野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:セリーグ

はじめに 
 そろそろベストナイン発表の時期である。
 本記事では、「数字で見れば、セリーグのベストナインはこうなる」という簡単な予想をしていこうと思う。
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ベストナイン予想 
投手 菅野智之 (巨人)
捕手 會澤翼 (広島)
1塁手 ダヤン・ビシエド (中日)
2塁手 山田哲人 (ヤクルト)
3塁手 宮崎敏郎 (DeNA)
遊撃手 坂本勇人 (巨人)
外野手1 丸佳浩 (広島)
外野手2 鈴木誠也 (広島)
外野手3 
ネフタリ・ソト (DeNA) 

投手 菅野智之 

 菅野智之は誰も文句が付けられないと考える。
 投手三冠に輝き、沢村賞も受賞している。
 沢村賞を受賞するということは事実上12球団でNo.1投手ということだ。
 そのため、セリーグベストナインには当然入る。

捕手 會澤翼
 捕手は會澤翼と予想した。
 會澤翼は現在のセリーグでNo.1の捕手であることは間違いない。
 打率.305、OPS.893を記録し、広島カープの三連覇に大きく貢献した。

1塁手 ビシエド 
 1塁手はビシエドと予想した。
 岡本和真の可能性もあるが、最年少3割30本100打点を達成したからといって、ビシエドの打撃を上回ったわけではない。
 岡本和真のwRAAは驚異の43.27であるが、ビシエドは54.15であり、得点能力はビシエドの方が圧倒的に高い。(wRAA:平均的な打者と比べて打席で何点稼いだか?) 
 OPSも.900を上回り、他の1塁手よりも良い成績であった。

2塁手 山田哲人
 2塁手は山田哲人と予想した。
 現在の野球界の最高の2塁手と言ってもいい。
 3度目のトリプルスリーを獲得。
 OPSもMVP級とされるOPS1.000を上回り、1.014を記録した。
 まず間違いなく選出されるだろう。

3塁手 宮崎敏郎 
 3塁手は宮崎敏郎と予想した。
 打率も.300を上回り、本塁打28本の長打力もある。
 3塁手は岡本和真も含まれるが、岡本は19試合しか3塁手として出場していないため、宮崎敏郎の方が良いだろう。

遊撃手 坂本勇人
 遊撃手は坂本勇人と予想した。
 坂本勇人は他の遊撃手の追随を許さない、打率.345を記録し、OPSも.900をクリアしている。
 wRAAは30.40と他の遊撃手よりも高い。
 まず間違いなく受賞するだろう。

外野手1 丸佳浩
 外野手の1人目は丸佳浩と予想した。
 丸佳浩は打率.306、OPSは驚異の1.096であり、wRAAに至ってはおよそ60.82ほどある。
 文句なしの受賞となるだろう。
 おそらくMVPも獲得することになると予想する。

外野手2 鈴木誠也
 外野手の2人目は鈴木誠也と予想した。
 鈴木誠也は打率.320、OPS1.057という驚異的な成績を収め、wRAAもおよそ55.66という成績である。
 例年ならばMVPにも輝けるほどの成績を残している。
 広島カープの三連覇の立役者の1人である。
 鈴木誠也も文句なしで受賞するだろう。

外野手3 ソト
 外野手の3人目はDeNAのソトであると予想した。
 41本塁打で最多本塁打に輝き、打率.310、OPS1.008であり、この成績も例年ならばMVPに輝けるほどの成績である。
 元々は1塁手であるが、外野を守る機会が多く、外野手での受賞となることは間違いないと考える。
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まとめ 
 以上9人がベストナインに選出されると考える。
 ポジションが被る選手、例えば岡本和真が3塁と1塁を守っていたことや、ソトが外野と1塁を守っていることを考慮すると複雑になるが、出場試合数を見ると岡本和真は3塁手での出番は少なかったり、ソトが1塁手での出番が少なかったりするため、以上の9ポジション、9選手でベストナインが決まると考える。

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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.日本野球機構,NPB.jp


