野球を数字で見るブログ

Houston Astrosと読売ジャイアンツのファンです。 本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:鈴木誠也

はじめに 
 そろそろベストナイン発表の時期である。
 本記事では、「数字で見れば、セリーグのベストナインはこうなる」という簡単な予想をしていこうと思う。
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ベストナイン予想 
投手 菅野智之 (巨人)
捕手 會澤翼 (広島)
1塁手 ダヤン・ビシエド (中日)
2塁手 山田哲人 (ヤクルト)
3塁手 宮崎敏郎 (DeNA)
遊撃手 坂本勇人 (巨人)
外野手1 丸佳浩 (広島)
外野手2 鈴木誠也 (広島)
外野手3 
ネフタリ・ソト (DeNA) 

投手 菅野智之 

 菅野智之は誰も文句が付けられないと考える。
 投手三冠に輝き、沢村賞も受賞している。
 沢村賞を受賞するということは事実上12球団でNo.1投手ということだ。
 そのため、セリーグベストナインには当然入る。

捕手 會澤翼
 捕手は會澤翼と予想した。
 會澤翼は現在のセリーグでNo.1の捕手であることは間違いない。
 打率.305、OPS.893を記録し、広島カープの三連覇に大きく貢献した。

1塁手 ビシエド 
 1塁手はビシエドと予想した。
 岡本和真の可能性もあるが、最年少3割30本100打点を達成したからといって、ビシエドの打撃を上回ったわけではない。
 岡本和真のwRAAは驚異の43.27であるが、ビシエドは54.15であり、得点能力はビシエドの方が圧倒的に高い。(wRAA:平均的な打者と比べて打席で何点稼いだか?) 
 OPSも.900を上回り、他の1塁手よりも良い成績であった。

2塁手 山田哲人
 2塁手は山田哲人と予想した。
 現在の野球界の最高の2塁手と言ってもいい。
 3度目のトリプルスリーを獲得。
 OPSもMVP級とされるOPS1.000を上回り、1.014を記録した。
 まず間違いなく選出されるだろう。

3塁手 宮崎敏郎 
 3塁手は宮崎敏郎と予想した。
 打率も.300を上回り、本塁打28本の長打力もある。
 3塁手は岡本和真も含まれるが、岡本は19試合しか3塁手として出場していないため、宮崎敏郎の方が良いだろう。

遊撃手 坂本勇人
 遊撃手は坂本勇人と予想した。
 坂本勇人は他の遊撃手の追随を許さない、打率.345を記録し、OPSも.900をクリアしている。
 wRAAは30.40と他の遊撃手よりも高い。
 まず間違いなく受賞するだろう。

外野手1 丸佳浩
 外野手の1人目は丸佳浩と予想した。
 丸佳浩は打率.306、OPSは驚異の1.096であり、wRAAに至ってはおよそ60.82ほどある。
 文句なしの受賞となるだろう。
 おそらくMVPも獲得することになると予想する。

外野手2 鈴木誠也
 外野手の2人目は鈴木誠也と予想した。
 鈴木誠也は打率.320、OPS1.057という驚異的な成績を収め、wRAAもおよそ55.66という成績である。
 例年ならばMVPにも輝けるほどの成績を残している。
 広島カープの三連覇の立役者の1人である。
 鈴木誠也も文句なしで受賞するだろう。

外野手3 ソト
 外野手の3人目はDeNAのソトであると予想した。
 41本塁打で最多本塁打に輝き、打率.310、OPS1.008であり、この成績も例年ならばMVPに輝けるほどの成績である。
 元々は1塁手であるが、外野を守る機会が多く、外野手での受賞となることは間違いないと考える。
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まとめ 
 以上9人がベストナインに選出されると考える。
 ポジションが被る選手、例えば岡本和真が3塁と1塁を守っていたことや、ソトが外野と1塁を守っていることを考慮すると複雑になるが、出場試合数を見ると岡本和真は3塁手での出番は少なかったり、ソトが1塁手での出番が少なかったりするため、以上の9ポジション、9選手でベストナインが決まると考える。

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参考にしたサイト
1.スポナビ
2.日本野球機構,NPB.jp


