野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:野球

はじめに
 巨人をAクラスに滑り込むことができた要因の1つは、マギーの打撃であろう。
 世代交代に伴う年齢問題によって、2018年シーズンで巨人を退団することが決まったが、その成績は比較的優秀なものであった。
 本記事ではマギーの打撃成績を見ていき、まだ生産性のあるプレイヤーであることを述べていく。
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成績一覧
 マギーの2018年シーズンの主な打撃成績は、出場132試合 打席数547 打率.285 本塁打21本 打点数84 出塁率.336 OPS.803 wOBA.348 wRAA 12.39 である。
 これだけではよくわからないため、順に考察していく。

打率 本塁打 打点
 2018年シーズン、打率.285 本塁打21本 打点数84の主要3つの成績は決して悪いものではない。
 打率も.280を上回り、20本塁打、80打点をクリアしている。
 メジャー帰りの選手であり、ミート力と長打力は比較的良いものである。
 同じ巨人の長野久義と比べても長打を打つ力は非常に高い。
 この成績はさすが助っ人外国人だなと思わせる。

出塁率
 マギーは選球眼が良くない。
 というより、四球を選ばない傾向にある。
 選んだ四球数はセリーグで規定打席に到達した31人中20位の41個で、非常に少ない数字である。
 選球眼を測る指標として、IsoDというものがある。
 これは単純に「IsoD = 出塁率 – 打率」で算出する。
 打率に対して、どれくらい出塁率があるのか、つまりどれほど四球を選んだかを示す指標である。
 IsoDは一般的に.060は欲しい。
 しかし、マギーのIsoDは.051であり、決して良い数字ではない。
 名著であり、映画化もされた「マネーボール」の登場人物であるオークランド・アスレチックスのGM ビリービーンは出塁率を主体とするチームを作り上げた。
 そして、そのチームは当時のリーグ新記録の20連勝を成し遂げた。
 出塁率はアウトにならない確率であるため、繋ぐ打撃ができる選手は出塁率が高い。
 そのため、打率に関しては悪くはないが、欠点としては選球眼があげられる。

OPS
 
OPSとは、「出塁率+長打率」で算出される成績であり、得点との相関が打率、出塁率、長打率よりも高い指標である。
 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 マギーはOPS.803を記録している。
 OPSは.766以上.833以下の範囲にあるなら、良い成績であると評価される。
 マギーの数字はこの範囲に入っているため、OPSに関しては良い成績を残したと言える。
 出塁率は悪いが、21本塁打を記録する長打力があるため、OPSは比較的好成績を収めたと考えられる。

wOBA
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 マギーは2018年シーズン、およそwOBA.348を記録している。
 リーグ平均がおよそwOBA.320であるため、マギーの成績はリーグ平均よりも高い。
 この成績を見るとマギーは「まだ平均以上の成績を残せる選手である」と言える。
 

wRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 マギーはおよそwRAA 12.39を記録している。
 プラスの数字になっているため、平均的な打者がマギーと同じ547打席に立った場合と比べるとマギーはおよそ12点の得点を増やしたと言える。
 wRAAは10.00以上で「優秀」という一般論がある。
 プラスの数字であり、さらに「優秀」という成績を収めているため、まだ生産性のあるプレイヤーであることは間違いない。

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まとめ
 ここまで、マギーの2018年シーズンを評価してきたが、総括するとマギーは「選球眼は悪く四球を選ばない傾向にあるが、打撃指標ではプラスの成績を収めているため、まだ活躍できる”生産性のある選手”」と言える。
 マギーはまだ生産性があり、他のチームに入団しても平均以上の成績を残す可能性はある。
 今後、引退するのか、他球団に行くのか、どのような活躍を見せるのか。
 その動向に注目したい。

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はじめに
 2018年シーズン、文句なしのセリーグ首位打者となったのが中日ドラゴンズのビシエドである。
 中日ドラゴンズは2018年シーズン5位に沈んだが、その中でも一人気を吐いていたのが助っ人外国人のビシエドであった。
 8月に47本のヒットを打ち、セリーグの月間最多安打を更新した。
 本記事では、中日ドラゴンズのビシエドの2018年シーズンを振り返り、その凄さを述べていく。
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成績一覧
 ビシエドの2018年の主な成績は、打席数580 打率.349 本塁打26本 打点数99 出塁率.421 OPS.978 wOBA.435 wRAA 54.15 である。
 順に成績を見ていく。

打率 本塁打 打点数
 一番わかりやすいのが打率の良さであろう。
 打率.349はセリーグトップの数字である。打率だけみても、十分成績が良いことがわかる。
 だがビシエドの場合、本塁打の数も26本であり、比較的優秀な成績を収めている。
 打率が高く、長打力もある選手で、他球団の投手は手を焼いていたに違いない。


出塁率
 ビシエドの場合、打率だけでなく、出塁率も非常に高かった。
 出塁率.421は巨人の坂本勇人に次いでリーグ5位の成績である。打率が高かったことも出塁率に影響しているが、打率と出塁率の差(セイバーメトリクスではIsoDと呼ぶ)が.072ほどあり、出塁をヒットだけに頼らず、四球も選べていた、つまり選球眼が良かったことをこの数字は示している。
 打率が良くても、打率と出塁率の差がほとんどない選手は選球眼が悪い証拠である。
 ただビシエドの場合は、比較的選球眼が良いと言える。