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はじめに
 2018年シーズン、日本一を逃したが、広島カープはやはり強く、2018年に3連覇を成し遂げた。
 一方、巨人はギリギリで3位に滑り込み、4位になる可能性もある危ないシーズンであった。
 広島と巨人はなぜここまで差がついているのか?
 本記事では簡単にそのことについて述べる。
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投手陣の違い
  投手陣に関して、先発投手は広島よりも巨人の方が良かった。
 先発防御率は広島が
4.26で巨人が3.62であった。
 しかし、中継ぎ投手の防御率は広島が
3.87で巨人が4.12であった。
 つまり、広島の方は「序盤に打たれるが、後半に粘りを見せ、失点を防ぐチーム」であるのに対し、巨人は「序盤はある程度抑えるも、後半に打ち込まれるチーム」であったのだ。
 中でも中継ぎ投手の奪三振能力の差も、順位の差をつけた大きな要素である。
 広島の中継ぎ投手の奪三振率は8.36、巨人は7.25であった。
 フライボールを打たせることは、得点に繋がりやすいことがメジャーリーグで証明されている。
 三振が奪える、つまりフライボールを打たせないことも差がついた大きな要因である。

野手陣の違い
 野手陣は打率、出塁率、ホームラン数、OPS、wOBAの全ての指標で広島が巨人を上回っていた。野手の育成、獲得が巨人の急務である。
 最近では岡本和真などの若手選手が台頭してきてはいるが、広島の丸佳浩ほどの成績ではない。鈴木誠也などの野手に似た野手も巨人は育成しなければならない。
 もし可能であれば、FA市場で浅村栄斗などを獲得するべきである。その理由は、本ブログの(巨人)浅村栄斗は絶対に獲得するべきで述べている。


野手陣のwOBAの推移
 広島のwOBAは下の図のように2016年から高い水準を維持している。2015年は少々下降したが、それでも上昇して現在の打線を作り上げた。

 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「
打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。


広島のwOBA

 巨人のwOBAは下の図のように低い水準を維持する傾向にある。得点能力が低いのだ。
 2018年は少し盛り返したが、それでも敗北した。

 この得点能力の差を埋めるには、育成すること、FAでの選手獲得をすることも必要ではあるし、長打力のあるwOBAの高い選手を即戦力としてドラフトで指名するといったことをしないといけない。

巨人のwOBA

 能力差は間違いなくある訳で、原監督の新体制で今後はFAでの選手獲得や育成を行っていくはずである。
 現状の一軍戦力で勝てる巨人にはない。
 今後、これらのグラフがどのような推移になるのかによって、巨人の順位は大きく変わる。

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まとめ
 最後に総括として、広島と巨人の差は簡単に言えば「中継ぎ投手の粘りと奪三振能力の差、そして野手陣の得点に絡む能力の差」であった。
 この能力差は現在の順位に大きく反映されている。
 巨人がこれらの能力差を埋めるには、そして澤村拓一や谷岡竜平などの中継ぎ育成をしていくことは当然であるが、浅村栄斗などの若く見込みのあるFA選手を獲得することも必要である。

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はじめに
 日本シリーズも終了し、ついに2018年シーズンが終わった。
 広島カープは日本一を逃したが、セリーグ3連覇、リーグ2位のヤクルトとの
ゲーム差は7.0もついた。
 この差は何から生まれたのか?
 本記事では、そのことについて考察してみる。
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打率と出塁率は五分五分
 チームでの防御率やチームでのWHIPにそれほど差がないため、広島とヤクルトの差は、投手ではなく、間違いなく打撃でついたと考えている。
 広島はチーム打率.262、ヤクルトはチーム打率.266である。
 チーム打率だけを見たらヤクルトの方が上であるが、それほど大きな差はない。

 出塁率に関しては広島が.349であり、ヤクルトが.347であることから、ここでも数字に差はそれほど見られず、出塁率で順位に差がついたとは言えない。

得点数の差は根深い所にある
 では、2018年シーズンの得点数、広島721得点とヤクルト658得点の差は何でついたのか?
 答えは馴染みのないOPSwOBAであると考える。
 これらの指標はあまり表に出ない根深い部分である。
 OPSとは”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。
 wOBAとは
簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか?」ということを評価する指標である。

