野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:横浜DeNAベイスターズ

はじめに
 2019年シーズンの10月7日、阪神タイガース横浜DeNAを破り、クライマックスシリーズ1stステージを突破した。
 結果を見れば2対1という投手戦であった。
 本記事ではその試合の簡単な振り返りを行う。
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阪神と横浜の打線
 まず打線を振り返ってみる。
 阪神タイガースは9回までに放った安打数は9本、横浜は4本であった。
 互いのチームともホームランはなく、ヒットフォアボールで繋いだ試合であったと言える。
 ヒットの数は阪神の方が圧倒的に多い。
 ただ、阪神と横浜の打線の違いはヒットの数だけではない。
 阪神打線のフォアボール、デッドボールの数は6個であり、対して横浜は2個である。
 四死球の数は非常に重要で、野球においては出塁率を高くすること、すなわちアウトにならない確率を高くすることは得点へと大きく繋がる。
 極端な話をすると、出塁率が10割の打線の得点数は無限になる。そのため、いかにアウトにならないかを追求することが勝利に繋がることもある。
 阪神はヒットと四死球を含めると出塁した数が15回であり、対する横浜は6回であった。
 簡単に考察すると、ホームランの出なかった試合であったため、この出塁の数が阪神が競り勝った要因であると考えられる。

阪神と横浜の投手
 阪神と横浜の投手の違いは、先の打線について述べた通り、四死球を与えたことも大きな要因である。
 横浜の投手陣は阪神へ、ヒットに加えて四死球も多く与え、それに伴ってピンチを背負う場面が多かった。
 ただ、そこだけに留まらない。
 阪神の投手陣は横浜打線から三振を多く奪っていた。
 阪神の投手陣が奪った三振の数は9個であり、対して横浜は5個である。
 守備の影響を考えると、投手の責任でアウトにできる唯一の指標が三振であることは有名な話である。
 そのため、阪神の投手陣は横浜の投手陣よりも責任を果たしたことになる。
 この試合の投手戦を制した大きな要因の1つとして三振の数も考えられるだろう。
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まとめ
 阪神打線はヒットに加えて四死球も多く、それに伴ってリードした展開を作り上げた。
 投手陣も三振を多く奪い、責任を果たした。
 横浜はその逆であった。
 なぜ阪神が勝ったかを簡単に考えると以上のことが言えると考える。
 阪神はファイナルステージで巨人と対決するが、この打線と投手陣がどれほど機能し、巨人との試合に影響を及ぼすのか、楽しみである。
 
関連記事

参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
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はじめに
 2018年シーズンの横浜DeNAベイスターズは新人王の東克樹頼りの先発陣であった。
 しかし、2018年ドラフト1位で即戦力である東洋大学の上茶谷大河を指名し、獲得することに成功した。
 本記事では、横浜DeNAに入団する上茶谷大河投手の成績を見て、どのような投手なのか、考察していく。
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勝敗数と防御率
 上茶谷投手の2018年東都大学野球の春季リーグでの成績は、先発投手として10試合に登板し、6勝2敗 防御率2.29である。
 これは先発投手として70.2イニングスを投げ、完投2回を含んだ成績であるため、2018年の上茶谷大河投手は勝敗数、防御率において比較的優秀な成績を残していると言える。

奪三振率と与四球率
 上茶谷投手の奪三振率はおよそ11.08であった。
 そして、与四球率はおよそ2.17であった。
 この奪三振率と与四球率は無視できない好成績である。
 奪三振に関しては、イニング以上の奪三振、つまり奪三振率9.00を記録できれば優秀とされる。
 さらに、与四球率は2.50未満で優秀とされる。
 上茶谷投手の奪三振率11.08与四球率2.17は「仮に9イニングスを完投した場合、三振を11個ほど奪え、四球数も2個ほどしか与えない投球をする」と評価できる。
 レベルの高い大学野球においても非常に優秀な成績を収めていると言える。

WHIP
 WHIPとは、「1イニングあたり、何人のランナーを許したか?」を示す指標である。
 WHIPは1.00前後がエース級、つまり1イニングに1人のランナーを許すだけということがエースの成績なのである。

 上茶谷投手のWHIPはおよそ0.91であった。
 文句の付け所がない成績である。
 レベルの高い大学野球において、無駄なランナーを背負うことが少ない投手と評価でき、これは良い防御率を残せた要因の1つと考えていい。