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はじめに
 広島東洋カープの2018年シーズンの優勝と日本シリーズ進出の要因の1つに遊撃手の田中広輔の存在がある。
 本記事は、セイバーメトリクス 選手編(広島) 田中広輔の打撃(Part1)に引き続き、二部構成の第二部として2018年シーズンの田中広輔の成績を更に掘り下げていく。
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成績一覧
 田中広輔の2018年シーズンの主な成績は、
出場143試合(全試合出場) 打席数675 打率.262 本塁打10本 打点数60 出塁率.362 OPS.745 BABIP.312 wOBA.365 wRAA 13.84 である。
 第一部では打率や出塁率、OPSなどの指標で評価したため、第二部ではセイバーメトリクスによる更に深い評価をしていく。

wOBA
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているか」ということを評価する指標である。
 田中広輔は2018年シーズン、およそ
wOBA.365を記録している。
 2018年シーズンのリーグ平均がおよそwOBA.340であるため、平均よりも上の数字である。
 遊撃手というポジションを考えると、十分な成績である。
 チームメイトの丸佳浩はwOBA.453、鈴木誠也はwOBA.452である。
 この2人と比べると明らかに劣る。
 しかし遊撃手として全試合出場している選手で平均以上の成績を残すことができた。
 そのため、田中広輔は「得点に絡む能力が丸や鈴木ほど高くはないが、平均的な遊撃手よりも上である」と考える。

wRAA 
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 田中広輔はおよそwRAA 13.84を記録している。
 つまり田中広輔は、平均的な打者が田中広輔と同じ675打席に立った場合と比べ、およそ14点もの得点を増やすことができたと言える。
 wRAAは10.00を上回れば平均以上と評価されるのが一般的である。
 そのため、wOBAと同様にwRAAでも平均以上の成績を田中広輔は残すことができた。
 遊撃手としては非常に優秀な成績である。
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BABIP
 
BABIPとは簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 BABIPは運との相関が強い指標である。
 セイバーメトリクスでは本塁打以外のヒットは運の要素が強いと考える。それを特に示すのがBABIPである。
 ボテボテの内野安打でも、快心の二塁打でも打率は変わらないだろう。
 そしてどちらのヒットにしろBABIPは上がる。
 快心のあたりでもボテボテでも結局はヒット。それがBABIPの示す大きな要素だ。

 つまり、運で打った打球も技術で打った打球も一括りにして、数字にし、それの高い低いで運が良いか悪いかを判断する。
 田中広輔はBABIP.312を記録している。
 BABIPは.300を上回れば運が良く、下回れば運が悪いと一般的に言われる。
 田中広輔の場合は、BABIP.300を上回るが、他の打者(巨人の長野ならBABIP.325、広島の丸なら.352)と比べると低い数字になる。
 つまり、田中広輔の打撃はそれほど運に影響されなかったと言えるのだ。
 運の影響が少なく、遊撃手としてこれまで見てきた成績を残すことができるのは、実力がある証拠と考える。
 
まとめ
 ここまで、二部構成のPart1とPart2に分けて田中広輔の2018年シーズンを評価してきたが、総括すると田中広輔は「遊撃手として平均もしくは平均以上の打撃能力を持ち、選球眼がよく、それらに伴って得点に絡む能力が高い打者である
」と言える。

 広島カープの内野の要として、十分すぎるほどの活躍を見せた選手である。
 丸佳浩や鈴木誠也に隠れているが、田中広輔の存在をプロ野球ファンは忘れてはならない。

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はじめに
 広島カープのリーグ3連覇、2018年シーズンの日本シリーズ進出の大きな要因の1つに鈴木誠也の存在がある。
 セイバーメトリクス 選手編(広島) 鈴木誠也の打撃(Part1)に引き続き、本記事ではPart1でそれほど触れることのなかったセイバーメトリクスの指標による鈴木誠也の評価をしていく。 

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成績一覧
 鈴木誠也の主な成績は、出場124試合 
打席数520 打率.320 本塁打30本 打点数94 出塁率.438 OPS1.057 BABIP.374 wOBA.452 wRAA 47.13 である。

wOBA
 wOBAとは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。
 鈴木誠也は2018年シーズン、およそwOBA.452を記録している。
 wOBAは平均.320〜.330ほどになる指標であり、鈴木誠也の数字は圧倒的に平均を上回っている。
 比較をすると、同じ広島カープの丸佳浩はおよそwOBA.453である。
 鈴木誠也はおよそwOBA.452
であるため、丸佳浩と1ポイントほどしか変わらないことになる。
 つまり、鈴木誠也は丸佳浩と同じくらい得点に絡む活躍をすることができたと言える。 

