野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:セリーグ

はじめに
 岡本和真が6800万円アップの年俸8000万円で契約を更改した。
 史上最年少で3割30本100打点を記録したことが評価された結果であろう。
 だが、岡本和真のそれら三部門以外の打撃成績はどれほどのものなのだろうか?
 本記事では、岡本和真の2018年の成績を徹底的に調べ、どれほどの選手であったかを見ていく。

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成績一覧
 岡本和真の2018年の主な成績は、出場試合数143試合 打席数616 打率.309 本塁打33本  打点数100 出塁率.394 OPS.935 wOBA.407 wRAA 43.27である。

打率 本塁打 打点
 これらの数字で特に気になるのは、最も目につきやすい打率と本塁打だろう。
 
打率.309はリーグ11位の成績であり、本塁打33本はリーグ6位の成績である。
 22歳の野球選手が残すことのできる成績ではない。岡本和真
22歳でここまで打つとは誰も予想していなかったであろう。

 反感を買うかもしれないが、打点数は正直に言うと、それほど気に留める必要はない。
 打点は運の要素が非常に強い。
 打席に立つ前に、走者が出ているか出ていないかで大きく数字が異なる。
 打点よりも重視するべきは、本塁打の数である。
 本塁打は運の要素が非常に薄い。
 100打点を記録したことよりも、リーグ6位の33本塁打を記録したことを評価するべきだ。

出塁率
 岡本和真の出塁率はリーグ11位の.394である。
 岡本和真は打率.309という数字を残し、さらに
高い出塁率をマークしている。出塁率は、盗塁死や牽制死などを除けば”アウトにならない確率”であるため、岡本はリーグで11番目のアウトにならない選手であった。
 11番目では悪い成績であると考える人もいるかもしれないが、リーグ12位は日本を代表する四番打者の筒香嘉智である。岡本和真の出塁率は筒香嘉智よりもいい成績なのだ。
 明らかにセリーグの中心選手に育ったことが、出塁率だけでもわかる。

OPSとwOBA
 OPS.935であったことは称賛に値する。OPSは.900超えでスター選手と呼ばれる。岡本和真は2018年シーズン、スター選手になったのだ。
(OPS:”出塁率+長打率”で算出される指標で打率や出塁率よりも得点との相関が高い。)

 さらには
wOBA.407を記録している。wOBAは高ければ高いほど得点に絡む選手であると評価できる。
(wOBA:簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか?」ということを評価する指標である。

 「wOBA.400を超えた」と言ってもイマイチピンとこない人もいるだろう。
 比較してみると、原辰徳新監督の現役時代のキャリアハイの1983年のwOBAが.406である。
 岡本和真のwOBAは原辰徳新監督の現役時代のキャリアハイと同等な数字を22歳という若さで記録したことになる。
 まさに4番打者にふさわしい成績である。


wRAA
 最後に、日本では聞き馴染みのない「wRAA」という指標を見ていくことにする。
 
聞き馴染みのない指標ではあるが、意味は非常に簡単な指標である。
 wRAAとは、「
平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 wRAAが高ければ高いほど、チームの得点を増大させたことになる。
 岡本和真はおよそwRAA 43.27を記録している。
 つまり、平均的な打者が岡本和真と同じ616打席立った場合と比べ、岡本和真はおよそ43〜44点の得点をチームにもたらしたと言える。
 2018年シーズンで比べると、坂本勇人のwRAAがおよそ30.40であるため岡本和真は坂本勇人よりも
チームの得点に大きく貢献したことになる。
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まとめ
 ここまでを総括すると岡本和真は「一発の力があるにも関わらず、なかなかアウトにならない打者であり、得点に絡む能力が非常に高い打者であった」と言える。
 22歳という年齢で、これほどまでの好成績を残せる選手は、巨人では松井秀喜以来だ。
 2018年シーズンは打率、打点、本塁打以外にも優秀な成績を収めていたことがよくわかる。岡本和真は間違いなく年俸8000万円以上の価値がある選手である。

