野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:日本シリーズ

はじめに
 前田健太がメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースへ行き、その後釜として広島カープのエースが大瀬良大地になってから数年がたった。
 契約更改で推定年俸1億4500万円となり、1億円の大台を超えた。 
 しかし、実際に大瀬良大地はエース格なのだろうか?
 本記事では、大瀬良大地の2018年シーズンの成績を振り返り、防御率や勝利数などではわからない、さらに細かい成績を見て、エース格かどうか考察してみる。

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成績一覧
 大瀬良大地の2018年シーズンの主な成績は、15勝7敗 防御率2.62 投球回数182イニングス  奪三振数159 WHIP1.01 奪三振率7.86 与四球率2.03 K/BB3.88 FIP3.69 である。

勝利数と防御率
 勝利数に関しては、巨人の菅野智之と並び15勝で、文句なしの最多勝である。
 防御率2.62文句なく好成績であると言える。
 奪三振数も含めても投手三冠に輝いてもおかしくない成績を収めている。
 ただ、巨人の菅野智之の成績が大瀬良大地の成績を大きく上回っているため、その影に隠れていることは否めない。


奪三振率と与四球率
 奪三振率と与四球率を見ても比較的良い成績を収めている。
 規定投球回数をクリアしたセリーグの投手計8人の中で、奪三振率4位の7.86を記録している。もう少しで8.00台という成績を記録している。
 与四球率はあと一押しで1.00台の2.03であり、この成績から平均以上のコントロールを持つ投手であると言える。
 つまり大瀬良大地は、「仮に9イニングスを完投した場合、およそ8個の三振を奪い、四球は2つほどしか与えない投球をした」と言える。
 ここまで、問題なくエースと呼べる成績である。

投球回数
 投球回数も無視できない。
 182イニングスを投げており、これはセリーグ2位の多さである。
 アメリカでは、投球回数を多く投げられる投手は重宝される。
 イニングイーターなどと呼ばれ、完投はできなくても防御率2.00〜4.00弱あたりの成績で200イニングス近く投げられる投手は特に巨額の契約を提示される可能性が高い。
 なぜ重宝されるかと言えば、中継ぎ投手で質の高い1イニングを絞り出すことは非常に大変だからである。
 防御率3点台の先発投手が6回2失点で降板し、中継ぎ投手で打たれて負けるよりかは、7回2〜3失点に抑えて降板し、後は中継ぎ投手に任す方が、温存、中継ぎ投手に交代した後の相手打線の打撃、1イニングの質、など色々考えてもリスクは少ない。
 そのため、先発投手はイニング数を多く投げた方が良い。
 大瀬良大地は防御率2.62でありながら、イニングイーターとしての活躍を見せたため広島カープの投手陣は、より質のいいイニングを大瀬良大地から生み出せたと言っていい。

WHIP
 WHIPとは、「1イニングあたり何人のランナーを背負うか?」を数値化したものである。
 例えば中継ぎで1イニングを投げて被安打1与四球0に抑えれば、WHIP1.00が記録される。
 大瀬良大地はWHIP1.01あり、これはリーグ2位の好成績である。
 しかも、リーグ1位の菅野智之のWHIPは1.00であるため、菅野とほとんど差はないと言ってもいい。
 WHIPは1.10未満に抑えれば優秀、1.00前後であればエース格と呼ばれる。
 大瀬良大地の成績は間違いなくエースの成績であった。
 被安打の少なさやコントロールの良さなど、無駄なランナーを背負わなかったと言える。

K/BB
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 大瀬良大地はK/BB 3.88を記録している。
 K/BBは3.50以上あれば優秀と言われる指標である。
 大瀬良大地は3.50を上回る成績を残しているため、優秀な成績であると言える。
 コントロールを示す指標であるため、WHIP同様、無駄なランナーを背負うことが少なかったと言える。