実際に数字の差は?
 広島はチームOPS
.780、ヤクルトはチームOPS.749である。広島の方が、31ポイントも高い値になっている。
 このOPSの差は打率や出塁率と違って、無視できる差ではない。
 広島はヤクルトよりも得点に絡む能力が優れていたとOPSだけでも言えるのだ。
 さらに、広島のチームwOBAはおよそ.357であるのに対し、ヤクルトはおよそ.342ほどしかない。
 wOBAはあまりピンとこない人もいると思うが、.320〜.330が平均的な値であると考える指標であり、両チームともに平均以上ではあったが、広島が群を抜いてトップに立っていた。
 そのため、得点能力に差がついてしまったのだろう。
 さらに言えばOPS、wOBAはチーム本塁打の数でおよそ差がついてしまったと考えている。
 広島のチーム本塁打数は175本、ヤクルトは135本と40本の差がある。
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まとめ
 これらを考えると、広島カープとヤクルトスワローズは「OPSとwOBAによる得点能力の数字に差が生まれ、その差は本塁打の数に大きく依存している」と言える。
 大事な局面での本塁打の差と、その本塁打に影響を受ける打撃指標に差が両チームの順位を決めたと考えている。

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はじめに
 一般的に、本塁打の多い選手は三振が多いと言われる。
 例えば、2013年に日本のプロ野球記録を塗り替え、60本の本塁打を放ったヤクルトのバレンティンはその年547打席に立ち、三振が103個あり、比較的三振が多い方に分類される。
 逆に、単打ヒッターの典型例であるメジャーリーグのイチローは、メジャー1年目で738打席に立ち、三振数が53個と非常に少ない。
 この例だけをみると、確かにスラッガーは三振が多く、単打ヒッターは三振が少ないと読み取れるが、実際に多くのサンプルがないと、一般論にはならない。

本記事では、

スラッガーは三振が多いのか?
スラッガーは三振が多いというのは、ただの印象なのか?

この2つのどちらが正しいのかを調べていく。
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セリーグでの調査結果
 サンプルとして、日本プロ野球セリーグの2015年から2018年の計4シーズン分のデータの中で、規定打席に到達した延べ110人の選手データを元にする。

 まず、下の図のように三振と本塁打の散布図を描いてみる。

三振と本塁打1

 グラフを見ると、全体的に満遍なく分布していることが何となくわかると思う。
 三振と本塁打数の相関係数はおよそ0.382という数字になり、とても低い相関にあった。
 この満遍なく分布しているという事実が、三振と本塁打の相関性が低いということである。

相関係数の説明
 少し説明に入るが、相関係数0.00の場合は物事Aと物事Bが全く関係性がないものであり、1.00の場合は物事Aと物事Bが完璧に関係性があるものとされる。
 
例えば、防御率勝利数の相関係数が1.00の場合「防御率が1位の投手が最多勝、防御率2位の投手が勝利数2位、防御率3位の選手が勝利数3位...」ということになる。
 しかし、現実のプロ野球ではそのような関係はなく、防御率1位でも最多勝を取れない投手は山ほどいる。
 つまり、防御率勝利数の相関係数は1.00ではない。
 防御率勝利数相関係数が0.00の場合は、「防御率1位の投手が勝利数5位、防御率2位の投手が最多勝...」といった全く関係のない状況になることになる。
 勝利数防御率は相関係数が0.00ほど無関係なものではないが、1.00ほど関係のあるものでもない。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

スラッガーと三振の関係は?
 上記で説明したことを考えると、三振と本塁打の相関係数が0.382という数字になるということは、0.00〜1.00の範囲内では0.00寄りであり、”弱い相関”にあると言える。
 実際に散布図でも本塁打が30本近くあっても三振が50個ほどしかない選手もいれば、本塁打が1本でも三振が100個近くある選手もいる。
 つまり、相関係数と散布図から、本塁打の多くても三振が多いとは言い切れないということがわかる。

長打率と三振の関係
 ここまで、三振と本塁打の関係を見てきたが、三振と長打率ではどうだろうか?
 スラッガーは「ボールを遠くに飛ばせる選手」を指す言葉であるため、本塁打を打つだけではなく、二塁打や三塁打を打つ選手も広い意味でのスラッガーであると言える。
 長打率との関係を見るために、三振の個数ではなく”三振の率”、つまり打数の内の何個が三振になるのかを横軸に取る。
 それを描いたのか下図である。

三振と長打率1

 この散布図も満遍なく広がっていることがわかると思う。
 実際に、相関係数はおよそ0.260であり、長打率と三振率は非常に低い相関関係にあることがわかる。
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まとめ
 本記事は少々難しい話をしたかもしれないが、以上のことを総括すると「本塁打、長打を打てる選手は三振が多いわけではなく、スラッガーは三振が多い、というのはただの印象であり事実とは違う」と言える。