wRAA
 wRAAとは、「
平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 鈴木誠也はおよそwRAA 47.13である。
 つまり、鈴木誠也は平均的な打者が同じ打席数に立った場合よりも約47点の得点を増やしたことになる。
 wRAAは「10〜19で平均以上」「20〜39で非常に優秀」「40以上でMVP級」と一般的に言われており、鈴木誠也の
wRAA 47.13はまさにMVP級の成績であると言える。
 比較として、丸佳浩のwRAAはおよそ51.54である。
 丸佳浩よりも若干劣るが、51.54打席という成績が良すぎるため、鈴木誠也は丸佳浩の後ろに隠れてしまったという不運がある。
 しかし、これは必然である。
 丸佳浩は2018年シーズン
566打席に立ち、鈴木誠也は520打席しか立っていない。
 46打席の差があるため、打席数に大きく左右されるwRAAは丸佳浩の方が上回るということだ。
 必然的に丸佳浩に軍配が上がる。
 だが、鈴木誠也は素晴らしいwRAAを記録したことには間違いなく、得点に関与する能力が非常に強かったと言える。
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BABIP
 ここまで、鈴木誠也のポジティブな要素を見てきたが、1つ若干ネガティブな要素を見てみる。BABIPである。
 BABIPとは簡単に言えば「ホームランゾーン以外に打球が飛んだ時の打率」である。
 BABIPは運との相関が強い指標である。
 セイバーメトリクスではホームラン以外のヒットは運の要素が強いと考える。それを特に示すのがBABIPである。
 ボテボテの内野安打でも、快心の二塁打でも打率は変わらないだろう。
 そしてどちらのヒットにしろBABIPは上がる。
 快心のあたりでもボテボテでも結局はヒット。それがBABIPの示す大きな要素だ。

 つまり、運で打った打球も技術で打った打球も一括りにして、数字にし、それの高い低いで運が良いか悪いかを判断する。
 鈴木誠也はBABIP.374を記録している。
 BABIPは.300を上回れば運が良く、下回れば運が悪いと評価される。
 鈴木誠也の場合、圧倒的に運が良いと言える数字を残したのだ。
 つまり、2018年シーズンは運良くヒットゾーンに転がった打球が多かった可能性が高い。
 そのため、来シーズン以降は運によって打率などが下がる可能性は否定できない。
 丸佳浩のBABIPが.352であるため、丸佳浩も運がいいが、それよりも運がいいのが鈴木誠也であり、成績を落とす可能性が高いと言える。

まとめ
 Part1とPart2の二部構成で鈴木誠也を説明してきた。
 2つの記事を総括すると、2018年シーズンの鈴木誠也は「ヒットに関しては運の要素は非常に強いが、ストライクゾーンをコントロールする能力、そして長打を打つ能力による”得点に絡む活躍”はMVP級であった」と言える。

 これから広島カープには日本シリーズが待っている。
 鈴木誠也の活躍無しには日本一を掴むことは難しい。
 だが、シーズン同様の打撃をすれば、日本一になる可能性は必ずある。 
 広島東洋カープがどのような 試合をするのか、非常に楽しみである。

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はじめに
 広島カープのリーグ優勝、日本シリーズ進出の大きな要因は打線にあり、その打線を引っ張ってきた1人が鈴木誠也である。
 本記事では二部構成の第一部として、2018年シーズンの鈴木誠也の基本的な打撃指標を見ていく。
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成績一覧
 鈴木誠也の主な成績は、
出場124試合 打席数520 打率.320 本塁打30本 打点数94 出塁率.438 OPS1.057 BABIP.374 wOBA.452 wRAA 47.13 である。

打率 打点 本塁打 
 基本的な指標として、まず打率は3割を上回り、打率.320を記録している。
 3割を上回れば日本では一流と称されるため、この数字には文句の付け所がないだろう。
 本塁打の数も自身初の1シーズン30本を打ち、キャリアハイの成績を収めた。
 打点数はもうひと押しで100打点の大台の94打点を記録した。
 出場試合数がやや少なめであるため、シーズンを満足に過ごせた場合、本塁打と打点に関してはさらに稼げる能力は間違いなくあると言える。
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出塁率
 出塁率は素晴らしく、出塁率.438を記録している。
 この数字は、同じ広島カープの丸佳浩に次ぐリーグ2位の成績である。
 四球数はリーグ3位の88個であり、選球眼に優れた選手であることは確かである。
 出塁率.438の好成績は、四球を選ぶ「選球眼」によるものであることは間違いない。
 