OPS
 
さらに踏み入ったことを言うと、OPSはスーパースター級である。
 OPSとは、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>長打率>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 ビシエドは2018年シーズン、OPS.978を記録している。
 OPSは.900を上回ればスター選手と呼ばれる指標である。
 ビシエドの場合、.900を上回るどころか、もうひと押しすれば1.000を上回るほどの成績を収めた。
 リーグ6位
好成績であり、この成績はスーパースターの証である。

wOBAとwRAA
 wOBAもスーパースター級であり、およそwOBA.435という成績を収めている。
 wOBAとは、出塁率やOPSなど打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。つまり、OPSと同様にwOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高い。
 wOBAは平均.320〜.330になる指標であるが、ビシエドの数字は平均よりも圧倒的に上をいった。

 比較するならば、巨人で2018年シーズンで打率.300 30本塁打 100打点を記録した岡本和真のwOBAがおよそ.407である。
 ビシエドの方が28ポイントも岡本和真より高い。つまり、岡本和真よりも得点に絡む打撃をしたということになる。

 そして
wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 ビシエドはおよそwRAA 54.15を記録している。
 つまりビシエドは平均的な打者がビシエドと同じ580打席に立った場合と比べて、およそ54点もの点数をチームにもたらしたと言える。
 先ほども比較した選手ではあるが、岡本和真のwRAAがおよそ43.27であるため、岡本和真よりも10点以上もの点数を増やすことのできる選手であると言える。
 これほどまでの生産性のあるプレイヤーは非常に貴重であり、中日ドラゴンズの復活させるためにはビシエドが中心選手になる必要があると言える。

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まとめ
 ここまでを総括すると、ビシエドは「ヒットが打て、それに加えて長打力があり、2018年は得点に絡む能力が非常に高かった打者である」と言える。
 ビシエドは得点に絡む能力は非常に高く優秀な打者であった。
 ビシエドの2018年シーズンの成績を見るならば、現時点で最強の助っ人外国人であることは間違いなく、まさに圧倒的成績であったと言える。

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はじめに
 日本野球を見ている方々で、比較的新しい指標であるwOBAを知っている人はそれほどいないと思う。
 しかし、メジャーリーグではOPSよりもwOBAが重視される傾向にある。
 本記事では、wOBAについて軽く述べ、読売ジャイアンツの過去のwOBAを見て、考察していく。
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wOBAとは?
 早速、wOBAについての話を始めようと思う。
 wOBAとは、Weighted On-Base Averageの略であり、安打や四球など得点に絡む要素に重みを付けて算出される。Weightedは日本語で荷重を掛けることを意味するので、重みという言葉を使う。
 重みとは、例えば二塁打ならば大体1.26という値で、二塁打の数に1.26を掛けることで、二塁打の数に重みを付けて計算する。本塁打ならば得点に直接繋がるため、二塁打の重みよりも大きな、およそ2.07という重みをかけて、wOBAを大きくするように計算する。
 重み
は得点の価値を表すものと言い換えることができる。
 当然、重みが大きい本塁打を多く打てば、wOBAは大きくなる。
 wOBAが大きいほど、優秀な成績と評価され、wOBAは.320〜.330ほどになるのが一般的である。
 wOBAは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「
打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか?」ということを評価する指標である。

巨人のwOBAのチーム成績
 本題の、巨人のwOBAを2011年シーズンから2017年シーズンまで算出した結果を示す。
 これは2012年日本一になってから、2017年のBクラス入りまで、全盛期から低迷期までの推移を表すことになる。
 2018年シーズンに関しては、今後調べていく予定である。

 巨人のwOBAの推移を以下の図に示す。

巨人のwOBA


 このグラフを見てわかる通り、統一球が導入され、長野久義が首位打者を取ったときのチームでのwOBAが最も低く、wOBA.285という数値になる。
 また、リーグ優勝を果たした2012年〜2014年は比較的高いwOBAを示している。
 そして高橋由伸監督になる直前から下がり気味になる。

グラフを見てわかることは?
 これを見て、私が考えることは、「リーグ3連覇を成し遂げたときは高水準であった」ことと「高橋由伸監督になる前から既に、打線は下降気味であった」ことである。
 やはり、リーグ3連覇となると、かなり得点が取れる打線であったと言える。
 これは自明なことであるかもしれない。
 リーグを連覇できるチームの打線は強い。


  そして2つ目に思ったことについて、個人的な見解ではあるが、高橋由伸監督は打線が弱っていると同時に監督を引き受けた、つまり不運にも巨人が弱り出したときに監督になったと言える。
 現時点で巨人はAクラスに入るのがやっとな時期である。
 それを監督の責任と言うのは頷ける。
 しかし数字で見ると、監督になった時期が悪く、どんなにエースがいようが最高4番がいようが、チーム全体として弱っている時期であると考えられるのである。

