野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:広島東洋

はじめに
 広島東洋カープの中継ぎ陣を支えた1人が、J・ジャクソンである。
 セリーグ制覇、そして日本シリーズ進出のキープレイヤーの1人であることは間違いないが、実際に活躍したと言えるのだろうか?
 本記事では、ジャクソンの2018年の投球成績を見て、どのような投手か考察する。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。
 全て並べてもわからないことが多いため、これから成績を順に説明していく。

防御率
 防御率は2.76であり、比較的良い成績を収めている。
 防御率のリーグ平均がおよそ4.11であるため、平均以上の成績を残した。
 チームメイトの一岡竜司の防御率が2.88であるため、一岡竜司よりも失点しにくい投手であると言える。

奪三振率と与四球率
 奪三振率は9.46を記録している。
 投手は投球回数以上の奪三振、つまり奪三振率9.00を上回れば優秀であると評価される。
 そのためジャクソンの9.46という数字は、非常に優秀な成績であると言える。
 「ピンチの場面でインフィールドに打球を飛ばさず、三振でアウトにできる能力を持っている」と数字を言葉に言い換えることができる。
 しかし、奪三振率は良いが、与四球率が非常に悪い。
 与四球率は5.12であり、最低2.50以下に抑えて合格点と言われる中、合格点の倍以上の四球を与えたことになる。
 これはコントロールが非常に悪いと言える。
 奪三振率と与四球率をわかりやすく表現すると「仮にジャクソンが9イニングスを完投した場合、三振は9個〜10個ほど奪えるが、四球を5個以上与えてしまうことになる。」
 そのため、コントロールが悪いことが大きな問題である。

WHIP
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、悪い数字を残している。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。

 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因である。
 ここでもコントロールが課題であると言える。
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K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 ジャクソンのK/BBは1.85である。
 K/BBは3.50を上回れば優秀と評価される。
 ジャクソンの成績は3.50を大きく下回っている。
 優秀とは言いがたく、良くない成績であると言える。
 この理由は明確である。
 ジャクソンの奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.46であり、奪三振率に関しては平均以上の成績を残している。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く5.12であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるということだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
 

FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 ジャクソンはおよそFIP4.50という成績を記録した。

 チームメイトの一岡竜司のFIPは3.74であり、大瀬良大地のFIPは3.69である。
 これらと比較すると4.50という数字は良くない成績になる。
 ジャクソンのFIPが悪い理由も与四球にある。
 一岡竜司の与四球率は3.53
大瀬良大地の与四球率は2.03であり、ジャクソンの与四球率5.12よりも良い数字である。
 つまり、一岡竜司や大瀬良大地のFIPと、ジャクソンのFIPは、自己責任である与四球の多い少ないで差がついたと考えるのが自然な流れである。
 特に、一岡竜司とは奪三振率や被本塁打率はそれほど変わらない。
 そのため、一岡竜司との差は与四球でしかない、つまりコントロールで差がついたと言えるのだ。

まとめ
 ここまで、ジャクソンの成績について徹底解剖してきたが、総括するとジャクソンは、「奪三振能力は非常に高く、ピンチを三振で切り抜けられる能力は高いが、他のあらゆる指標において、コントロールが悪いことが理由に成績が悪化してしまった投手である」と言える。
 コントロールが課題の投手は多くいるが、ジャクソンは特に課題が大きい。
 そのため、本記事の主題であった「ジャクソンの投球ってどうなの?」に答えるとすれば、「コントロール難で不安定な投球だったよ」と答えることになる。
 ジャクソンは来年以降も広島カープにいる可能性はあるが、他球団へ投手陣の隙を与えかねない。

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はじめに
 広島カープの強力打線を支えている1人が會澤翼であることは間違いない。
 日本シリーズで本塁打を打つなど活躍が目立つ。
 シーズンでも捕手として素晴らしい打撃成績を残している。
 本記事は、二部構成の第二部(Part2)として、(広島)會澤翼の打撃の凄さは想像以上(Part1)に引き続き、さらに踏み込んだ成績を評価して、考察する。
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成績一覧
 會澤翼の2018年シーズンの主な打撃成績は、
出場106試合 打席数377 打率.305 本塁打13本 打点数42 出塁率.401 OPS.893 BABIP.332 wOBA.421 wRAA 30.68 である。 
 