K/BB
 K/BBは奪三振数を与四球数で割った値のことで、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す。
 上茶谷投手のK/BBは5.12であり、3.50で優秀とされるK/BBの基準を上回っている。
 K/BBは主にコントロールを評価するために用いられる。
 与四球率も好成績であるため、コントロールは非常に優れていると言える。
 そのため、上茶谷投手はコントロールが良く、球の速い本格派である。
 非常にレベルの高い投手である。
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まとめ 
 ここまでを総括すると、上茶谷投手は「四球による無駄なランナーを出さない優れたコントロールを持ち、さらに平均球速以上の直球で三振を多く奪える、非常に完成された先発投手」と言える。
 大学野球で、これほどまで完成した投手はそれほどいないであろう。
 特に同じ東洋大学の甲斐野投手と比較しても良い投手である。
 横浜DeNAベイスターズは非常に良い投手を獲得し、上茶谷投手は来年即一軍の可能性は非常に高いと考える。


関連記事



参考にしたサイト
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はじめに
 今や日本の四番打者まで成長した横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智。
 筒香のキャリアハイは2016年ではあるが、2018年シーズンもそれに劣らず良い成績を残している。
 本記事では、筒香嘉智の2018年シーズンの主要な成績とちょっとしたセイバーメトリクスの指標を使って評価していく。
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成績一覧
 筒香嘉智の2018年シーズンの主な成績は、出場試合数139試合 打率.295 本塁打38本 打点数89 出塁率.393 OPS.989 wOBA.410 である。

打率 打点 本塁打 
 打率に関しては、.295であり.300には届かなかったものの.290を上回り、当然平均以上の成績を記録している。
 元々、筒香は打率.300前後を打つ打者であるため、2018年シーズンの打率に関してはそれほど文句のない成績である。

 本塁打の数も38本を打ち、2018年シーズンも持ち前の長打力を発揮したと言える。
 最多本塁打には惜しくも届かなかったが、それでも十分に素晴らしい成績を残したと言える。
 基本的に本塁打は他の安打に比べて、運の要素が薄い。相手の野手の守備力に依存しないからだ。
 そのため、本塁打の数が多いことは技術レベルが高いと評価できる。

 打点数は90に届かず、89であった。
 だが、打点は運の要素が強い。ランナーがいるかどうかで大きく変わってくる。そのため、それほど気にする必要はないと考える。

出塁率
 次に、出塁率である。

 出塁率はセイバーメトリクスの基本である数字で、四球数に大きく依存する。
  名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、
 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。
 と言われている。
 筒香は2018年シーズン、出塁率.393を記録しており、これは巨人の岡本和真に次いでリーグ11位の成績である。
 セイバーメトリクスの指標の1つでIsoDというものがある。
 これは単純に、「IsoD = 出塁率 – 打率」で表され、選球眼がいかに良いかを見る指標である。
 筒香はIsoD.0098であり、必要とされている0.060を大きく上回る。
 すなわち、選球眼が良い。
 「マネーボール」の言葉を借りれば、
ストライクゾーンを操る術を身につけていることになる。自分のストライクゾーンをしっかりと理解しているとも言い換えられる。
 ここが筒香の大きな武器である。


OPS
 次にOPSを見てみる。
 OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、「OPS = 出塁率+長打率」で表され、得点との相関は打率や出塁率よりも高い。
 筒香は2018年シーズン、OPS.989を記録している。
 OPSは.900を上回ればスター選手、1.000を上回ればMVP級の選手、と言われている。
 筒香のOPSは、もうひと押しでMVP級の成績であった。
 これは、筒香の力を表す象徴でもある。
 
wOBAとwRAA
 次にwOBAを見てみる。
 wOBAとは、出塁率やOPSなど打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。つまり、OPSと同様にwOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高い。
 wOBAの平均は.320〜.330であるが、筒香はwOBA.410を記録しており、この数字は巨人の岡本和真のwOBA.407よりも上の数字である。
 つまり、筒香は岡本和真よりも得点に絡む打撃をしたと言える。
 面白いことは、岡本は100打点、筒香は89打点で岡本の方が打点数は多いが、筒香の方がwOBA高い。筒香の方が打点数は少ないのに、岡本よりも得点に絡む確率は高いのだ。
 これは、打点という指標がいかに古い指標であるかを物語っている

 最後に、wRAAを見てみると、筒香嘉智は非常に優秀な成績を収めている。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 wRAAが高ければ高いほど、チームの得点を増大させたことになる。
 筒香嘉智は2018年シーズン、およそwRAA42.37を記録した。
 wRAAは40.00を上回れば「非常に素晴らしい」と称されるため、筒香嘉智の成績はまさに「非常に素晴らしい成績」であった。

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まとめ
 総括すると、2018年シーズンの筒香嘉智は「選球眼に優れ、ストライクゾーンをコントロールする能力を活かし、持ち前の長打力を発揮して、チームの得点増大に大きく貢献した」と言える。
 日本の四番打者は伊達ではなく、毎年コンスタントにこのような成績を残している。
 やはり素晴らしい打者である。
 今後の活躍にも期待したい。

関連記事



参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp 
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