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まとめ
 全てを監督の責任にすることは簡単である。
 当然、高橋由伸前監督が辞任し、原辰徳新監督になることを喜ぶ人は多いだろう。
 ただ、高橋由伸前監督の時代は打線が弱り始めた不運な時期であり、陽岱鋼などを補強しても怪我をすることが多く、活躍する機会が少なかった。
 不運な監督であったと言える。
 原辰徳新監督での2018年オフのFA選手では浅村栄斗や丸佳浩など優秀な選手が多くいる。
 この場合、全ては監督の力で順位が決定するのではなく、チームが良い補強ができるときにチームは強くなり、順位が決定すると考えるのが自然である。
 運が良い悪いは当然あり、高橋由伸前監督は運が良くなかったと言え、逆にFAが豊作の年に監督になった原辰徳新監督は運が良いと考えることができる。

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はじめに
 そろそろベストナイン発表の時期であるため、本記事では「数字で見れば、パリーグのベストナインはこうなる」ということを、簡単に述べていく。
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ベストナイン予想
投手 岸孝之 (楽天)
捕手 森友哉 (西武)
1塁手 山川穂高 (西武)
2塁手 浅村栄斗 (西武)
3塁手 松田宣浩 (ソフトバンク)
遊撃手 源田壮亮 (西武)
外野手1 柳田悠岐 (ソフトバンク)
外野手2 吉田正尚 (オリックス)
外野手3 秋山翔吾 (西武)

投手 岸孝之  

 投手は岸孝之と予想した。
 他にも西武の菊池雄星や多和田真三郎がいる中で、岸孝之を選んだのは、全体的にバランスの取れた成績を残したからである。
 防御率はリーグ1位の2.72であり、WHIPもリーグ1位の0.98である。(WHIP:「1イニングあたり、何人のランナーを背負うか?」を表す数字)
 奪三振率も9.00であり、他の2人よりも上である。
 FIPに関しては、菊池雄星がおよそ3.25であり、岸孝之が3.36と菊池雄星の方が若干上であるが、それでも防御率、ランナーを背負わない能力、奪三振能力、あらゆる面で偏りがないため、ベストナインに選ばれると予想した。(FIP:奪三振、与四球、被本塁打で計算される、投手だけが責任があると仮定した場合の擬似的な防御率)

捕手 森友哉 

 捕手は森友哉であると予想した。
 日本シリーズMVPに輝いた甲斐拓也などと比較すると、盗塁阻止率などの守備の面では劣る部分があるが、打撃に関しては捕手として一流の成績を収めた。
 OPSは.823であり、平均以上の成績を残している。
 ロッテの田村龍弘やソフトバンクの甲斐拓也よりも好成績である。
 森友哉のwRAAはおよそ16.30であり、これもパリーグ捕手の中で最優秀であるため、選出されると予想した。(wRAA:「平均的な打者が同じ打席数に立った場合に比べ、どれくらい点数を稼いだか?」を表す数字) 

1塁手 山川穂高 
 1塁手は山川穂高と予想した。
 これは文句なしであると考える。
 山川穂高を語ると長くなるため、別記事の”山川穂高”(Part1)および ”山川穂高”(Part2)で説明した成績が、他の1塁手よりも全て群を抜いているため、選出されると予想した。
 おそらく、MVPは山川穂高と柳田悠岐の一騎打ちになると考える。

2塁手 浅村栄斗 
 2塁手は浅村栄斗と予想した。
 中村奨吾など他の2塁手の成績よりも良い。
 打率は中村奨吾の.284よりも浅村栄斗の.310の方が上であり、wRAAはおよそ36.28という成績で2塁手の部門ではトップである。
 そのため、浅村栄斗が選出されると予想した。

3塁手 松田宣浩
 3塁手は松田宣浩と予想した。
 パリーグの3塁手は団栗の背比べ状態であり、好成績を残した選手がいない。
 打率だけで見れば、鈴木大地の.266が最も高いが本塁打が8本であり3塁手として致命的な長打力の無さが浮き彫りとなっている。
 松田宣浩は打率が.248であり、鈴木大地よりも低いが、本塁打32本で三塁手としての長打力が発揮されている。
 OPSも鈴木大地の.744を上回り、松田宣浩は.804を記録している。
 wRAAは12.88で、これも3塁手として最も良い成績であるため、選出されると予想した。

遊撃手 源田壮亮 
 遊撃手は源田壮亮と予想した。
 ソフトバンクの今宮健太やロッテの藤岡祐大よりも打率が高く、打率.278を記録している。
 今宮健太は規定打席に到達していないため、選出されるのは難しいと考えられる。
 そのため、源田壮亮と藤岡祐大の一騎打ちとなるが、OPSは源田壮亮の方が高く、OPS.707を記録している。藤岡祐大はOPS.599であるため、ここで決着が付くと考える。

外野手1 柳田悠岐 
 外野手の1人として、柳田悠岐が選出されると予想した。
 おそらくこれは誰も文句がないと考える。
 OPSはリーグ1位の1.092であり、wRAAもリーグ1位の66.41である。
 MVPの選考にも食い込んでくるほどの成績である。 

外野手2 吉田正尚 
 外野手の1人として、吉田正尚が選出されると予想した。
 柳田悠岐には及ばないものの、打率.321、OPS.956、wRAAおよそ38.95であり、例年ならMVPと言えるほどの成績を残している。 
 ベスト外野手の3人には間違いなく食い込む成績である。