本ブログでは何度も引用したものではあるが、名著であり、映画化もされた「マネーボール」の言葉を借りれば、

 「ストライクゾーンをコントロールできる能力が、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。
そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、最もわかりやすい指標が四球の数なのだ。

 と言われている。
 鈴木誠也は、卓越した選球眼で”ストライクゾーンをコントロールする能力”が非常に高く、四球数リーグ1位の丸佳浩、リーグ2位の山田哲人に次いでこの能力を持っていたと言える。


OPS
 ここでセイバーメトリクスの指標のOPSに触れておく。
 OPSとは、”出塁率+長打率”で算出される成績であり、得点との相関が打率、出塁率、長打率よりも高い指標である。
 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 鈴木誠也はOPS1.057を記録し、これも同じく広島カープの丸佳浩に次いでリーグ2位の成績である。

 2018年5月時点で成績が低迷していた選手とは思えない成績である。
 怪我もあり、出場試合数がやや少ないことを差し引いても素晴らしい成績である。
 これだけの打者が中軸にいる広島カープは、まさに最強であると言える。
 特に、丸佳浩とのコンビは他球団からしたら脅威である。

 鈴木誠也の凄さはこれらの指標にはまだまだ収まり切らないため、セイバーメトリクス 選手編(広島) 鈴木誠也の打撃(Part2)
さらに踏み入ったセイバーメトリクスの評価をする。

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はじめに
 大きな疑問がある。
 日本のMVPの判断基準は何か?ということだ。
 実例を交えて、おかしな日本プロ野球のMVP表彰を見ていく。
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事例1 2007年 小笠原道大と高橋由伸
 まずは、2007年のセリーグMVPについてである。

 この年、MVPを獲得したのは巨人に移籍してきて1年目の小笠原道大である。
 この年は、ジャイアンツが2002年以来のリーグ優勝を決め、小笠原の存在がそれを大きく引き寄せた。
 この年の小笠原道大の打撃成績は、142試合に出場し、打率.313 本塁打31本 打点数88 出塁率.363 OPS.902であった。
 移籍1年目でこれだけの成績を残したことに、誰もが凄いと思ったことだろう。
 しかし、この小笠原道大を上回る成績を残したにも関わらず、MVPを受賞できなかった選手がいた。
 高橋由伸である。
 高橋由伸の2007年の打撃成績は、133試合に出場し、打率.308 本塁打35本 打点数88 出塁率.404 OPS.982であった。
 打率こそ小笠原の方が上ではあるが、打点数は同じであり、他の打撃成績も小笠原より圧倒的に上である。

 説明が遅れたが、OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 これまで、ボテボテのヒットでも快心のホームランでも同じヒット1本と数えられ、算出されてきた打率をさらに広げ、一塁打から本塁打まで評価できる「長打率」、それと四死球を含む出塁率を合算することにより、一塁打、二塁打、三塁打、本塁打、四球、死球、守備妨害など打席で起こり得ること全てを評価できる、画期的な指標がこのOPSである。

 OPSは.900を越えればスター選手という一般的な経験則がある。
 小笠原に関してもOPS.902はまさにスター選手と言っていい成績ではあるが、高橋由伸のOPS.982はあまりにも高い数値である。
 MVP確実と言われるのはOPS1.000あたりであるため、高橋由伸はまさにMVPに選ばれなければならなかったのである。
 しかもこの年、高橋由伸はゴールデングラブ賞に選出されている。 名だけで選ばれるゴールデングラブ賞 (リンク) を書いたため、このゴールデングラブ賞は意味を持つとは思えないが、MVP投票する側からしたら、守備も評価していたということでもある。
 日本プロ野球の表彰は全く勝手なものである。適当に「高橋由伸は守備が上手いからゴールデングラブ」しかし「守備を考えないでインパクト的にMVPは小笠原」のようなカタチで選んだとしか思えない。

 私情を挟まず、俯瞰して成績を見れば、高橋由伸がMVPを取るべきであった。
 これが1つ目の事例である。
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事例2 新井貴浩と鈴木誠也
 2016年のパリーグMVPは大谷翔平であった。大谷は二刀流を見事にシーズンを通して貫き、MVP受賞となった。この受賞に関しては賛同する人は多いだろう。 
 しかし、セリーグMVPは新井貴浩であった。
優勝チームからの選出という点については、的を得ているため、疑問を持つ人は少なかったかもしれない。
 新井貴浩の2016年の成績は、132試合に出場し、打率.300 本塁打19本 打点数101 出塁率.372 OPS.857であった。

