野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:長野久義

はじめに
 読売ジャイアンツはFA移籍により丸佳浩が加わり、大型補強を終えた。
 しかし、その人的補償として長野久義広島カープへ移籍した。
 巨人は外野手だけで何点取れるか?を考えたことがあるが、長野久義が広島カープへ移籍したことによって、何点取れるかは変わってくる。
 現時点で読売ジャイアンツの外野手は丸佳浩、陽岱鋼、ゲレーロ、亀井善行、重信慎之介などの陣形である。

 本記事では「レギュラーとして誰を起用するべきか?この外野陣で巨人は何点取れるのか?」そして「長野久義が広島カープへ移籍したことで、巨人は得点を何点減らしたか?を考えてみる。
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レギュラー3人を決める
1人目は丸佳浩

 1人目はまず間違いなく丸佳浩であろう。
 丸佳浩は2018年シーズンに566打席に立ち、打率.306 出塁率.468 本塁打39本 OPS1.096 wRAA 60.82を記録している。
 OPSとは「出塁率+長打率」で算出される数字で、得点との相関が打率や出塁率よりも高いことで知られている。
 また、
wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 つまり、丸佳浩のwRAAの60.82という数字は、平均的な打者が丸佳浩と同じ566打席に立った場合と比べて、丸佳浩はおよそ60点〜61点ほどの得点をチームにもたらしたということになる。
 丸佳浩のwRAAはセリーグ1位の記録である。
 この時点で外野手は1人確定である。

2人目はゲレーロ
 2人目はゲレーロである。
 ゲレーロは出場82試合に留まり、打席数も383打席と少なく、打率.244 出塁率.325と成績は良いようには思えない。
 しかし、陽岱鋼亀井善行と比べると成績は良い。
 ゲレーロの2018年シーズンのwRAA10.94であり、打席数が少ないにも関わらず、平均以上の成績を収めている。
 対して陽岱鋼のwRAAは−0.90であり、亀井善行に至っては−3.82という成績である。
 陽岱鋼と亀井善行は平均以下であり、平均的な打者が打席に立った場合の方が得点力が上がるという結果になる。
 そのため、ゲレーロは間違いなくレギュラーで固定した方が良い。

3人目は陽岱鋼
 3人目は陽岱鋼である。
 陽岱鋼は2018年シーズンに276打席に立ち、打率.245 出塁率.297 本塁打10本 OPS.724 wRAA −0.90 を記録している。
 陽岱鋼の成績は決して褒められたものではないが、後に述べる亀井善行の成績と比べると陽岱鋼の方が上である。
 ここで長野久義と陽岱鋼を比較してみる。 

 長野久義は2018年シーズン、426打席に立ち、打率.290 出塁率.359 本塁打13本 OPS.792 wRAA10.02を記録している。
 wRAAで簡単に計算すれば、2018年シーズン、巨人は得点を長野久義でおよそ10点増やし、陽岱鋼でおよそ1点減らしたことになる。
 これを考えれば、本記事の題目にもあった通り、得点力の低下は避けられない。
 簡単に考えれば、長野久義を陽岱鋼で置き換えたことで、巨人の得点を稼ぐ能力は11得点分減らした計算になる。(長野久義は+10点。陽岱鋼は
1点。その差は+11点)
 そう考えると、長野久義の放出はかなりの痛手であった。
 

他の外野手は?
 ここまで、丸佳浩、ゲレーロ、陽岱鋼の3人がレギュラーであると述べた。
 他の外野手としては、先にも述べた通り、亀井善行、また重信慎之介などがいる。
 亀井善行、重信慎之介やその他の外野手は控えで良いと考えている。
 その理由の1つとしては、陽岱鋼はおよそwRAA −0.90で亀井善行はwRAA −3.82であり、陽岱鋼の方が亀井善行よりも得点を稼ぐ能力が高いからである。
 特に亀井善行は2019年シーズンに37歳を迎える大ベテランであり、これ以上の活躍は見込めない。
 陽岱鋼の場合は、まだ30代前半である。長野久義ほどの能力はここ数年で発揮できていないが、陽岱鋼をレギュラーとした方が良い。
 重信慎之介の場合、若手選手の筆頭であることから、少しずつ起用していけば良いと考えている。
 重信慎之介は打率が3割弱を残せるまでに成長したが、出塁率も3割付近であり、四球を選ぶ選球眼を持ち合わせていない。
 選球眼はマネーボールではストライクゾーンをコントロールする能力として紹介されている。そのため、重信慎之介は自分のストライクゾーンを理解してからレギュラーになると考えた方がよく、まだレギュラーに据えるべきではない。


