPSとは、「出塁率長打率」で算出される数字で、得点との相関が、打率や出塁率よりも高い指標である。
 OPSは1.000を越えればMVP級の成績と言われる。この高いOPSが記録できた要因はまず間違いなく本塁打を打つことで稼いだ長打率の影響である。
 シーズンを通してこの成績が継続できれば文句なしではあるが、シーズン序盤の不調の影響を考えると、シーズン通しての成績はそれほどの伸びはない。
 だが、
8月の岡本和真はOPSに限って言えば復調の兆しを見せていると言っていい。

2019年の本塁打数
 8月10日現在で岡本和真はシーズンで21本塁打を放っている。 これはシーズン終了時点までで計算すると29本〜30本ペースである。
 先にも述べたように、岡本和真は長打率の影響でOPSが極端に改善され始めている。
 そのため、2年連続の30本塁打は現実的な話ではある。
 本塁打王になるのは難しいが、ある程度のノルマは達成できると考える。

2019年のwRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。岡本和真が2019年シーズンの8月10日時点で残しているwRAAはおよそ
+13.37である。
 つまり、岡本和真は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて13点〜14点の得点をチームにもたらした」と言える。
 wRAAは+10.00以上を記録すると平均以上の成績であると一般的には言われているため、岡本和真はシーズンを通じて平均以上の打撃成績を残していると言っていい。
 昨年の2018年シーズン終了時点での岡本和真のwRAAが+43.27であったため、昨年と比較すると2019年シーズンの成績は急降下したことは一目瞭然であるが、それでも平均以上の成績を残していることは賞賛に値する。
 余談であるが、「平均的な打者と置き換えて何点増やしたか?何勝を積み上げたか?」を評価することはメジャーリーグのオークランド・アスレチックスが取り入れ始めた手法であり、今後の日本プロ野球でも注目されてくることは間違いのない野球観である。
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まとめ
 簡単に岡本和真の8月10日現在の成績を見てきた。OPSやwRAAといった指標は馴染みがないかもしれない。
 題目に書いた、「徹底解剖」というほどのことは本記事で書くことができたかは微妙なところではあるが、一般的なスポーツサイトには載っていない指標で評価したため、そこのところは甘く見て欲しい。
 岡本和真は8月に入り、復調の兆しを見せてきている。そのため、8月からシーズン終了までシーズン成績を伸ばすこと、そしてチームを勝利に導くことは期待していいと考える。

     
関連記事


参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
4.読売巨人軍公式WEBサイト
記事終了


はじめに
 2019年シーズン、8月9日に先発した今村信貴であるが、バレンティンに3ランホームランを打たれるなど、2回 被安打7 奪三振1 与四球1 失点6でノックアウトされた。
 貴重な左投げの先発投手であるが、前回登板の8月3日の5失点以降、相手打線に崩され、現在の巨人の不調を象徴するような投球をしている。
 本記事では、その今村信貴の2019年シーズンの「良いところ」と「悪いところ」を見ていこうと思う。
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良いところ
・防御率が良い
  今村信貴の良いところは防御率である。74.1イニングスを投げ、防御率3.75と平均的な防御率を記録できている。
 2019年シーズンは8月3日に5失点と8月9日に6失点を喫し、成績を下げたが、それでも防御率3点台を記録できたことは賞賛しても良いと考える。
 規定投球回数に到達はしていないが、エース菅野智之の防御率3.90よりも良い成績を残しており、今村信貴は4月から7月までの防御率2.67を記録していたことを考えれば、長期間安定した投球ができる投手であると言える。
 夏場の8月に入り、大量失点が増えたが、良い期間を少しでも伸ばすことができれば、左のエース格に成長できる。

・被本塁打が少ない

 今村信貴の意外と知られていない要素は被本塁打が少ないことだ。
 8月9日にバレンティンに本塁打を打たれ、8月3日にも2本の本塁打を打たれたが、それでも被本塁打率0.85と平均以上の成績を残している。
 被本塁打率とは「9イニングスを投げ切った場合、何本の本塁打を打たれるか?」を示した指標であり、今村信貴は0本〜1本の確率で投球できることになる。
 エース菅野智之の被本塁打率がおよそ1.50であることを考えると、明らかに優秀な成績であることがわかる。
 
投手の責任とされる指標は基本的に奪三振、与四球、被本塁打の3つであるため、この被本塁打の少なさは安定した投球をするのに欠かせない要素であろう。  

悪いところ
・奪三振率が悪い
 これは調子のよかった4月から7月まで期間も含まれるが、奪三振率が非常に悪い。
 今村信貴の奪三振率は8月9日の登板を終えた時点で、5.69である。
 今村信貴は
規定投球回数に到達していないが、規定投球回数に到達している投手の中で奪三振率の最も悪い阪神タイガースの西勇輝が6.09という成績を残しており、今村信貴の成績は明らかに平均以下である。
 くどいが、投手の責任とされる指標は基本的に奪三振、与四球、被本塁打の3つである。
 8月3日は5イニングスを投げて奪三振数が1。
 8月9日は2イニングスを投げて奪三振数が1。
 三振が奪えない投球が続いているため、どうしても苦しい投球になっている。
 過去に最高のサウスポーであった杉内俊哉は奪三振率が9.00前後の投球を毎年続けていたため、球速がそれほど出ない投手でも三振は奪うことができる。
 三振を奪う投手は球速ではなく、スピンレートや緩急を使った投球ができるため、今村信貴にはその投球を今後期待したい。

・K/BBが悪い
 K/BBとは与四球と奪三振でその投手の制球力や奪三振力をはかる指標である。
 これは見たまま奪三振を与四球で割った数字である。
 わかりやすく言えば、「1つの与四球の間にいくつ三振を奪えるか?」ということを示す指標であり、主にコントロールの良し悪しを評価するときに使う。
 一般的な経験則から3.50を超えると優秀な投手という評価がつく。
 今村信貴のK/BBはおよそ1.96であり、これは平均以下と言われても仕方がない成績である。
 K/BBだけで単純にコントロールを測るのは危ないが、この成績では制球難であると言われても仕方がない。
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まとめ
 今村信貴の最新の成績を述べたが、まとめると今村信貴は「被本塁打が少なく防御率も比較的良い投手ではあるが、三振を奪うことを苦手とし、制球に苦しむ場面も多い投手」であると数字でわかる。
 今後、ボールへのスピンや緩急を使い、悪い部分を少しでも修正できれば間違いなく左のエース格に成長できると考える。

 
 
関連記事


参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia
3.スポナビ

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