外野手3 秋山翔吾
 外野手の1人として、秋山翔吾が選出されると予想した。
 2018年シーズン、195本のヒットを打ち、リーグ1位の記録を残した。
 打率.323と吉田正尚とそれほど変わらず、OPS.937、wRAA 46.55の好成績を残した。
 秋山翔吾も間違いなくベスト外野手の3人に食い込むと考える。
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まとめ 
 以上がベストナインに選ばれるであろう選手たちである。
 参考になればこの上ない幸せである。
 指名打者という欄を設けなかったのは、「誰でも入れるから」という理由である。外野手が内野を守ることは難しいが、外野手が指名打者に入れることは容易すぎる。
 そのため、ベストナイン(そもそもナインだから9人じゃないとおかしくない?)の選出予想には設けなかった。
 この中で、MVPを争う選手が出てくることは間違いない。
 例年ならばMVPを取れる成績を残した選手も数多い。
 ベストナインの予想が的中すればこの上なく幸せである。

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はじめに
 侍ジャパンとしてMLB相手に素晴らしい打撃をしている西武ライオンズの秋山翔吾は、2018年シーズンでも素晴らしい成績を収めている。
 本記事では、秋山翔吾の2018年シーズンの成績を見て、どれほど凄い打者なのかを評価していく。
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成績一覧
 秋山翔吾の2018年の主な成績は、出場143試合(全試合出場) 打席数685 打率.323 本塁打24本 打点数82 出塁率.403 OPS.937 wOBA.404 wRAA 46.55 である。
 これらの成績を順に見ていく。

打率 本塁打 打点 
 打率.323 本塁打24本 打点数82は十分な成績であろう。
 打点数は運の要素が非常に強いため、それほど気にすることはないが、打率.323で2年連続で3割以上をマークし、本塁打24本は最も本塁打を放った2017年の25本に限りなく近い。
 2018年の秋山翔吾は相変わらずの安打製造機としての活躍をしていた。
 本塁打も打てるため、1番打者ではなく2番や3番に置いても良い活躍を見せられると考える。

出塁率 OPS
 出塁率.403 OPS.937という成績も無視できる成績ではない。(OPSとは「出塁率+長打率」で算出される指標であり、得点との相関は打率よりも高い。)
 出塁率はリーグ4位の成績である。
 出塁率は安打と四球の要素があり、四球を選ぶ選球眼も反映される。

 「出塁率=アウトにならない確率」であるため、秋山翔吾はリーグで4番目にアウトになりづらい打者であったと言える。
 西武ライオンズの打線の繋がりを考えたとき、秋山翔吾のアウトにならない確率は非常に良い働きをしていたと言える。
 OPSは.900以上でスター選手と言われるため、秋山翔吾のOPS.937はまさにスター選手の成績であり、例年ならばMVPを取っても良いほどの好成績である。
 OPSもリーグ4位であるため、得点との相関を考えてOPSだけを見ると、「リーグで4番目に得点に絡む打撃をした打者」と言える。
 
wOBAとwRAA
 ここで聞き馴染みのないwOBAとwRAAを見てみる。
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 つまり、wOBAが高ければ高いほど得点に絡む能力が高いと言える。
 秋山翔吾はwOBA.404を記録している。
 wOBAは平均が.320〜.330になる指標であるため、秋山翔吾は平均を大幅に上回るほど得点に絡む打撃をしたと言える。
 西武ライオンズで比較すると、浅村栄斗がwOBA.387であるため、浅村栄斗よりも得点に絡む活躍をしたと言える。 

 そしてwRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 秋山翔吾はおよそwRAA 46.55を記録している。
 つまり秋山翔吾は、平均的な選手が同じ685打席に立った場合と比べて、およそ46点~47点もの得点を増やすことができたということである。
 浅村栄斗で比較すると、wRAAがおよそ36.28であるため、秋山翔吾は浅村栄斗よりも得点を増やすことができたと言える。
 wRAAは40.00を上回るとMVP級と称されるため、秋山翔吾はここでもMVPを取っても良いほどの好成績であったと言える。 

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まとめ
 ここまで、秋山翔吾の主な成績を見てきたが総括すると、秋山翔吾は「安打を打つ能力、選球眼、長打力、得点に絡む能力、全てにおいてMVP級の活躍をした打者である」と言える。
 西武ライオンズはパリーグ優勝チームであるため、MVPの選出はされやすい。
 おそらく西武ライオンズでは山川穂高との争いになり、他にも2位ソフトバンクの柳田悠岐との争いにもなると考えられる。
 記者投票であるため、どの選手になるか予想が立てられないが、秋山翔吾がMVPに輝いても何の文句もないと言える。

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はじめに 
 そろそろベストナイン発表の時期である。
 本記事では、「数字で見れば、セリーグのベストナインはこうなる」という簡単な予想をしていこうと思う。
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ベストナイン予想 
投手 菅野智之 (巨人)
捕手 會澤翼 (広島)
1塁手 ダヤン・ビシエド (中日)
2塁手 山田哲人 (ヤクルト)
3塁手 宮崎敏郎 (DeNA)
遊撃手 坂本勇人 (巨人)
外野手1 丸佳浩 (広島)
外野手2 鈴木誠也 (広島)
外野手3 
ネフタリ・ソト (DeNA) 

投手 菅野智之 

 菅野智之は誰も文句が付けられないと考える。
 投手三冠に輝き、沢村賞も受賞している。
 沢村賞を受賞するということは事実上12球団でNo.1投手ということだ。
 そのため、セリーグベストナインには当然入る。