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参考にしたサイト
記事終了


はじめに
 一般的に、本塁打の多い選手は三振が多いと言われる。
 例えば、2013年に日本のプロ野球記録を塗り替え、60本の本塁打を放ったヤクルトのバレンティンはその年547打席に立ち、三振が103個あり、比較的三振が多い方に分類される。
 逆に、単打ヒッターの典型例であるメジャーリーグのイチローは、メジャー1年目で738打席に立ち、三振数が53個と非常に少ない。
 この例だけをみると、確かにスラッガーは三振が多く、単打ヒッターは三振が少ないと読み取れるが、実際に多くのサンプルがないと、一般論にはならない。

本記事では、「スラッガーは三振が多いのか?」もしくは「スラッガーは三振が多いというのは、ただの印象なのか?」の2つのどちらが正しいのかを調べていく。
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三振と本塁打の分布 
 サンプルとして、日本プロ野球セリーグの2015年から2018年の計4シーズン分のデータの中で、規定打席に到達した延べ110人の選手データを元にする。
 まず、
下の図のように三振と本塁打の散布図を描いてみる。

三振と本塁打1

 グラフを見ると、全体的に満遍なく分布していることが何となくわかると思う。
 三振と本塁打数の相関係数はおよそ0.382という数字になり、とても低い相関にあった。 この満遍なく分布しているという事実が、三振と本塁打の相関性が低いということである。

相関係数とは?
 少し説明に入るが、相関係数0.00の場合は物事Aと物事Bが全く関係性がないものであり、1.00の場合は物事Aと物事Bが完璧に関係性があるものとされる。
 
例えば「本を読めば読むほど、野球の打率が上がる」などということが相関係数が0.00に近い、すなわち全くと言っていいほど関係がないということである。
 逆に、相関係数が1.00の場合は、「ランニングすればするほど、カロリーを消費する」という直接関係のあるところに位置し、相関係数が1.00に近いということになる。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

 上記で説明したことを考えると、三振と本塁打の相関係数が0.382という数字になるということは、0.00〜1.00の範囲内では0.00寄りであり、”弱い相関”にあると言える。
 実際に散布図でも本塁打が30本近くあっても三振が50個ほどしかない選手もいれば、本塁打が1本でも三振が100個近くある選手もいる。
 つまり、相関係数と散布図から、本塁打の多くても三振が多いとは言い切れないということがわかる。

三振と長打率の分布
 ここまで、三振と本塁打の関係を見てきたが、三振と長打率ではどうだろうか?
 スラッガーは「ボールを遠くに飛ばせる選手」を指す言葉であるため、本塁打を打つだけではなく、二塁打や三塁打を打つ選手も広い意味でのスラッガーであると言える。
 長打率との関係を見るために、三振の個数ではなく”三振の率”、つまり打数の内の何個が三振になるのかを横軸に取る。
 それを描いたのか下図である。

三振と長打率1

 この散布図も満遍なく広がっていることがわかると思う。
 実際に、相関係数はおよそ0.260であり、長打率と三振率は非常に低い相関関係にあることがわかる。 
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まとめ
 本記事は少々難しい話をしたかもしれないが、以上のことを総括すると「本塁打、長打を打てる選手は三振が多いわけではなく、スラッガーは三振が多い、というのはただの印象であり事実とは違う」と言える。

関連記事

参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia

記事終了


はじめに 
 本記事で過去のリンク、ベストナイン予想(セントラルリーグ編)で予想したセリーグベストナインが見事に的中した。
 
ベストナイン予想(パシフィックリーグ編)はやや外れてはいたが、セリーグに関しては完全に当たっていたため、嬉しい限りである。
 本記事では、「数字で見ればベストナインはこうなる」ということのおさらいとして、もう一度過去の記事と似た内容を載せ、ベストナインの理由についての解釈も載せる。
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ベストナイン 一覧 
投手 菅野智之 (巨人)
捕手 會澤翼 (広島)
1塁手 ダヤン・ビシエド (中日)
2塁手 山田哲人 (ヤクルト)
3塁手 宮崎敏郎 (DeNA)
遊撃手 坂本勇人 (巨人)
外野手1 丸佳浩 (広島)
外野手2 鈴木誠也 (広島)
外野手3 
ネフタリ・ソト (DeNA) 