何点取れるか?
 ここから外野手で何点稼げるか?ということについて述べていく。
 2018年シーズン、巨人の外野手のレギュラーは長野久義と亀井善行であった。
 1人席が相手おり、陽岱鋼や重信慎之介、ゲレーロの3人を併用するカタチを取っていた。
 しかし、丸佳浩の加入と長野久義の放出で状況がかなり変わる。

 wRAAで簡単に計算すると、丸佳浩を単体で考えた場合およそ61点の得点を増やすことができる。

 また、巨人は長野久義を放出したが、
陽岱鋼を単体で考えた場合は、wRAAの計算上、巨人は得点をおよそ1点減らすだけである。

 レフトとしては、ゲレーロで固定することにより、wRAAからおよそ10点の得点を増やすことができる。

 これを考えると、巨人は
丸佳浩、ゲレーロ、陽岱鋼の3人の外野手を固定することにより、平均的な野手を外野に置く場合と比べて、64点10点1点73の得点を稼ぐことができる。
 73点という得点は1勝分の得点が10点だとするならば、およそ7勝分に値する。
 巨人は外野手だけでもかなりの強さを保持していることになる。
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まとめ
 wRAAという指標でかなり単純な計算ではあるが、何点稼ぐことができるかを述べた。
 外野手をある程度固定し、打席に立たせれば、相当な得点を増やすことができることになった。
 あくまでも2018年シーズンの成績を参考にしているため、完全なものではないが、ある程度この得点に近いものになると考える。
 また、人的補償で長野久義の移籍は大きな戦力ダウンになるが、代わりに丸佳浩が加入したため、得点力を落とすことはない。
 以上、
レギュラーとして誰を起用するべきか?この外野陣で巨人は何点取れるのか?」「長野久義が広島カープへ移籍したことで、巨人は得点を何点減らしたか?について述べた。

関連記事



参考にしたサイト
1.日本野球機構,NPB.jp
2.Wikipedia

記事終了


はじめに
 読売ジャイアンツから広島カープ丸佳浩の人的補償として移籍した長野久義
 巨人ファンからすると衝撃は大きいが、広島カープへの移籍が決定した以上は嘆いていても仕方がない。
 本記事では「広島カープに移籍した長野久義はどんな選手か?」「もう一度輝くことができるのか?」「成績はどれくらいなものか?」ということについて述べていく。 

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長野久義の経歴
 長野久義は学生時代、日本大学の野球部に所属していた。東都大学野球での通算成績は290打席に立ち、打率.293 本塁打10本の活躍を見せ、2006年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズにドラフト4位で指名を受けるも、巨人愛が強く、入団を拒否した。
 その後、長野久義は、本田技研に入社し、Honda硬式野球部に所属していた。
 2008年、千葉ロッテマリーンズからドラフト2位で指名されるも、ここでも入団を拒否し、巨人愛を貫いた。
 結果的に2009年のドラフト会議で巨人が1巡目指名をし、晴れて巨人に入団することになった。
 2010年にプロデビューするが、ドラフトを2度拒否したため、日本プロ野球では珍しい当時26歳の高年齢ルーキーという異色の経歴を持つ。
 鳴り物入りで巨人に入団したため、プレッシャーがあると考えられていたが、1年目に459打席に立ち、打率.288 出塁率.330 本塁打19本 OPS.821の活躍を見せ、2010年の新人王に輝く。(OPSとは、「出塁率長打率」で算出される数字で、得点との相関が、打率や出塁率よりも高い指標である。)
 その後、2011年には低反発で飛距離が出ないとされる統一球の影響を感じさせない活躍をして、打率.316で首位打者に輝く。このシーズンのOPS.847はリーグ1位であった。
 2016年には選手会長を務めるまでになった一方、2014年を最後にOPS.800にも満たない成績を残し続け、活躍の幅を少しずつ減らしていった。