wOBA 
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 會澤翼は2018年シーズン、およそwOBA.421を記録している。 
 平均のwOBAが.320〜.330ほどであるため、會澤翼の成績は非常に素晴らしいと言える。
 史上最年少で3割30本100打点を記録した、巨人の岡本和真のwOBAが.407であるため、會澤翼は捕手でありながら、岡本和真よりも得点に絡む割合が高かったと言える。
 広島カープの強力打線には隙がないことを物語っている成績である。

wRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 wRAAが高ければ高いほど、当然チームの得点に大きく貢献したと言える。
 會澤翼はおよそwRAA 30.68を記録している。
 つまり、平均的な打者が會澤翼と同じ377打席に立った場合と比べ、會澤翼はおよそ30点の得点をチームにもたらしたと言える。
 wRAAは20.00を上回れば「素晴らしい成績」と評価される。
 そのため、「得点を増やす能力」に関しても會澤翼は素晴らしい成績を残したと言える。

BABIP
 BABIPとは簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 BABIPは運との相関が強い指標である。
 セイバーメトリクスでは本塁打以外のヒットは運の要素が強いと考える。それを特に示すのがBABIPである。
 ボテボテの内野安打でも、快心の二塁打でも打率は変わらないだろう。
 そしてどちらのヒットにしろBABIPは上がる。
 快心のあたりでもボテボテでも結局はヒット。それがBABIPの示す大きな要素だ。

 つまり、運で打った打球も技術で打った打球も一括りにして、数字にし、それの高い低いで運が良いか悪いかを判断する。
 會澤翼は、BABIP.332を記録している。
 BABIPは.300を上回れば運が良く、下回れば運が悪いと評価される。
 よって會澤翼は若干ながら運が良くヒットゾーンに転がった打球が多かったと言える。
 少しネガティブな要素である。
 打率3割を上回ったのは運の影響もある程度あると考えられる。
 しかし、先ほどから比較している巨人の岡本和真のBABIPは.346であるため、少なくとも岡本和真の方が運が良く、かつ岡本和真とほぼ同じ打率を残している。
 そのため、岡本和真より會澤翼の方が実力で打ったヒットの割合が多いと考えられる。
 (BABIPは本塁打を運の要素としていない。つまり、岡本和真も會澤翼も本塁打に関しては真の実力で打ったと言える。) 
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まとめ
 第一部と第二部の二部構成で會澤翼の打撃を評価してきたが、総括すると會澤翼は「若干ながら運の要素はあるが、ヒットを打つ能力、長打を打つ能力、選球眼、得点に絡む能力、全てにおいて素晴らしい成績を収め、現在のセリーグでは最強の捕手である」と言える。
 広島カープの強力打線は日本シリーズでも健在である。
 鈴木誠也や丸佳浩に注目する人も多いが、會澤翼の存在も忘れてはならない。
 良い捕手がいるチームは、やはり強いということだ。

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はじめに
 広島カープの強力打線の一角を担っている會澤翼は、捕手でありながら、非常に優秀な打撃成績を残している。
 日本シリーズでの活躍も目立つ。
 本記事では、二部構成の第一部(Part1)として、會澤翼の2018年の打撃成績を評価し、考察する。
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成績一覧
 會澤翼の2018年シーズンの主な打撃成績は、出場106試合 打席数377 打率.305 本塁打13本 打点数42 出塁率.401 OPS.893 BABIP.332 wOBA.421 wRAA 30.68 である。
 並べただけではよくわからないので、順に説明していく。

打率 本塁打 打点
 會澤翼は打席数377という機会が少ない中、打率.305 本塁打13本 打点数42を記録している。
 打率は最も基本的な指標であることは言うまでもなく、3割を打てば一流であると日本のプロ野球では言われる。
 會澤翼は
打率.305を記録しており、打率に関しては一流であると言える。
 さらに、本塁打13本であり二桁本塁打を記録している。
 1シーズンで本塁打13本は広島カープの捕手の歴代最多記録を塗り替えた本数である。
 長打を打てる捕手は非常に貴重であり、今のセリーグの球団ではほとんどいないタイプの捕手である。
 打点数は運に左右されるため、それほど気にすることはないが、少ない機会でも42打点をあげたのは本塁打の多さの影響が最も大きいと考える。

