野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:読売巨人軍

はじめに
 2020年に入り、プロ野球の開幕が迫っている。
 新型コロナウイルスで開幕が延期されているが、開幕は4月が目安だろう。
 そんな中、2019年セリーグMVPに輝いた坂本勇人が2000本安打を2020年シーズン中に達成するだろうと言われている。

 これまで、巨人のキャプテンとして、リーグ優勝に貢献し、ショートとして規格外の打撃成績を残してきた。
 本記事では、開幕前ということで、前年の2019年シーズンの坂本勇人の打撃成績で、一般的な記事では紹介されない特に光る3つの数字を、紹介したい。
1つ目の光る成績 OPS
  1つ目としてOPSが挙げられる。
 OPSとは「出塁率長打率」で算出される数字で、打率や出塁率よりも得点との相関が強い。一般的にOPS.900を上回ればスター選手であると経験則で言われる。
 2019年の坂本勇人のOPSはOPS.971であり、この成績は広島カープ鈴木誠也に次いでリーグ2位の成績である。
 この成績は遊撃手としては異例である。
 過去に西武ライオンズ時代の松井稼頭央が残したOPS1.006が遊撃手の最高記録であるが、その成績に次ぐほどの成績である。
 歴代最高の遊撃手の異名を持つ松井稼頭央に追いつき、坂本勇人が誰もが認める歴代最高の遊撃手と言われる日は近いのではないか、と思わせられる。
 坂本勇人が圧倒なOPSでセリーグ優勝に大きく貢献したことは間違いない。


2つ目の光る成績 本塁打
 2019年シーズンの坂本勇人を象徴する最もわかりやすい成績は、間違いなく本塁打の数であろう。
 今さら本塁打?と考える人もいると思うが、今年の坂本勇人を語る上で、欠かせない数字を残している。 
 2019年シーズン、坂本勇人は40本塁打を放ち、横浜DeNAネフタリ・ソトに次いでリーグ2位の成績であった。
 元中日ドラゴンズ宇野勝が1985年に記録した遊撃手の最多本塁打記録である41本塁打に次ぐ成績を残した。
 2019年シーズン、なぜ坂本勇人はこれほど本塁打を量産できるようになったのかは定かではないが、坂本勇人は本塁打の多い打者の特徴を示している。それは三振の数である。
 2019年シーズン以前の坂本勇人の三振の数は、自己ワーストで2009年の101三振である。
 だが、坂本勇人は2019年シーズンの三振数が123もある。自己ワーストを更新した数字である。
 過去に本ブログで三振と長打の相関(記事リンク)を表したことがあった。その記事では、およそ相関係数が0.382を記録していた。難しい話はここではしないが、簡単に言うと長打を打つことと三振が多いことはある程度セットで考えてもいいと言える。 
 これらの結果から言えることは、坂本勇人は例年にも増して長打を打つ意識が強く、その結果として本塁打が多くなっていると考えられる。
 いずれにせよ本塁打は打者の最も重視すべき指標の1つであるため、坂本勇人の本塁打の数は非常に優れ、MVPにふさわしい成績であった。 


3つ目の数字 wRAA
 最後に見る数字はwRAAというものだ。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。坂本勇人が2019年シーズンに残したwRAAはおよそ
+54である。
 つまり、坂本勇人は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて54点の得点をチームにもたらした」と言える。
 この成績は、広島カープの鈴木誠也に次いでリーグ2位である。
 
リーグで2番目に得点を増やした打者であると言っていい。
 これを考えると、キャプテンとしてどれだけ打撃でチームに貢献してきたかがわかる。

まとめ
 以上の3つの成績が坂本勇人の特に優れた成績である。
 打率や打点なども素晴らしい成績を残してはいるが、特に価値の高い「OPS、本塁打、wRAA」の3つに絞って坂本勇人の凄さを語ってきた。
 2019年のMVPを獲得した坂本勇人が、2020年シーズンに2000本安打の達成、そして数々のタイトルを獲得すること、そしてOPSや本塁打、wRAAもさらに良い成績を残すことに期待したい。
 
関連記事


参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia
3.スポナビ
4.ベースボールキング

記事終了


はじめに
 必然の出来事であるが、巨人の坂本勇人が2019年のセリーグMVPに輝いた。
 巨人のキャプテンとして、リーグ優勝に貢献し、ショートとして規格外の打撃成績を残した。
 本記事では、MVPに輝いた坂本勇人の打撃成績で、一般的な記事では紹介されない特に光る3つの数字を、紹介したい。
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1つ目の光る成績 OPS
  1つ目としてOPSが挙げられる。
 OPSとは「出塁率長打率」で算出される数字で、打率や出塁率よりも得点との相関が強い。一般的にOPS.900を上回ればスター選手であると経験則で言われる。
 2019年の坂本勇人のOPSはOPS.971であり、この成績は広島カープ鈴木誠也に次いでリーグ2位の成績である。
 この成績は遊撃手としては異例である。
 過去に西武ライオンズ時代の松井稼頭央が残したOPS1.006が遊撃手の最高記録であるが、その成績に次ぐほどの成績である。
 歴代最高の遊撃手の異名を持つ松井稼頭央に追いつき、坂本勇人が誰もが認める歴代最高の遊撃手と言われる日は近いのではないか、と思わせられる。
 坂本勇人が圧倒なOPSでセリーグ優勝に大きく貢献したことは間違いない。