 そのため、防御率2点台の好成績を残したと考えられる。

FIP

 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。
 大瀬良大地はおよそFIP3.69という成績を記録した。
 FIPは3.00台になれば平均的であると言えるため、大瀬良大地のFIPは平均的な数字であったと言える。
 リーグ内で比較してみると、規定投球回数に到達した計8人の内、5位の成績である。
 比較するとそれほど良いとは言えない。
 これは大瀬良大地が被本塁打数リーグワーストの22本であることが原因であると考える。
 FIPは
被本塁打数、与四球数、奪三振数で算出される。
 そのため、三振を奪え、四球もそれほど与えない大瀬良大地だが、被本塁打が多いことが唯一の欠点であるとFIPによってわかる。
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まとめ
 ここまで大瀬良大地の2018年シーズンの成績を見てきたが、総括すると大瀬良大地は「本塁打を打たれやすい欠点はあるものの、三振がある程度奪え、四球もそれほど与えないコントロールを持ち、無駄なランナーを背負わない、比較的エース格に近い投手ではある」と言える。

 本記事の題目である「エース格か?」という疑問に関しては、本塁打を打たれやすいことを除けば問題なく「エース格である」と答えることができる
 まだ若い投手であるため、今後の活躍に期待したいところである。

関連記事


参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3スポナビ

記事終了


はじめに
 巨人入りを決断した丸佳浩であるが、広島カープでの最終年となる2018年にMVPを受賞した。
 優勝チームで最も活躍した選手であり、それどころかリーグで最も活躍した選手が丸佳浩であるため、当然の出来事である。

 本記事は、丸佳浩の規格外すぎる2018年シーズンの成績を見て考察し、どれほど凄いかを示していく。
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打率 本塁打 打点
 まず打率に関しては、打率.306.300を上回っており、特に文句の付け所はないだろう。
 打率主義の日本プロ野球では3割打者は一流と言われる。
 打率においては一流の成績を残したと言える。
 本塁打に関しても文句の付けようがない。
 最多本塁打には惜しくも届かなかったが、セリーグ2位の39本を放ち、スラッガーとしてその才能を発揮した。
 打点数に関しては100打点に届かなかったが、打点は運の要素が強いため、直接的に丸佳浩の打撃の凄さを表せない数字である。
 そのため、それほど気にする必要はないと考えるが、97打点なら一般的に好成績と言われるだろう。

出塁率
 最も優れている点の1つが出塁率である。
 丸佳浩は出塁率.468を記録し、これは日本プロ野球の長い歴史の中で、歴代8位の成績にあたる。
 ちなみに出塁率の歴代1位、2位、4位は落合博満であるため、選手の数としては歴代5人目の出塁率であると言っていい。(落合博満の凄さを感じる)
 出塁率は、四球数に大きく影響を受ける。
 丸佳浩は2018年に130個の四球を選び、これは2018年シーズンの12球団全選手の中でダントツの1位である。
 出塁率は「アウトにならない確率」であるため、丸佳浩は「アウトにならない確率が歴代8位である」と言える。
 これは規格外の成績である。


OPS
 OPSとは”出塁率+長打率”で算出される数字で、得点との相関が非常に高く、順にOPS>長打率>出塁率>打率という上下関係がある。
 OPS.900を上回ればスター選手、OPS1.000を上回ればMVP級の選手と評価される。
 丸佳浩は
OPS1.096という成績を記録し、これは異常なほど良い成績である。
 まさにMVP級の成績である。
 比較すると、レジェンド王貞治の通算OPSは1.080である。
 通算成績ではあるが、丸は王貞治と同等レベルの成績を残していると言える。
 これほどまでいい成績の日本人選手は過去に日本の四番の筒香嘉智と柳田悠岐、そして元メジャーリーガーの松井秀喜くらいしか思い浮かばない。
 そのくらい素晴らしい成績である。

wRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 wRAAが高ければ高いほど、当然チームの得点に大きく貢献したと言える。
 丸佳浩はおよそwRAA 60.82を記録している。
 つまり、平均的な打者が丸佳浩と同じ566打席に立った場合と比べ、丸佳浩はおよそ60〜61点の得点をチームにもたらしたと言える。
 これはセリーグ1位の成績であり、いかに丸佳浩が広島カープの得点に貢献したか、数字でわかる。
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まとめ
 ここまで、2018年シーズンの丸佳浩は「圧倒的な選球眼を持ち、長打力も申し分なく、それらの能力に伴ってセリーグでは得点に最も絡むことのできた選手である」 と言える。
 まさに規格外の選手であり、MVPは朝飯前といった次元の選手である。