投手 菅野智之 

 菅野智之は誰も文句が付けられないだろう。
 投手三冠に輝き、沢村賞も受賞している。
 沢村賞を受賞するということは事実上12球団でNo.1投手ということだ。
 そのため、セリーグベストナインには当然入るという結果になった。

捕手 會澤翼
 捕手は會澤翼であった。
 會澤翼は現在のセリーグでNo.1の捕手であることは間違いない。
 打率.305、OPS.893を記録し、広島カープの三連覇に大きく貢献した。
 wRAAでは捕手として2018年最高の30.68を記録した。
(wRAA:平均的な打者と比べて打席で何点稼いだか?)
 文句なしの打撃成績でベストナインに輝いた。 


1塁手 ビシエド 
 1塁手はビシエドである。
 岡本和真の可能性もあったが、最年少3割30本100打点を達成したからといって、ビシエドの打撃を上回ったわけではない。
 岡本和真のwRAAは驚異の43.27であるが、ビシエドは54.15であり、得点能力はビシエドの方が圧倒的に高い。(wRAA:平均的な打者と比べて打席で何点稼いだか?) 
 OPSも.900を上回り、他の1塁手よりも良い成績であった。
 出塁率は.421の好成績。
 文句なしの受賞だろう。


2塁手 山田哲人
 2塁手は山田哲人である。
 現在の野球界の最高の2塁手と言ってもいい。
 3度目のトリプルスリーを達成。
 OPSもMVP級とされるOPS1.000を上回り、1.014を記録した。
 文句なしの受賞となった。

3塁手 宮崎敏郎 
 3塁手は宮崎敏郎であった。
 打率も.300を上回り、本塁打28本の長打力もある。
 3塁手は岡本和真も含まれるが、岡本は19試合しか3塁手として出場していない。
 3塁手としては宮崎敏郎の方が出場機会が多い。そのため、宮崎が受賞することになった。


遊撃手 坂本勇人
 遊撃手は坂本勇人であった。
 坂本勇人は他の遊撃手の追随を許さない、打率.345を記録し、OPSも.900をクリアしている。
 wRAAは30.40と他の遊撃手よりも高い。
 文句なしの受賞であり、現役最高の遊撃手としてその力を見せつけたことになった。

外野手1 丸佳浩
 外野手の1人目は丸佳浩であった。
 丸佳浩は打率.306、OPSは驚異の1.096であり、wRAAに至ってはおよそ60.82ほどある。
 文句なしの受賞である。
 この成績はベストナインは朝飯前であり、おそらくMVPも獲得することになるだろう。

外野手2 鈴木誠也
 外野手の2人目は鈴木誠也であった。
 鈴木誠也は打率.320、OPS1.057という驚異的な成績を収め、wRAAもおよそ55.66という成績である。
 例年ならばMVPにも輝けるほどの成績を残している。
 広島カープの三連覇の立役者の1人である。
 鈴木誠也も文句なしで受賞である。

外野手3 ソト
 外野手の3人目はDeNAのソトであった。
 41本塁打で最多本塁打に輝き、打率.310、OPS1.008であり、この成績も例年ならばMVPに輝けるほどの成績である。
 元々は1塁手であるが、外野を守る機会が多く、外野手での受賞となった。
 他の外野手と比較しても丸佳浩、鈴木誠也に次ぐ成績であったため、文句なしの受賞であろう。

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まとめ 
 以上9人が予想し、的中したセリーグのベストナインである。
 ポジションが被る選手、例えば岡本和真が3塁と1塁を守っていたことや、ソトが外野と1塁を守っていることを考慮すると複雑になるが、出場試合数を見ると岡本和真は3塁手での出番は少なかったり、ソトが1塁手での出番が少なかったりする。
 そのため、以上の9ポジション、9選手でベストナインが決まったと考える。


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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.日本野球機構,NPB.jp


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