2つ目の光る成績 本塁打
 2019年シーズンの坂本勇人を象徴する最もわかりやすい成績は、間違いなく本塁打の数であろう。
 今さら本塁打?と考える人もいると思うが、今年の坂本勇人を語る上で、欠かせない数字を残している。 
 2019年シーズン、坂本勇人は40本塁打を放ち、横浜DeNAネフタリ・ソトに次いでリーグ2位の成績であった。
 元中日ドラゴンズ宇野勝が1985年に記録した遊撃手の最多本塁打記録である41本塁打に次ぐ成績を残した。
 2019年シーズン、なぜ坂本勇人はこれほど本塁打を量産できるようになったのかは定かではないが、坂本勇人は本塁打の多い打者の特徴を示している。それは三振の数である。
 2019年シーズン以前の坂本勇人の三振の数は、自己ワーストで2009年の101三振である。
 だが、坂本勇人は2019年シーズンの三振数が123もある。自己ワーストを更新した数字である。
 過去に本ブログで三振と長打の相関(記事リンク)を表したことがあった。その記事では、およそ相関係数が0.382を記録していた。難しい話はここではしないが、簡単に言うと長打を打つことと三振が多いことはある程度セットで考えてもいいと言える。 
 これらの結果から言えることは、坂本勇人は例年にも増して長打を打つ意識が強く、その結果として本塁打が多くなっていると考えられる。
 いずれにせよ本塁打は打者の最も重視すべき指標の1つであるため、坂本勇人の本塁打の数は非常に優れ、MVPにふさわしい成績であった。 


3つ目の数字 wRAA
 最後に見る数字はwRAAというものだ。
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 難しい説明はせず、実例を見ていこうと思う。坂本勇人が2019年シーズンに残したwRAAはおよそ
+54である。
 つまり、坂本勇人は「
平均的な打者と同じ打席数に立った場合に比べて54点の得点をチームにもたらした」と言える。
 この成績は、広島カープの鈴木誠也に次いでリーグ2位である。
 
リーグで2番目に得点を増やした打者であると言っていい。
 これを考えると、キャプテンとしてどれだけ打撃でチームに貢献してきたかがわかる。

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まとめ
 以上の3つの成績が坂本勇人の特に優れた成績である。
 打率や打点なども素晴らしい成績を残してはいるが、特に価値の高い「OPS、本塁打、wRAA」の3つに絞って坂本勇人の凄さを語ってきた。
 コンディションがそれほど良くない中でも、坂本勇人は圧倒的な成績を残した。
 遊撃手として、MVPは必然であり、来シーズン以降も坂本勇人の存在は最も大きいと言える。 


関連記事


参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia
3.スポナビ
4.ベースボールキング

記事終了


はじめに
 2019年シーズン、9月20日に巨人山口俊15勝目を挙げた。
 6.2イニングス、計126球を投げて6奪三振4失点の粘り強いという表現が正しい内容であった。
 2019年シーズンの巨人の好調の大きな要素は山口俊の台頭であると言っても過言ではない。
 本記事は過去に書いた山口俊についての記事を最新版にアップデートしたものである。
 山口俊の2019年シーズン9月21日現在の成績を深掘りしていくことが目的である。
 その深掘りした成績の中で、何が優れているのか、3つほど見ていく。 
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1つ目の優れた点 奪三振率
 山口俊の2019年シーズン9月21日時点での奪三振率は9.99である。
 ほぼ10.00という成績を残している。 

 一般的に、奪三振率は9.00を上回れば好成績であるとされている。
 奪三振率の説明をすると、例えば奪三振率9.00であった場合、「9回を投げ抜いた場合、9個の三振が奪える」という計算になる指標だ。これを考えると、奪三振率9.00を上回れば自身の投球回数以上の三振が奪える計算になる。
 奪三振をそれほど重要と考えていない方もいるかもしれないが、投手に取って自己責任で奪えるアウトは奪三振のみである。ゴロアウトやフライアウトは野手の守備能力に依存するためだ。
 山口俊の奪三振率9.99はセリーグ1位であり、これはすなわち「セリーグで自己解決能力が最も高い投手が山口俊である」と言える。
 この成績だけを見ても、山口俊はエース格であると言ってもいい。
 セリーグ2位の奪三振率は横浜DeNA今永昇太の9.90であり、比較的近い位置にいるが、山口俊の成績の方が勝る。  


2つ目の優れた点 被本塁打率
 山口俊の優れた成績を特に象徴するのが被本塁打率の良さである。
 2019年シーズンの山口俊は被本塁打率0.44である。
 先にも述べた奪三振と同様に、投手の責任が最も重い失点は被本塁打によるものである。野手の守備力に依存しないからだ。
 この被本塁打率0.44という数字はセリーグ1位である。これは「セリーグで最も自分の責任による失点が少ない」と言える。
 先述の「奪三振率による自己解決能力」に加えて「自己責任を負わない能力」も優れているということだ。
 これもまさにエース格である。

3つ目の優れた点 FIP
 山口俊の優れた能力を物語る最後の成績はFIPである。
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される、擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。

 FIPに関しては3.00以下に抑えれば優秀とされている。
 2019年シーズンのFIPは2.69である。この成績もリーグ1位である。
 1つ目の奪三振率、2つ目の被本塁打率の進化でも述べたことを総じて、「自分で解決する能力、及び自己責任を負わない能力」がこのFIPという指標で全てわかる。
 リーグ2位は横浜DeNAの今永昇太の3.24であり、山口俊の方が明らかに上である。
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まとめ
 まとめると、山口俊は「自己解決能力、及び自己責任を負わない能力が高く、それらを総じてリーグで最も優れた投球をする投手である」と言える。
 山口俊の成績を見ると、2019年シーズンはキャリアハイであることは間違いない。
 トラックマン(球速やリリース位置、球の回転数などを計測する機械)によるデータ調査を行う価値は十分にある。
 ただ純粋に成績だけを見ても、沢村賞を獲得するほどの能力を有していると考える。  

 
関連記事


参考にしたサイト
1.Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
3.スポナビ
4.読売巨人軍公式WEBサイト
記事終了





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