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はじめに
 本記事では、岡本和真の2018年の基本的な成績や、ちょっとしたセイバーメトリクスの指標でどれほどの選手であったかを考察する。
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 岡本和真は2018年、史上最年少で打率.300 30本塁打 100打点を記録した。
 それだけでも素晴らしい打者ではあるが、もっと詳しく成績を見てみる。

成績一覧
 岡本和真の2018年の主な成績は、出場試合数143試合 打率.309 本塁打33本  打点数100 出塁率.394 OPS.935 wOBA.407である。
(OPS:”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。)
(wOBA:
簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。

打率 本塁打 打点
 これらの数字で特に気になるのは、最も目につきやすい打率と本塁打だろう。
 打率.309はリーグ11位の成績であり、本塁打33本はリーグ6位の成績である。
 22歳の野球選手が残すことのできる成績ではない。
岡本が22歳でここまで打つとは誰も予想していなかったであろう。

 反感を買うかもしれないが、打点数は正直に言うと、それほど気に留める必要はない。
 打点は運の要素が非常に強い。
 打席に立つ前に、走者が出ているか出ていないかで大きく数字が異なる。
 打点よりも重視するべきは、本塁打の数である。
 本塁打は運の要素が非常に薄い。
 100打点を記録したことよりも、リーグ6位の33本塁打を記録したことを評価するべきだ。

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出塁率
 岡本の出塁率はリーグ11位の.394である。出塁率はセイバーメトリクスで評価する最も基本的な指標である。
 岡本は打率.309という数字を残しながら、高出塁率をマークしている。出塁率は、盗塁死や牽制死などを除けば”アウトにならない確率”であるため、岡本はリーグで11番目のアウトにならない選手であった。
 11番目では悪い成績であると考える人もいるかもしれないが、リーグ12位は日本を代表する四番打者の筒香嘉智である。岡本の出塁率は筒香よりもいい成績なのだ。
 明らかにセリーグの中心選手に育ったことが、出塁率だけでもわかる。

OPS wOBA
 OPS.935であったことは称賛に値する。OPSは.900超えでスター選手と呼ばれる。岡本は2018年シーズン、スター選手になったのだ。

 さらにはwOBA.407を記録している。wOBAは高ければ高いほど得点に絡む選手である評価できる。
 「wOBA.400を超えた」と言ってもイマイチピンとこない人もいるだろう。
 比較してみると、本ブログで過去に扱った西岡剛がシーズン200本安打を達成した2010年のwOBAが.398である。
 岡本のwOBAは西岡剛のキャリアハイよりも9ポイント高い成績を22歳にして収めた。

BABIP
 岡本和真はおよそBABIP.346という数字を記録している。
 BABIPとは、
簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 これは.300を上回れば運が良いとされ、下回れば運が悪いとされる。
 岡本の数字を見れば、比較的運が良いと言える。 


まとめ
 ここまでを総括すると岡本和真は「若干ながら運が良いが、一発の力があるにも関わらず、なかなかアウトにならない打者であり、得点に絡む確率が非常に高い打者であった」と言える。
 22歳という年齢で、これほどまでの好成績を残せる選手は、巨人では松井秀喜以来だ。
 2018年シーズンは打率、打点、本塁打以外に、セイバーメトリクスの指標などに関しても優秀な成績を収めていたことがよくわかる。岡本和真は間違いなくスーパースターである。
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 一般的に、本塁打の多い選手は三振が多いと言われる。
 例えば、2013年に日本のプロ野球記録を塗り替え、60本の本塁打を放ったヤクルトのバレンティンはその年547打席に立ち、三振が103個あり、比較的三振が多い方に分類される。
 逆に、単打ヒッターの典型例であるメジャーリーグのイチローは、メジャー1年目で738打席に立ち、三振数が53個と非常に少ない。
 この例だけをみると、確かにスラッガーは三振が多く、単打ヒッターは三振が少ないと読み取れるが、実際に多くのサンプルがないと、一般論にはならない。

本記事では、

スラッガーは三振が多いのか?
スラッガーは三振が多いというのは、ただの印象なのか?