 優勝チームである広島カープから選出するとした場合、例年ならこの成績でもなんとか受賞できると言える人もいるだろう。
 しかし、2016年MVPは同じく広島カープの鈴木誠也が受賞するべきものであった。
 鈴木誠也の成績を見ればそれはわかるだろう。
 129試合に出場し、打率.335 本塁打29本 打点数95 出塁率.404 OPS1.015である。
 新井貴浩との成績をよく比較してほしい。
 打点以外の成績は、圧倒的に鈴木誠也の方が上なのである。
 OPSに関しては、.900を超えるとスーパースターと言える世界において、1.000を超えているのである。
 新井貴浩は内野手だから、そこを評価されたのだろうか?
 いや、鈴木誠也は、この年ゴールデングラブ賞に選出されているため、その線はないだろう。 

 一体、MVPを決める側は何を見ているのか、本当に聞きたい。
 成績ではない?インパクト?移籍してきて活躍したから?
 謎だらけである。

まとめ
 今後は、応援するファン側は、MVP受賞という経歴はほとんど意味を持たないと思っていい。思わなくてはいけない。
 それよりも客観的なホームラン数、打率、出塁率、OPSなどの指標を見て、いい選手かどうかを見極める必要がある。

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 2007年のMVP受賞について、前回の記事、 日本プロ野球のMVPは、何を評価して決めてるのか?(1) で話をした。

 もう10年以上前の話ではあるため、そんなに掘り返さなくてはいいだろうと考える人もいるだろう。
 しかし、つい最近、2016年のMVPに関しても、かなりの疑問がある。
 今回はその実例を見ていく。
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 2016年のパリーグMVPは大谷翔平であった。大谷は二刀流を見事にシーズンを通して貫き、MVP受賞となった。この受賞に関しては賛同する人は多いだろう。 
 しかし、セリーグMVPは新井貴浩であった。
優勝チームからの選出という点については、的を得ているため、疑問を持つ人は少なかったかもしれない。
 新井貴浩の2016年の成績は、132試合に出場し、打率.300 19本塁打 101打点 出塁率.372 OPS.857であった。

 少し、横道に逸れ、前の記事でも説明はしたが、念のために、
OPSについて説明する。
 OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。

 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 これまで、ボテボテのヒットでも快心のホームランでも同じヒット1本と数えられ、算出されてきた打率をさらに広げ、1塁打から本塁打まで評価できる「長打率」、それと四死球を含む出塁率を合算することにより、1塁打、2塁打、3塁打、本塁打、四球、死球、守備妨害など打席で起こり得ること全てを評価できる、画期的な指標がこのOPSである。

 話を元に戻すと、優勝チームである広島カープから選出するとした場合、例年ならこの成績でもなんとか受賞できると言える人もいるだろう。
しかし、2016年MVPは同じく広島カープの鈴木誠也が受賞するべきものであった。
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 鈴木誠也の成績を見ればそれはわかるだろう。

 129試合に出場し、打率.335 29本塁打 95打点 出塁率.404 OPS1.015である。
 新井貴浩との成績をよく比較してほしい。
 打点以外の成績は、圧倒的に鈴木誠也の方が上なのである。
 OPSに関しては、.900を超えるとスーパースターと言える世界において、1.000を超えているのである。
 新井貴浩は内野手だから、そこを評価されたのだろうか?
 いや、鈴木誠也は、この年ゴールデングラブ賞に選出されているため、その線はないだろう。 名だけで選ばれるゴールデングラブ賞 (リンク) を書いたため、このゴールデングラブ賞は意味を持つとは思えないが、MVP投票する側からしたら、守備も評価していたということでもある。


 一体、MVPを決める側は何を見ているのか、本当に聞きたい。
 成績ではない?インパクト?移籍してきて活躍したから?
 謎だらけである。

 今後は、応援するファン側は、MVP受賞という経歴はほとんど意味を持たないと思っていい。思わなくてはいけない。
 それよりも客観的なホームラン数、打率、出塁率、OPSなどの指標を見て、いい選手かどうかを見極める必要がある。
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以上。

 
 今後、取り上げてほしい選手や情報などございましたらコメントやTwitterの方に遠慮なく書き込みをお願い致します。
 Twitterのリンクは下に貼ってありますので、よろしくお願い致します。

 


 

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