出塁率
 出塁率は、打率とは別に「どれほど四球を選ぶことができるか?」を示す指標になる。
 會澤翼は出塁率.401を記録している。
 會澤翼は、規定打席に達してはいないが、巨人の岡本和真の出塁率.394よりも良い成績である。
 打率と出塁率の差をIsoDと言い、「IsoD = 出塁率 – 打率」で簡単に算出できるが、IsoDは.060以上が合格点と言われる中、會澤翼のIsoDは.096であり、非常に選球眼が優れていると言える。
 出塁率はアウトにならない確率であるため、會澤翼は本塁打を打てる長打力だけではなく、打線をつなぐことのできる打者であると言える。

OPS
 OPSとは、「出塁率+長打率」で算出される成績であり、得点との相関が打率や出塁率、長打率よりも高い、指標の1つである。
 つまり、OPSが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 會澤翼はOPS.893を記録している。
 一般的にOPSは.830以上.899以下で「素晴らしい成績」と評価され、.900を上回れば「スーパースター」と評価される。
 會澤翼の
OPS.893という記録は、文句なしの「素晴らしい成績」であり、もう一押しで「スーパースター」と言われる成績になる。
 會澤翼は、OPSで見ると、非常に得点に絡む能力が高いと言える。
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第一部まとめ
 第一部(Part1)では、主要な成績を見て會澤翼を評価してみた。
 これほどまで打てる捕手はそれほどいない。
 ヒットを打つ能力、選球眼、長打力、得点に絡む能力、全てにおいて素晴らしいと言える。
 本日13:00更新の(広島カープ)會澤翼の打撃の凄さは想像以上(Part2)では、さらに踏み込んだ成績を評価し、考察する予定である。

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はじめに
 ジャクソンが広島カープの中継ぎ陣を支えていたことは間違いない。
 本記事は、セイバーメトリクス 選手編(広島) ジャクソンの投球(Part1)に引き続き、ジャクソンの2018年の投球について考察する。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、
登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。

WHIP
 第一部でも説明したことではあるが、WHIPについてもう一度考えてみる。
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、それほど良い数字ではない。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。
 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因であり、課題である。

K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 ジャクソンのK/BBは1.85である。
 K/BBは3.50を上回れば優秀と評価される。
 ジャクソンの成績は3.50を大きく下回っている。
 優秀とは言いがたく、良くない成績であると言える。
 この理由は明確である。
 ジャクソンの奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.46であり、奪三振率に関しては平均以上の成績を残している。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く5.12であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるということだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
 

FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 ジャクソンはおよそFIP4.50という成績を記録した。

 チームメイトの一岡竜司のFIPは3.74であり、大瀬良大地のFIPは3.69である。
 これらと比較すると4.50という数字は良くない成績になる。
 ジャクソンのFIPが悪い理由も与四球にある。
 一岡竜司の与四球率は3.53
大瀬良大地の与四球率は2.03であり、ジャクソンの与四球率5.12よりも良い数字である。
 つまり、一岡竜司や大瀬良大地のFIPと、ジャクソンのFIPは、自己責任である与四球の多い少ないで差がついたと考えるのが自然な流れである。
 特に、一岡竜司とは奪三振率や被本塁打率はそれほど変わらない。
 そのため、一岡竜司との差は与四球でしかない、つまりコントロールで差がついたと言えるのだ。
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まとめ
 第一部と第二部の二部構成でジャクソンの成績について徹底解剖してきたが、総括するとジャクソンは、「奪三振能力は非常に高く、ピンチを三振で切り抜けられる能力は高いが、他のあらゆる指標において、コントロールが悪いことが理由に成績が悪化してしまった投手である」と言える。
 コントロールが課題の投手は多くいるが、ジャクソンは特に課題が大きい。
 今後、ジャクソンのコントロールが広島カープの命運を握るかもしれない。

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 広島東洋カープの中継ぎ陣を支えた1人が、J・ジャクソンである。
 セリーグ制覇、そして日本シリーズ進出の立役者の1人である。
 本記事は二部構成の第一部(Part1)として、ジャクソンの2018年シーズンの主な成績を見て考察していく。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、
登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。
 全て並べてもわからないことが多いため、これから成績を順に説明していく。

防御率
 防御率は2.76であり、比較的良い成績を収めている。
 防御率のリーグ平均がおよそ4.11であるため、平均以上の成績を残した。
 チームメイトの一岡竜司の防御率が2.88であるため、一岡竜司よりも失点しにくい投手であると言える。