この2つのどちらが正しいのかを調べていく。

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 サンプルとして、日本プロ野球セリーグの2015年から2018年の計4シーズン分のデータの中で、規定打席に到達した延べ110人の選手データを元にする。

 まず、
下の図のように三振と本塁打の散布図を描いてみる。

三振と本塁打1


 グラフを見ると、全体的に満遍なく分布していることが何となくわかると思う。
 三振と本塁打数の相関係数はおよそ0.382という数字になり、とても低い相関にあった。
 この満遍なく分布しているという事実が、三振と本塁打の相関性が低いということである。

 
少し説明に入るが、相関係数0.00の場合は物事Aと物事Bが全く関係性がないものであり、1.00の場合は物事Aと物事Bが完璧に関係性があるものとされる。
 
例えば「本を読めば読むほど、野球の打率が上がる」などということが相関係数が0.00に近い、すなわち全くと言っていいほど関係がないということである。
 逆に、相関係数が1.00の場合は、「ランニングすればするほど、カロリーを消費する」という直接関係のあるところに位置し、相関係数が1.00に近いということになる。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

 上記で説明したことを考えると、三振と本塁打の相関係数が0.382という数字になるということは、0.00〜1.00の範囲内では0.00寄りであり、”弱い相関”にあると言える。
 実際に散布図でも本塁打が30本近くあっても三振が50個ほどしかない選手もいれば、本塁打が1本でも三振が100個近くある選手もいる。
 つまり、相関係数と散布図から、本塁打の多くても三振が多いとは言い切れないということがわかる。
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 ここまで、三振と本塁打の関係を見てきたが、三振と長打率ではどうだろうか?
 スラッガーは「ボールを遠くに飛ばせる選手」を指す言葉であるため、本塁打を打つだけではなく、二塁打や三塁打を打つ選手も広い意味でのスラッガーであると言える。
 長打率との関係を見るために、三振の個数ではなく”三振の率”、つまり打数の内の何個が三振になるのかを横軸に取る。
 それを描いたのか下図である。

三振と長打率1


 この散布図も満遍なく広がっていることがわかると思う。
 実際に、相関係数はおよそ0.260であり、長打率と三振率は非常に低い相関関係にあることがわかる。 

 
本記事は少々難しい話をしたかもしれないが、以上のことを総括すると「本塁打、長打を打てる選手は三振が多いわけではなく、スラッガーは三振が多い、というのはただの印象であり事実とは違う」と言える。
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 広島カープがセリーグ優勝を早々と決め、ヤクルトスワローズもリーグ2位が早々と確定した。
 しかし、シーズンが終わってみると、この2チームのゲーム差は7.0もあった。
 この差は何から生まれたのか?
 本記事では、そのことについて考察してみる。
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 チームでの防御率やチームでのWHIPにそれほど差がないため、
広島とヤクルトの差は、投手ではなく、間違いなく打撃でついたと考えている。

 広島はチーム打率.262、ヤクルトはチーム打率.266である。
 チーム打率だけを見たらヤクルトの方が上であるが、それほど大きな差はない。

 出塁率に関しては広島が.349であり、ヤクルトが.347であることから、ここでも数字に差はそれほど見られず、出塁率で順位に差がついたとは言えない。

 では、2018年シーズンの得点数、広島721得点とヤクルト658得点の差は何でついたのか?
 答えはOPSwOBAであると考える。

 
OPSとは”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。
 wOBAとは
簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。

 広島はチームOPS.780、ヤクルトはチームOPS.749である。広島の方が、31ポイントも高い値になっている。
 このOPSの差は打率や出塁率と違って、無視できる差ではない。
 広島はヤクルトよりも得点に絡む能力が優れていたとOPSだけでも言えるのだ。

 さらに、広島のチームwOBAはおよそ.357であるのに対し、ヤクルトはおよそ.342ほどしかない。
 wOBAはあまりピンとこない人もいると思うが、.320〜.330が平均的な値であると考える指標であり、両チームともに平均以上ではあったが、広島が群を抜いてトップに立っていた。
 そのため、得点能力に差がついてしまったのだろう。