捕手 會澤翼
 捕手は會澤翼と予想した。
 會澤翼は現在のセリーグでNo.1の捕手であることは間違いない。
 打率.305、OPS.893を記録し、広島カープの三連覇に大きく貢献した。

1塁手 ビシエド 
 1塁手はビシエドと予想した。
 岡本和真の可能性もあるが、最年少3割30本100打点を達成したからといって、ビシエドの打撃を上回ったわけではない。
 岡本和真のwRAAは驚異の43.27であるが、ビシエドは54.15であり、得点能力はビシエドの方が圧倒的に高い。(wRAA:平均的な打者と比べて打席で何点稼いだか?) 
 OPSも.900を上回り、他の1塁手よりも良い成績であった。

2塁手 山田哲人
 2塁手は山田哲人と予想した。
 現在の野球界の最高の2塁手と言ってもいい。
 3度目のトリプルスリーを獲得。
 OPSもMVP級とされるOPS1.000を上回り、1.014を記録した。
 まず間違いなく選出されるだろう。

3塁手 宮崎敏郎 
 3塁手は宮崎敏郎と予想した。
 打率も.300を上回り、本塁打28本の長打力もある。
 3塁手は岡本和真も含まれるが、岡本は19試合しか3塁手として出場していないため、宮崎敏郎の方が良いだろう。

遊撃手 坂本勇人
 遊撃手は坂本勇人と予想した。
 坂本勇人は他の遊撃手の追随を許さない、打率.345を記録し、OPSも.900をクリアしている。
 wRAAは30.40と他の遊撃手よりも高い。
 まず間違いなく受賞するだろう。

外野手1 丸佳浩
 外野手の1人目は丸佳浩と予想した。
 丸佳浩は打率.306、OPSは驚異の1.096であり、wRAAに至ってはおよそ60.82ほどある。
 文句なしの受賞となるだろう。
 おそらくMVPも獲得することになると予想する。

外野手2 鈴木誠也
 外野手の2人目は鈴木誠也と予想した。
 鈴木誠也は打率.320、OPS1.057という驚異的な成績を収め、wRAAもおよそ55.66という成績である。
 例年ならばMVPにも輝けるほどの成績を残している。
 広島カープの三連覇の立役者の1人である。
 鈴木誠也も文句なしで受賞するだろう。

外野手3 ソト
 外野手の3人目はDeNAのソトであると予想した。
 41本塁打で最多本塁打に輝き、打率.310、OPS1.008であり、この成績も例年ならばMVPに輝けるほどの成績である。
 元々は1塁手であるが、外野を守る機会が多く、外野手での受賞となることは間違いないと考える。
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まとめ 
 以上9人がベストナインに選出されると考える。
 ポジションが被る選手、例えば岡本和真が3塁と1塁を守っていたことや、ソトが外野と1塁を守っていることを考慮すると複雑になるが、出場試合数を見ると岡本和真は3塁手での出番は少なかったり、ソトが1塁手での出番が少なかったりするため、以上の9ポジション、9選手でベストナインが決まると考える。

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 2018年オフのFA市場の大目玉は丸佳浩であることは間違いない。
 巨人のみならず、千葉ロッテなど様々な球団が大型契約を準備している。
 本記事では、仮に巨人に丸佳浩が加入した場合、どのようなことが起きるかを解き明かしてみる。
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1つ目の出来事 外野手の固定
 巨人は2018年に外野手として13人の選手を起用した。
 その中で、100試合以上出場している選手は長野久義と亀井善之の2人だけである。
 これは外野だけでなく、他のポジションでも言えることだが、「ポジションを固定すること=主戦力」という話になる。
 例えば、遊撃手で固定されている坂本勇人は当然巨人の主戦力である。
 また、一塁手として固定している岡本和真も主戦力である。
 2人の成績は文句の付けようがない。
 一方で、固定されていない二塁手の吉川尚輝や田中俊太は主戦力とは言えない成績である。
 捕手の小林誠司も現状は主戦力とは言えない成績を残しており、大城卓三にポジションを奪われそうな勢いである。
 小林誠司は119試合、大城卓三は66試合に出場しており、小林誠司は前年の2017年シーズンから20試合ほど出場試合数を減らした。
 そのため、あらゆるポジションを固定できること、正確に言えば「固定できるほどの成績を残せる選手がいること」はチームにとってプラスに働くのは言うまでもない。
 丸佳浩が加入することにより、ほぼ全試合を外野1人固定できることでチーム成績は良くなる可能性はある。

2つ目の出来事 得点力の増加
不安定外野陣と丸佳浩の比較
 言うまでもない話かもしれないが、丸佳浩の打撃は圧倒的で、打率3割、本塁打30本は見込め、出塁率の良さから、打線を繋ぐ役割も果たせる。

 さらに重要なのは、陽岱鋼(外野で73試合に出場)とゲレーロ(外野で76試合に出場)を併用した場合、wRAAはそれぞれ陽岱鋼がおよそ−0.90であり、ゲレーロはおよそ+10.94である。(亀井善之や長野久義はレギュラーとして出場しているため、レギュラーではない2人を取り上げた。巨人の外野手はレギュラーが1人足りない。)
 wRAAとは、簡単に言えば、「平均的な打者が、同じ打席数に立った場合と比べてどれくらい得点をチームにもたらしたか?」を示す数字である。
 つまり、wRAAで見ると陽岱鋼は平均的な打者よりもおよそ−1点のチーム得点を減らし、ゲレーロの場合、平均的な打者よりもおよそ+11点もチームの得点を減らしたことになる。
 2人合わせると、+10点もチームの得点をもたらしたことになる。(+11−1=
+10という単純計算)
 一方で、丸佳浩のwRAAはおよそ+60.82であり、チームにおよそ+61点もの得点をもたらしたことになる。