奪三振率と与四球率
 奪三振率は9.46を記録している。
 投手は投球回数以上の奪三振、つまり奪三振率9.00を上回れば優秀であると評価される。
 そのためジャクソンの9.46という数字は、非常に優秀な成績であると言える。
 「ピンチの場面でインフィールドに打球を飛ばさず、三振でアウトにできる能力を持っている」と数字を言葉に言い換えることができる。
 しかし、奪三振率は良いが、与四球率が非常に悪い。
 与四球率は5.12であり、最低2.50以下に抑えて合格点と言われる中、合格点の倍以上の四球を与えたことになる。
 これはコントロールが非常に悪いと言える。
 奪三振率と与四球率をわかりやすく表現すると「仮にジャクソンが9イニングスを完投した場合、三振は9個〜10個ほど奪えるが、四球を5個以上与えてしまうことになる。」
 そのため、コントロールが悪いことが大きな課題である。

WHIP
 ここで、セイバーメトリクスの指標の1つ、WHIPで評価する。
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、それほど良い数字ではない。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。
 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因である。
 ここでもコントロールが課題であると言える。
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第一部まとめ
 第一部では、ジャクソンの主な成績を評価した。
 第一部を総括すると、ジャクソンは「高い奪三振力を誇る投手であるが、コントロールが悪くランナーを背負いやすいため、場合によっては大量失点をしかねない投手である」と言える。

 本日更新の第二部、セイバーメトリクス 選手編(広島) ジャクソンの投球(Part2)では、さらに深く踏み込んだジャクソンの成績と特徴を調べていく予定である。

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はじめに
 本記事では、広島東洋カープのドラフト1位、小園海斗について高校時代の大きな大会を参考に、どのような打者なのかを見ていく。
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 小園選手を評価するにあたり、第100回全国高等学校野球選手権記念大会、第12回 BFA U18アジア選手権大会、侍ジャパン壮行試合の3つの大会の成績をサンプルする。
 サンプルが少ないかもしれないが、競合指名を受けた選手を評価するには十分である。

打率 本塁打 盗塁
 小園選手は3大会で45打席に立ち、主な成績として、打率.463 1本塁打 5盗塁を記録している。
 元々は脚が速いことを売りにしている選手であるため、盗塁数は他の選手よりも多い。
 脚だけではなく、パンチ力もあり、45打席で1ホーマーであるため、金属バットを使っているわけではあるが、500打席に立てば二桁ホームランを打つ能力があると言っていい。

出塁率
 特に光るのが出塁率。

 小園選手の出塁率は.511である。
 つまり、2打席に立てば1打席は必ず出塁していたことになる。
 これは脚を武器にしている選手としては十分すぎるくらい走る機会を自分で得ることができたと言える。
 一番打者として起用するには非常に期待できる成績である。
 広島が遊撃手として起用する場合、好打の遊撃手として名をあげるという期待はできる。 
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OPS
 OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>長打率>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 本ブログの記事、
セイバーメトリクス 打者編(7) 得点とOPSの相関 において、その根拠となることを導いている。 
 これまで、ボテボテのヒットでも快心のホームランでも同じヒット1本と数えられ、算出されてきた打率をさらに広げ、1塁打から本塁打まで評価できる「長打率」、それと四死球を含む出塁率を合算することにより、1塁打、2塁打、3塁打、本塁打、四球、死球など打席で起こり得ること全てを評価できる、画期的な指標がこのOPSである。
 小園選手のOPSは1.316であり、かなりの好成績を残している。
 だが、本ブログの記事セイバーメトリクス 2018年ドラフト編(10)野村佑希 内野手 に示したように日ハムドラフト2位の野村佑希内野手の成績より低い成績である。小園海斗は他に強みがあるに違いない。

IsoD
 IsoDと言われる指標で、IsoD = 出塁率 – 打率 で算出される簡単な数値で、どれくらい打率と出塁率との差があるかを調べた結果、0.048という数字であった。
 選球眼の良い選手ならば最低は0.060くらいの成績は残すことができる。
 選球眼に若干の不安要素がある。

守備 走塁 

 小園海斗が野村佑希などを抑えて競合指名された理由は、守備と走塁にあると考える。
 小園海斗は非常に肩が強い。そして守備範囲も広いと言われている。
 スカウト陣はここに目を付けて、遊撃手としての最も重要な条件である「守備」を重要視し、根尾昂などを指名せず小園海斗を指名した可能性が高い。
 さらに走塁に関しては、小園海斗が二塁打を打ったとき、二塁への到達時間が8秒を切るという驚異的なスピードを見せた。
 プロでも8秒を切る選手は非常に少ない。
 小園海斗は守備と走塁面で大きく評価されたと考えられる。