 さらに言えばOPS、wOBAはチーム本塁打の数でおよそ差がついてしまったと考えている。
 広島のチーム本塁打数は175本、ヤクルトは135本と40本の差がある。

 これらを考えると、広島カープとヤクルトスワローズは「OPSとwOBAによる得点能力の数字に差が生まれ、その差は本塁打の数に大きく依存している」と言える。

 大事な局面での本塁打の差と、その本塁打に影響を受ける打撃指標に差が両チームの順位を決めたと考えている。
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 岡本和真は2018年、史上最年少で打率.300 30本塁打 100打点を記録した。
 それだけでも素晴らしい打者ではあるが、もっと詳しく成績を見てみる。
 岡本和真の2018年の主な成績は、出場試合数143試合 打率.309 本塁打33本  打点数100 出塁率.394 OPS.935 wOBA.407である。
(OPS:”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。)
(wOBA:
簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。
 これらの数字で特に気になるのは、最も目につきやすい打率と本塁打だろう。
 打率.309はリーグ11位の成績であり、本塁打33本はリーグ6位の成績である。
 22歳の野球選手が残すことのできる成績ではない。
岡本が22歳でここまで打つとは誰も予想していなかったであろう。

 反感を買うかもしれないが、打点数は正直に言うと、それほど気に留める必要はない。
 打点は運の要素が非常に強い。
 打席に立つ前に、走者が出ているか出ていないかで大きく数字が異なる。
 打点よりも重視するべきは、本塁打の数である。
 本塁打は運の要素が非常に薄い。
 100打点を記録したことよりも、リーグ6位の33本塁打を記録したことを評価するべきだ。

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 岡本の出塁率はリーグ11位の.394である。出塁率はセイバーメトリクスで評価する最も基本的な指標である。
 岡本は打率.309という数字を残しながら、高出塁率をマークしている。出塁率は、盗塁死や牽制死などを除けば”アウトにならない確率”であるため、岡本はリーグで11番目のアウトにならない選手であった。
 11番目では悪い成績であると考える人もいるかもしれないが、リーグ12位は日本を代表する四番打者の筒香嘉智である。岡本の出塁率は筒香よりもいい成績なのだ。
 明らかにセリーグの中心選手に育ったことが、出塁率だけでもわかる。

 OPS.935であったことは称賛に値する。OPSは.900超えでスター選手と呼ばれる。岡本は2018年シーズン、スター選手になったのだ。

 さらにはwOBA.407を記録している。wOBAは高ければ高いほど得点に絡む選手である評価できる。
 「wOBA.400を超えた」と言ってもイマイチピンとこない人もいるだろう。
 比較してみると、本ブログで過去に扱った西岡剛がシーズン200本安打を達成した2010年のwOBAが.398である。
 岡本のwOBAは西岡剛のキャリアハイよりも9ポイント高い成績を22歳にして収めた。

 ここまでを総括すると岡本和真は「一発の力があるにも関わらず、なかなかアウトにならない打者であり、得点に絡む確率が非常に高い打者であった」と言える。
 22歳という年齢で、これほどまでの好成績を残せる選手は、巨人では松井秀喜以来だ。
 2018年シーズンは打率、打点、本塁打以外に、セイバーメトリクスの指標などに関しても優秀な成績を収めていたことがよくわかる。岡本和真は間違いなくスーパースターである。
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 広島と巨人はなぜここまで差がついているのか?
そのことについて記事、



これら全4編で、広島東洋カープと読売ジャイアンツの差について述べてきた。
 本記事では、それらを全てのことについて簡単に総括したい。
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  投手陣に関して、先発投手は広島よりも巨人の方が良いという結果であった。先発防御率は広島が4.15で巨人が3.79であった。しかし、中継ぎ投手の防御率は広島が3.91で巨人が4.10であった。
 つまり、広島の方は「序盤に打たれるが、後半に粘りを見せ、失点を防ぐチーム」であるのに対し、巨人は「序盤はある程度抑えるも、後半に打ち込まれるチーム」であったのだ。
 中でも中継ぎ投手の奪三振能力の差も、順位の差をつけた大きな要素である。中継ぎが三振を奪えなければフライボール革命の餌食になる。

 野手陣は打率、出塁率、ホームラン数、OPS、wOBAの全ての指標で広島が巨人を上回っていた。打撃陣の育成が巨人の急務である。(OPSとwOBAは打率などと同様に高いと得点能力が高くなる)
 最近では岡本和真などの若手選手が台頭してきてはいるが、広島の丸佳浩ほどの成績ではない。鈴木誠也などの野手に似た野手も巨人は育成しなければならない。