2人と丸佳浩を置き換えると?
 レギュラーではなく併用されていた陽岱鋼とゲレーロの2人の成績を、レギュラーになることは確実である丸佳浩の成績に置き換えるとどうなるか?
 陽岱鋼+ゲレーロで+10点であり、丸佳浩1人で+61点であるため、単純計算で丸佳浩が2人分を代わりに出場すれば、現状の巨人の得点を+51点増やすことになる。(単純に+10点から+61点になった場合、その差は+51点である) 
 これを巨人の2018年の得点数625点にプラスすると676点であり、2位ヤクルトスワローズの得点数658点を大きく上回る。
 つまり、得点能力はリーグ2位になる。
 さらに、広島カープが丸佳浩を放出し、代わりに平均的な打者で置き換えた場合、2018年の得点数721点から丸佳浩のwRAAであるおよそ61点を引けば、660点となり、巨人より得点力が下回ることになる。
 つまり、巨人がリーグ1位の得点能力があるチームとなる。
 3人目のレギュラーを獲得するだけで、これほどまでに得点力が上がることが非常に重要なことである。
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まとめ
 ここまでで、丸佳浩が巨人に加入することでどのようなことが起きるかを探った。
 2つ目に起きる出来事では、数字で簡単に計算してみると、巨人がリーグ1位の得点能力を得ることがわかる。
 巨人がどれほど丸佳浩の獲得に本腰を入れているかわからないが、獲得すればまず間違いなく、
Aクラス入りは毎年起こり優勝も十分に狙えることが数字からわかることだ。

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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.日本野球機構,NPB.jp





はじめに
 MLB選手代表vs巨人戦でランニングホームランを打った松原聖弥。
 元々は育成選手出身の外野手である。
 どのような選手かを本記事では述べていく。

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打撃成績と個性
 松原聖弥の二軍での主な成績は、464打席に立ち、打率.316 本塁打0本 42打点 盗塁数24である。
 この成績を見ると、明らかに長打を打つタイプではない。単打で繋ぐタイプであると言える。
 出塁率は.374であり、悪い成績ではない。
 打率と出塁率との差をIsoDといい、「IsoD = 出塁率 – 打率 」で評価されることが、しばしばある。
 松原聖弥のIsoDは0.058であり、0.060あたりが欲しい一般的な野球で、松原聖弥はそれに近い値を出している。つまり、ある程度の選球眼はある。

 盗塁数も二軍ではトップであり、その俊足であるという利点から外野手は適任であると言える。
 ここまでは、育成選手から這い上がってきた選手とは思えない個性が見て取れる。
 
選手としての欠点
 やはり欠点を持ってはいる。
 松原聖弥の欠点は大きく分けて2つある。

1つ目の欠点 盗塁成功率
 まず、盗塁数に隠れた盗塁死の数である。
 松原聖弥の盗塁死は19もある。
 盗塁数24に対して盗塁死19であるから、盗塁成功率はおよそ.558である。非常に低い数値だ。
 盗塁のスペシャリストとして元巨人の鈴木尚広の2008年(最も多く打席に立った年)の盗塁数は30で盗塁死は5であった。つまり盗塁成功率.857であった。
 スペシャリストであった鈴木尚広と比べるのは酷な話だが、盗塁をするという行為は非常にリスクが伴うことを頭に入れておかないと、松原聖弥はチャンスを潰してしまう選手になってしまう。
 これが1つ目の大きな欠点だ。


2つ目の欠点 長打力
 2つ目は先に述べた長打力。
 単打で繋ぐタイプではあるため、
長打率は.390であり、.400を超えていない。
 長打率が.390は、プロ野球の平均長打率と同じ水準である。
 平均で何が悪い?と思う人もいると思うが、平均レベルだから欠点となり得る。
 わかりやすい例として巨人の平均打率を見てみる。
 巨人の平均打率はここ数年間で、およそ.240〜.260程度である。
 打率.240〜.260の打者をいい打者と呼べるのか?当然呼べない。
 長打率は打率と比べて感覚的にわかりにくい指標であるため、打率を例に取ったが、平均の長打率と同等の水準であることは打率同様、良い成績であると呼べない。
 「長打率と得点との相関」が、「打率と得点との相関」よりも上であることは知られているため、
松原聖弥は勝利に貢献しづらいと言える。

 打率が悪くても長打率が良い打者はいる。それは、打率が低くて本塁打が打てる、ソフトバンクのデスパイネなどのタイプである。

 つまり、打率に関してはデスパイネなどよりも上であったとしても長打率で下になり、「得点に貢献する能力」は低くなる可能性がある。
 これが2つ目の欠点である
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まとめ
 ここまでを総合すると、「松原聖弥は脚は速い。しかし、盗塁成功率はとても低く、長打も打てないため、1番でも4番でも使いづらい、どの打順でどのように起用するべきか判断することが難しい選手」と言える。
 今後のことを考えると、確かに脚が速いのは魅力の1つである。
 対MLB戦でランニングホームランを打ったことも脚の速さが要因である。
 そのため、考えて走ることを実行できた鈴木尚広や他の走塁コーチから、走塁術を学ぶことができれば、現状は欠点が多くても、十分将来性のある選手であると言える。