まとめ 

 小園選手は、元マリナーズのイチローのようなタイプの選手なのかもしれない。
 「ホームランは二桁そこそこに収める。盗塁と走塁技術でダイヤモンドを駆け回り、出塁率と打率がそれほど変わらないヒットゾーンの広い選手」であることが数字からわかることだ。

 ややサンプル不足ではあるが、数字で見るとどのような選手なのかわかるのはとても面白いことである。
 将来どのようなタイプの選手になるのかも目星はつけられる。
 小園海斗選手は成功すれば、遊撃手でありながらイチローのような選手になるだろうと考える。 

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 広島カープの中継ぎ投手として、活躍している一岡竜司。
 本記事では、セイバーメトリクス 選手編(広島) 一岡竜司の投球(Part1)に引き続き、一岡竜司の良い点と課題について、さらに深く掘り下げていく。
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成績一覧
 一岡竜司が中継ぎ投手としての2018年シーズンに残した主な成績は、登板59試合 5勝6敗 防御率2.88 ホールド数18 投球回数56.1イニングス  奪三振数61 WHIP1.21 奪三振率9.79 与四球率3.53 被本塁打7本 被本塁打率1.12 K/BB2.77 FIP3.79 である。 


WHIP
 Part1でも見てきたが、セイバーメトリクスの指標の1つであるWHIPを見てみる。
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 一岡竜司の場合、WHIP1.21であり、それほど良い数字ではない。
 WHIPは1.10以下に抑えて良い成績と評価されるのが一般論である。
 やはり、与四球率が悪いことがWHIPに影響していると考えられる。
 四球による無駄なランナーを背負うことで、WHIPを悪くするということだ。
 課題はコントロール、ということがWHIPからもわかる。

K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 一岡竜司はK/BB 2.77を記録している。
 K/BBは、3.50で優秀と評価される。
 一岡竜司の成績は3.50を大きく下回っている。
 この理由は明確である。
 一岡竜司の奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.79であり、もう少して10.00を記録できるというレベルにいる。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く3.53であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるのだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
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FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。
 一岡竜司はおよそFIP3.74という成績を記録した。
 この数字は、エースである大瀬良大地のFIP3.69に近い成績であり、それほど悪い成績ではない。平均的なFIPを記録している。
 FIPは被本塁打数、与四球数、奪三振数で決まるため、一岡竜司のFIPは奪三振能力によって平均的な成績を記録できたと言える。
 Part1から述べていて、くどいかもしれないが、一岡竜司は被本塁打と与四球の多さが課題であるため、コントロールを改善できた場合、被本塁打が多くてもFIPをさらに良い成績にすることは可能である。 
 そうなれば、調子の波がある投球を減らすことが可能になると考える。

まとめ
 広島カープの一岡竜司について、二部構成で良い点と課題について述べたが、総括すると、一岡竜司は「奪三振能力が非常に優れ、中継ぎエースのポテンシャルはあるが、コントロールが課題である。もしコントロールを改善できるならば、調子の波を減らし、クローザーにまでなることのできるポテンシャルもある投手である」と言える。

 巨人から人的補償で広島へ移籍した一岡竜司がこれほどまでポテンシャルのある投手だとは当時の巨人の首脳陣は全く考えてなかっただろう。
 課題はあるが、若さもあり、克服できる時間も十分あるため、今後の投球に期待したい。

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はじめに
 セリーグ優勝を果たした広島カープのブルペンを支えた1人が一岡竜司である。
 本記事は、二部構成の第一部として、一岡竜司の2018年シーズンの主な成績を振り返り、良い点と課題について見ていく。
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成績一覧
 一岡竜司が中継ぎ投手としての2018年シーズンに残した主な成績は、登板59試合 5勝6敗 防御率2.88 ホールド数18 投球回数56.1イニングス  奪三振数61 WHIP1.21 奪三振率9.79 与四球率3.53 被本塁打7本 被本塁打率1.12 K/BB2.77 FIP3.79 である。