 広島のwOBAは下の図のように2016年から高い水準を維持している。2015年は少々下降したが、それでも上昇して現在の打線を作り上げた。育成球団とは2011,2012年のwOBAからわかるように弱い時期に二軍で育て上げ、一軍で開花させる広島東洋カープのような球団である。

広島のwOBA



 巨人のwOBAは下の図のように低い水準を維持する傾向にある。得点能力が低いのだ。
 2018年は少し盛り返したが、それでも敗北した。

 この得点能力の差を埋めるには、選手獲得も必要ではあるし、長打力のあるwOBAの高い選手を即戦力としてドラフトで指名するといったことをしないといけない。

巨人のwOBA


 能力差は間違いなくある訳で、今後はFAでの選手獲得や育成を重視するはずであるが、元巨人の片岡や井端をいきなりコーチにするべきではなく、篠塚和典のような実績のある育成重視のコーチを雇うべきなのである。なぜ、球団が危機的状況な中で、実績のないコーチを雇う必要があるのか、私には理解できない。
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 最後に総括として、広島と巨人の差は「中継ぎ投手の粘りとヒット、長打を打てる野手陣の打撃能力の差、そしてなかなかアウトにならない野手陣の繋がり」であった。
 この能力差は現在の順位に大きく反映されている。巨人がこれらの能力差を埋めるには、岡本和真や吉川尚輝など若手野手の選球眼を向上させること、そして澤村拓一や谷岡竜平などの中継ぎ育成をしていくことである。シーズン終盤でバント練習を重点的にするようなチームでは広島カープには勝てない。
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以上。

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 広島東洋カープと読売ジャイアンツの差は何なのか?
 この記事は、広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手 打率と出塁率編)及び、広島はなぜ勝利し、巨人はなぜ敗北するのか?(野手 OPS編)とは少し角度を変えた、ちょっとしたセイバーメトリクスの指標を用いて、広島と巨人の差を見ていきたい。
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 wOBAという指標を見ていこうと思う。
 wOBAとは、Weighted On-Base Averageの略であり、安打や四球など得点に絡む要素に重みを付けて算出される。Weightedは日本語で荷重を掛けることを意味するので、重みという言葉を使う。
 重みとは、例えば二塁打ならば大体1.26という値で、二塁打の数に1.26を掛けることで、二塁打の数に重みを付けて、計算する。本塁打ならば得点に直接繋がるため、二塁打の重みよりも大きな、およそ2.07という重みをかけて、wOBAを大きくするように計算する。
 重み
は得点の価値を表すものと言い換えることができる。
 当然、重みが大きい本塁打を多く打てば、wOBAは大きくなる。
 wOBAが大きいほど、優秀な成績と評価され、wOBAは.320〜.330ほどになるのが一般的である。
 wOBAは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「
打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。
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 広島のwOBAは.344であり、巨人のwOBA.316であった。広島のwOBAはリーグ1位であり、巨人のwOBAはリーグ3位である。
 OPS同様に、wOBAにも歴然とした差が生じている。wOBAは得点との相関が非常に高い。そのため、チームでのwOBAの差は、得点能力の差を示すことになる。
 実際に、現時点での広島の得点は691点、巨人の得点は594点である。OPS同様、wOBAの差もチームの得点の差を生んでいると考えてもいい。要因として、ホームラン数も当然あるが、二塁打、三塁打の数もwOBAに関係してくる。しかし、広島と巨人の二塁打と三塁打はほぼ同じである。そのため、ホームラン数、安打数がwOBAの差を生んでいる。広島の安打数は1221であり、巨人の安打数は1187である。若干ながら広島の方が安打数が多い。そして、ホームラン数は広島が30本以上の差をつけて巨人を上回っている。そのため、wOBAに大きな差が生まれたのだろう。

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 ここまでを総合すると、「広島は、巨人に比べ安打数が多く、ホームラン数も圧倒的に多い。そのため、wOBAに大きな差が生まれ、得点能力に差が付いた」と言えるだろう。
 wOBAは.330を平均としているため、巨人のwOBAは平均以下、広島のwOBAは平均以上である。この結果が、広島がなぜ勝利し、巨人がなぜ敗北したか、の要因の1つと考えることができるのである。
 

以上。広島と巨人のwOBAについて、その差を述べた。



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