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はじめに
 2018年オフの日本のFA市場は、丸佳浩を筆頭にビッグネームが名を連ねているが、その中でも巨人が優先的に獲得するべきなのは浅村栄斗である。
 本記事では、その理由を簡単に述べていく。
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浅村栄斗の成績
 浅村栄斗は2018年に残した主な成績は、出場143試合(全試合)  打率.310  出塁率.383  本塁打数32本  打点数127  OPS .910  wRAA +36.28 である。
 特にセカンドとして142試合に出場している。
 セカンドでの失策数は12であり、リーグで最も多いが、守備率は.983であり平均的である。
 簡単に言えば、3割30本100打点を達成できるセカンドということになる。

獲得するべき3つの理由 
 丸佳浩や炭谷銀仁朗などを獲得する動きがある。
 しかし、最も優先するべきは浅村栄斗の獲得である。
 浅村栄斗を獲得するべき理由は3つある。

理由1:セカンドを固定できること
理由2:2019年シーズン時点で28歳という若さがあること
理由3:現状のセカンドだと得点を増やせないこと


これらを順に説明していく。
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理由1:セカンドを固定できること
 2018年の巨人は吉川尚輝やマルティネスといった内野手をセカンドに置いていた。
 吉川尚輝は怪我で途中から故障者リスト入りし出場92試合でセカンドとしては71試合、マルティネスもセカンドとしての出場は16試合ほどである。
 台頭してきた田中俊太が出場99試合中、セカンドとして58試合に出場している。
 巨人はセカンドを固定することができない状態が10年以上続いている。
 過去に片岡治大を西武ライオンズから獲得するなどの策を講じてきたが、それほどの成績を残せずに引退し、35歳でコーチになっている。
 ここでもし、浅村栄斗を獲得することができれば、2018年の出場数を考えれば全143試合「セカンドとして固定」という安定材料を巨人が得ることができる。

理由2:2019年シーズン時点で28歳という若さがあること
 これは吉川尚輝や田中俊太にも言えることではあるが、若さが非常に重要になってくる。
 例えば、2008年に正二塁手として活躍した木村拓也はその当時35歳であり、ベテランの域に達していた。
 翌年を見込むことができなかった。
 現在の浅村栄斗を獲得すれば、28歳という若さの正二塁手を獲得することができ、4年契約、もしくは5年契約をすれば数年はセカンドで悩む可能性は低くなる。
 これも安定材料の1つである。

理由3:現状のセカンドだと得点を増やせないこと
 これが最も大きい理由である。
 2018年シーズンで計算すると、吉川尚輝は355打席に立ち、wRAA −4.86という成績しか収めていない。
 wRAAとは、簡単に言えば、「平均的な打者が、同じ打席数に立った場合と比べてどれくらい得点をチームにもたらしたか?」を示す数字である。
 吉川尚輝は平均的な打者が同じ355打席に立った場合と比べて、−4.86点(およそ–5点)をチームにもたらした、つまり吉川尚輝はチームの得点を5点減らしたと言うことになる。
 田中俊太の場合は、261打席に立ち、wRAA −7.54であるため、吉川尚輝よりも悪い成績になる。
 巨人は自前のセカンドを打席に立たせると得点を増やすことができないのだ。
 これは致命的であり、これを理由にセカンドは必ず補強しなければならない。
 浅村栄斗はwRAA +36.28であり、チームにおよそ+36点もの得点を追加してくれる。
 成績を比べた場合、吉川尚輝がおよそ−5点、浅村栄斗がおよそ+36点であるため、吉川尚輝に代えて浅村栄斗を加入させることにより、
単純計算でおよそ+40点もの得点が巨人の得点に加わることになる。
 巨人の2018年の得点が625点であり、リーグ3位の得点数であるが、これに40点を加え、665点とした場合、リーグ2位の得点数を誇るヤクルトの658点を上回る計算になる。
 打撃面で圧倒的有利になるのは間違いない事実だ。

 致命的に悪いセカンドの得点能力を補強できるチャンスが目の前にあることも大きな事実である。
 
まとめ
 以上のように、巨人は浅村栄斗をセカンドとして補強するべきと述べた。
 炭谷銀仁朗を補強しようとする報道が多いが、ポイントはそこではない。
 捕手は重要なポジションであるが、炭谷銀仁朗を取るのであれば小林誠司をそのまま使うべきである。
 それは炭谷銀仁朗も小林誠司も得点能力はほぼ同じだからである。
 そのため、致命的に得点能力のないセカンドを国内FAで獲得のチャンスがある浅村栄斗で補強する方が得策であると間違いなく言える。