防御率 ホールド数
 防御率2.88という記録は、十分に中継ぎ投手の役割を果たしてくれたと言える。
 2018年シーズンの最多ホールド数を記録したヤクルトの近藤一樹の防御率が3.64であるため、その近藤一樹よりも失点を防ぎ、良い投球ができていたことを防御率が示している。
 ホールド数に関しては18個でリーグ10位の成績であるため、特別良い成績であるとは言えない。
 負けも6敗であり、若干不安定ながら波のある投球をしていた可能性が数字からわかる。
 調子の波をなくすことが課題であると考えられる。

奪三振率 与四球率 被本塁打率
 一岡竜司は
奪三振率9.79 与四球率3.53 被本塁打率1.12 という成績を残した。
 奪三振率は9.00以上、つまり投球回数以上の三振を奪えることが一般的に良い評価となる。
 一岡竜司は奪三振率9.00を大きく上回り、
奪三振率9.79であるため、三振を奪う能力は非常に高いと言える。
 与四球率と被本塁打率は非常に悪い。
 
与四球率はおよそ2.50以下に抑えなければ、良い評価は得られない。
 特に中継ぎ投手として大事な局面で登板した場合はなおさらである。
 被本塁打率も同様である。
 この3つの数字から、一岡竜司は「仮に9イニングスを完投した場合、9個〜10個の三振を奪いながらも、四球は3個〜4個与え、本塁打を1〜2本打たれる」ことになる。
 課題は、コントロールを良くする事と被本塁打数を減らす事である。
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WHIP
 ここで、セイバーメトリクスの指標の1つであるWHIPを見てみる。
 WHIPとは、1イニングスあたり何人のランナーを背負うかを表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 一岡竜司の場合、WHIP1.21であり、それほど良い数字ではない。
 WHIPは1.10以下に抑えて良い成績と評価されるのが一般論である。
 やはり、与四球率が悪いことがWHIPに影響していると考えられる。
 四球による無駄なランナーを背負うことで、WHIPを悪くするということだ。
 課題はコントロール、ということがWHIPからもわかる。

第一部まとめ
 ここまで、基本的な成績で評価してきたが、一岡竜司は「奪三振能力に優れ、中継ぎエースのポテンシャルはあるものの、被本塁打数を減らす事とコントロールを改善する事が課題の投手である」と言える。
 まだ27歳の投手であるため、良いところを伸ばし、悪いところを修正する時間は十分にあると考える。

 第二部のセイバーメトリクス 選手編(広島) 一岡竜司の投球(Part2)では、さらに踏み込んだ成績評価を行う予定である。

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はじめに
 広島東洋カープの2018年シーズンの優勝と日本シリーズ進出の要因の1つに遊撃手の田中広輔の存在がある。
 本記事は、セイバーメトリクス 選手編(広島) 田中広輔の打撃(Part1)に引き続き、二部構成の第二部として2018年シーズンの田中広輔の成績を更に掘り下げていく。
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成績一覧
 田中広輔の2018年シーズンの主な成績は、
出場143試合(全試合出場) 打席数675 打率.262 本塁打10本 打点数60 出塁率.362 OPS.745 BABIP.312 wOBA.365 wRAA 13.84 である。
 第一部では打率や出塁率、OPSなどの指標で評価したため、第二部ではセイバーメトリクスによる更に深い評価をしていく。

wOBA
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 田中広輔は2018年シーズン、およそ
wOBA.365を記録している。
 2018年シーズンのリーグ平均がおよそwOBA.340であるため、平均よりも上の数字である。
 遊撃手というポジションを考えると、十分な成績である。
 チームメイトの丸佳浩はwOBA.453、鈴木誠也はwOBA.452である。
 この2人と比べると明らかに劣る。
 しかし遊撃手として全試合出場している選手で平均以上の成績を残すことができた。
 そのため、田中広輔は「得点に絡む能力が丸や鈴木ほど高くはないが、平均的な遊撃手よりも上である」と考える。

wRAA 
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 田中広輔はおよそwRAA 13.84を記録している。
 つまり田中広輔は、平均的な打者が田中広輔と同じ675打席に立った場合と比べ、およそ14点もの得点を増やすことができたと言える。
 wRAAは10.00を上回れば平均以上と評価されるのが一般的である。
 そのため、wOBAと同様にwRAAでも平均以上の成績を田中広輔は残すことができた。
 遊撃手としては非常に優秀な成績である。
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BABIP
 
BABIPとは簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 BABIPは運との相関が強い指標である。
 セイバーメトリクスでは本塁打以外のヒットは運の要素が強いと考える。それを特に示すのがBABIPである。
 ボテボテの内野安打でも、快心の二塁打でも打率は変わらないだろう。
 そしてどちらのヒットにしろBABIPは上がる。
 快心のあたりでもボテボテでも結局はヒット。それがBABIPの示す大きな要素だ。