関連記事


参考にしたサイト
1.スポナビ
2.Wikipedia
記事終了


はじめに
 日本シリーズ、日米野球でも大活躍した柳田悠岐は、日本球界最強打者と言っても過言ではない。
 その柳田悠岐の能力は人間離れしている
 本記事では、2018年シーズンの成績を元に、柳田悠岐の人間離れした能力3つ見ていく。

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1つ目の能力 5ツール 
 2018年シーズンに柳田悠岐は打率.352 本塁打36本 打点数102という成績を記録してある。一般に3割30本100打点という大台であり、柳田はそれを余裕を持ってクリアした。
 特に打率では、2位の秋山翔吾の打率.323よりもおよそ.030もの差をつけて首位打者に輝いている。
 ヒットを打つ能力は群を抜いて球界トップである。
 盗塁数21という成績も脚が速いことを証明している。
 盗塁成功率.750であるため、平均的な成功率ではあるが、俊足は1つの魅力である。
 一般に、
 1. 打率が良い
 2. 長打が打てる
 3. 脚が速い
 4. 肩が強い
 5. 守備範囲が広い
という5つの能力を5ツールと呼び、これら全てにおいてバランスの取れた選手を5ツールプレイヤーと呼ぶ。
 5ツールプレイヤーは最も理想的なプレイヤーと称される。
 柳田悠岐の守備範囲と肩の強さに関しては日本プロ野球の計測したデータがそれほどない。
 守備に関しては指標がないが、ゴールデングラブ賞の受賞歴から、日本プロ野球では柳田悠岐は守備も良いと評価されている。
 つまり、日本プロ野球の中では柳田悠岐は5ツールプレイヤーであると言える。
 「日本人選手の中で究極の理想的なプレイヤー」が柳田悠岐であるとこれらの成績から言える。

2つ目の能力 出塁率とOPS
 柳田悠岐は、出塁率も素晴らしい成績を残している。
 2018年シーズンの柳田悠岐の出塁率.431はリーグトップの成績である。
 名著である、「マネーボール」では出塁率はアウトにならない確率であることから重要視されていた。
 「マネーボール」では、出塁率が高い選手を主体に作ったチームが当時のリーグ新記録となる20連勝を成し遂げたことが特に有名である。
 柳田悠岐はそのアウトにならない確率がリーグで1位であり、リーグで最も打線を繋ぐ能力があったと言える。
 またOPSも素晴らしい。
 OPSとは、「出塁率+長打率」で算出される成績であり、得点との相関が打率や出塁率、長打率よりも高い指標の1つである。

 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 柳田悠岐はOPS1.092を記録している。
 これもリーグトップの成績である。
 OPSは、.900を上回ればスター選手、1.000を上回ればMVP級とされる。
 柳田悠岐の成績は、余裕でMVP級の水準を余裕でクリアしている。
 OPSで見ると、リーグで最も得点に絡む能力があったと言えるのだ。

3つ目の能力 得点増大
 本記事で紹介する最後の能力として、得点増大の能力を見てみる。
 ここで少々聞き馴染みのないwRAAという指標を用いる。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 柳田悠岐はおよそwRAA 66.41を記録している。
 この数字は断トツで12球団全選手の中でトップである。
 つまり柳田悠岐は、平均的な選手が同じ550打席に立った場合と比べて、およそ66点もの得点を増やすことができたということである。
 wRAAは40.00以上でMVP級と称されるが、柳田悠岐の成績は、50.00も60.00も越えて
66.41である。
 これほどまでのチーム得点に絡む選手は本当に稀である。
 まさに人間離れした能力である。
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まとめ 
 ここまで、柳田悠岐の人間離れした3つの能力を見てきた。
 柳田悠岐は「
5ツールを持つ万能な選手であり、それに伴って得点に絡む能力が異常なまでに高い選手であり、12球団で現状では最強の、人間離れした打者である」と言える。
 柳田悠岐のこれらの能力はシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズのみならず、日米野球でも発揮された。
 現状は柳田悠岐を中心に日本球界が回っていると言える。


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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.Wikipedia

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