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はじめに
 広島東洋カープの中継ぎ陣を支えた1人が、J・ジャクソンである。
 セリーグ制覇、そして日本シリーズ進出のキープレイヤーの1人であることは間違いないが、実際に活躍したと言えるのだろうか?
 本記事では、ジャクソンの2018年の投球成績を見て、どのような投手か考察する。
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成績一覧
 ジャクソンが2018年に残した主な成績は、登板48試合 3勝2敗 防御率2.76 ホールド数25 投球回数45.2イニングス  奪三振数48 WHIP1.49 奪三振率9.46 与四球率5.12 被本塁打6本 K/BB1.85 FIP4.50 である。
 全て並べてもわからないことが多いため、これから成績を順に説明していく。

防御率
 防御率は2.76であり、比較的良い成績を収めている。
 防御率のリーグ平均がおよそ4.11であるため、平均以上の成績を残した。
 チームメイトの一岡竜司の防御率が2.88であるため、一岡竜司よりも失点しにくい投手であると言える。

奪三振率と与四球率
 奪三振率は9.46を記録している。
 投手は投球回数以上の奪三振、つまり奪三振率9.00を上回れば優秀であると評価される。
 そのためジャクソンの9.46という数字は、非常に優秀な成績であると言える。
 「ピンチの場面でインフィールドに打球を飛ばさず、三振でアウトにできる能力を持っている」と数字を言葉に言い換えることができる。
 しかし、奪三振率は良いが、与四球率が非常に悪い。
 与四球率は5.12であり、最低2.50以下に抑えて合格点と言われる中、合格点の倍以上の四球を与えたことになる。
 これはコントロールが非常に悪いと言える。
 奪三振率と与四球率をわかりやすく表現すると「仮にジャクソンが9イニングスを完投した場合、三振は9個〜10個ほど奪えるが、四球を5個以上与えてしまうことになる。」
 そのため、コントロールが悪いことが大きな問題である。

WHIP
 WHIPとは、「1イニングスあたり何人のランナーを背負うか?」を表した指標である。
 例えば、中継ぎとして1イニングスを投げて被安打1無四球に抑えれば、WHIP1.00を記録する。
 ジャクソンの場合、WHIP1.49であり、悪い数字を残している。
 ジャクソンは1イニングを投げる時、大体1人〜2人のランナーを背負っていたことになる。

 エース格のWHIPは1.00前後になることが多い。

 例えば、大瀬良大地の場合、2018年のWHIPは1.01である。
 そのため、ランナーを背負う場面は大瀬良大地よりもジャクソンの方が多かったことになる。

 中継ぎ投手がランナー背負うことは、先発投手よりも苦しい場合が多い。
 先発が7イニングスを投げて、ジャクソンに1点差で交代したと仮定する。
 そうすると、交代した回に2人ほどのランナーを背負ってしまっては、致命的な失点を生みかねない。
 1点差という拮抗した場面では非常に苦しい投球になる。
 これは間違いなくコントロールが悪いことが原因である。
 ここでもコントロールが課題であると言える。
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K/BB 
 K/BBとは奪三振数を与四球数で割ったもので、「1つの四球を与える間に何個の三振を奪えるか?」を表す指標である。主にコントロールの良し悪しを見るために使われる。
 ジャクソンのK/BBは1.85である。
 K/BBは3.50を上回れば優秀と評価される。
 ジャクソンの成績は3.50を大きく下回っている。
 優秀とは言いがたく、良くない成績であると言える。
 この理由は明確である。
 ジャクソンの奪三振能力は素晴らしく、奪三振率9.46であり、奪三振率に関しては平均以上の成績を残している。
 しかし、コントロールに難があり、与四球率は悪く5.12であるため、三振を奪えても四球数が多くなり、それに伴ってK/BBが悪い成績になるということだ。
 やはり、ここでもコントロールの悪さが課題であると言える。
 

FIP
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。
 野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。
 エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。
 そのためFIPは、投手の責任である被本塁打数、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 防御率が悪くても、FIPが良ければ評価は高くなる。野手の守備への依存が比較的少なく、運というコントロールできない出来事を排除できるからだ。

 ジャクソンはおよそFIP4.50という成績を記録した。

 チームメイトの一岡竜司のFIPは3.74であり、大瀬良大地のFIPは3.69である。
 これらと比較すると4.50という数字は良くない成績になる。
 ジャクソンのFIPが悪い理由も与四球にある。
 一岡竜司の与四球率は3.53
大瀬良大地の与四球率は2.03であり、ジャクソンの与四球率5.12よりも良い数字である。
 つまり、一岡竜司や大瀬良大地のFIPと、ジャクソンのFIPは、自己責任である与四球の多い少ないで差がついたと考えるのが自然な流れである。
 特に、一岡竜司とは奪三振率や被本塁打率はそれほど変わらない。
 そのため、一岡竜司との差は与四球でしかない、つまりコントロールで差がついたと言えるのだ。

まとめ
 ここまで、ジャクソンの成績について徹底解剖してきたが、総括するとジャクソンは、「奪三振能力は非常に高く、ピンチを三振で切り抜けられる能力は高いが、他のあらゆる指標において、コントロールが悪いことが理由に成績が悪化してしまった投手である」と言える。
 コントロールが課題の投手は多くいるが、ジャクソンは特に課題が大きい。
 そのため、本記事の主題であった「ジャクソンの投球ってどうなの?」に答えるとすれば、「コントロール難で不安定な投球だったよ」と答えることになる。
 ジャクソンは来年以降も広島カープにいる可能性はあるが、他球団へ投手陣の隙を与えかねない。

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