 つまり、運で打った打球も技術で打った打球も一括りにして、数字にし、それの高い低いで運が良いか悪いかを判断する。
 田中広輔はBABIP.312を記録している。
 BABIPは.300を上回れば運が良く、下回れば運が悪いと一般的に言われる。
 田中広輔の場合は、BABIP.300を上回るが、他の打者(巨人の長野ならBABIP.325、広島の丸なら.352)と比べると低い数字になる。
 つまり、田中広輔の打撃はそれほど運に影響されなかったと言えるのだ。
 運の影響が少なく、遊撃手としてこれまで見てきた成績を残すことができるのは、実力がある証拠と考える。
 
まとめ
 ここまで、二部構成のPart1とPart2に分けて田中広輔の2018年シーズンを評価してきたが、総括すると田中広輔は「遊撃手として平均もしくは平均以上の打撃能力を持ち、選球眼がよく、それらに伴って得点に絡む能力が高い打者である
」と言える。

 広島カープの内野の要として、十分すぎるほどの活躍を見せた選手である。
 丸佳浩や鈴木誠也に隠れているが、田中広輔の存在をプロ野球ファンは忘れてはならない。

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はじめに
 広島カープの遊撃手 田中広輔の存在も、広島カープがリーグ優勝そして日本シリーズ進出したことの大きな要素であったことは間違いない。
 本記事では、二部構成の第一部として、2018年シーズンの田中広輔の基本的な打撃成績を見ていく。
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成績一覧
 田中広輔の2018年シーズンの主な成績は、
出場143試合(全試合出場) 打席数675 打率.262 本塁打10本 打点数60 出塁率.362 OPS.745 BABIP.312 wOBA.365 wRAA 13.84 である。
 
目を見張るほどの成績ではないが、考察すれば比較的良い成績であると言えるため、これから順に成績を見ていく。

打率 本塁打 打点
 
打率.262 本塁打10本 打点数60という成績をどう見るだろうか?
 田中広輔は守備負担の大きい遊撃手であることを忘れてはならない。
 打率に関しては、リーグ平均がおよそ.260ほどであるため、平均的な打率であると言える。
 長打を打つタイプの打者ではないことを考慮すると、本塁打と打点数も平均的であると言える。
 さらに、遊撃手であることを考慮すると、全てが並みの打撃成績であることは称賛に値する。
 捕手や遊撃手は打撃は二の次であることが多いため、平均的な成績をコンスタントに毎年残せる遊撃手は非常に希少価値が高い。
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出塁率
 田中広輔は
出塁率.362を記録している。
 リーグ平均は出塁率.330ほどであるため、田中広輔の出塁率は平均以上である。
 特に、選んだ四球数は75個でリーグ8位の多さである。
 
本ブログでは何度も引用したものではあるが、名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、

 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。

 と言われている。
 「マネーボール」の言葉通りに言えば、田中広輔は、選球眼が良く”ストライクゾーンをコントロールする能力”が非常に高い。
 つまり、意図した四球を選ぶ能力に優れ、自分のストライクゾーンをしっかりとわかっている打者であると言える。


OPS
 OPSとは、”出塁率+長打率”で算出される成績であり、得点との相関が打率、出塁率、長打率よりも高い、セイバーメトリクスの指標の1つである。
 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 田中広輔はOPS.745を記録している。
 OPSは.700以上.766以下で平均的と一般的に言われる成績である。
 そのため、田中広輔のOPSは平均的、つまり
”得点に絡む能力”が平均的であると言える。
 田中広輔は遊撃手であるため、OPSに関しても並みの成績を残すことができたことは評価できる点である。

第一部まとめ
 第一部では、
打率、本塁打、打点、出塁率、OPSと見てきたが、 遊撃手というポジションを考えると、田中広輔は「守備負担が大きいながらも、全体的に並の成績が残せ、選球眼に関しては並以上の能力を持つ選手である」と言える。
 主要な成績を見るだけでも、遊撃手としては素晴らしい選手であると言える。

 ここまで主要な成績を述べてきたが、第二部、セイバーメトリクス 選手編(広島) 田中広輔の打撃(Part2)ではさらに踏み入ったセイバーメトリクスによる評価をしていく。

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