 ここまでが長野久義のザックリとした経歴であるが、2019年シーズンに35歳を迎える大ベテランであるため、もう一度輝くことは難しいのではないか?と考える人もいる。  
 

打撃成績を見る

 長野久義は35歳を迎える大ベテランであるが、2014年以降、OPSは.800以下の成績しか収めていない。
 しかし、2018年シーズンは長野久義の復調を感じさせるシーズンであった。
 その復調したと思わせる打撃成績を3つ見ていこうと思う。
 

2018年の復調1 打率と出塁率
 2018年シーズン前までの打率を見てみると、2015年が最も悪く.251であり、2016年では.283で若干盛り返しを見せたが、2017年は.261という低打率であった。
 しかし、2018年シーズンは打率.290という成績を残し、2015年以降で1番良い成績を収めた。
 出塁率に関しては2018年シーズンに.359という成績を残し、これは長野久義の9年間のプロ生活の中で、3番目に高い成績を残している。
 出塁率は”アウトにならない確率”であるため、2018年シーズンは例年よりも繋ぐ打撃をできたと言っていい。 
 
本塁打は13本であり例年とほぼ変わりないが、打率と出塁率と出塁率は復調したと言っていい。
 広島カープに入団後は「この打率と出塁率を維持できるか?」ということが広島カープ4連覇の鍵になるかもしれない。 


2018年の復調2 OPS
 OPSとは、”出塁率+長打率”で算出される成績であり、得点との相関が打率、出塁率、長打率よりも高い指標である。
 つまり、OPSが高ければ高いほど”得点に絡む能力”が高いと言える。
 長野久義はOPS.792であった。
 この成績は例年と同じ水準の成績であると考えていたが、2017年シーズンのOPSが.755であり、2018年シーズンが.792であるため、40ポイントほど成績をあげたことになる。
 この成績も2015年以降の成績の中で最も良い成績である。
 これは打率が良くなったために長打率もある程度復調したことと、9年間のプロ生活の中で3番目に良い出塁率を残せたことが大きな要因である。
 そのため、2018年の復調1で述べたことと関係していることになる。
 純粋にヒットを打つ能力と繋ぐ打撃により、”得点に絡む能力”が向上したと言える。

2018年の復調3 wRAA
 wRAAとは、「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 長野久義はおよそwRAA 10.02を記録している。
 つまり、平均的な打者が長野久義と同じ426打席に立った場合と比べて、長野久義はチームの得点をおよそ10点増やしたことになる。
 元チームメイト、巨人の4番打者の岡本和真がおよそwRAA 33.17であるため、その差は歴然としているが、前年である2017年の長野久義のwRAAがおよそ6.00であるため、明らかに2018年シーズンの方が打撃が良かったと言える。

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まとめ
 ここまで、ザックリとした経歴と3つに分けて長野久義の復調したポイントを見てきた。
 例年以上にチームの得点に貢献できたことがわかったと思う。

 そんな長野久義が広島カープに移籍することが決まり、巨人の外野手は丸佳浩1強のチームになった。
 長野久義の生産性を維持することができれば広島カープの4連覇は夢ではない。
 はじめに述べた、「長野久義はもう一度輝くことができるか?」というのは、まだわからない部分である。だが復調の兆しはある。
 巨人は丸佳浩を獲得したものの、長野久義の生産性を手放したことによってリーグ優勝を逃す可能性もある。
 そう考えると、リーグ優勝を争うであろう読売ジャイアンツ、広島カープ、東京ヤクルトスワローズ横浜DeNAベイスターズのどのチームが優勝するか?という疑問のキーポイントは「丸佳浩の打撃」と「長野久義の生産性の維持」なのかもしれない。
 この2人の成績によっては、巨人も広島カープも優勝を他のチームに明け渡す可能性もあると考える。


関連記事



参考にしたサイト
記事終了


はじめに
 長野久義読売ジャイアンツから広島カープ丸佳浩人的補償で移籍することになった。巨人ファンからすると、内海哲也の移籍と同レベルでの衝撃であると考える。
 本記事では、「なぜ広島カープは長野久義を獲得したのか?」「なぜ読売ジャイアンツは長野久義をプロテクトしなかったのか?」について述べていく。
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人的補償の予想
 過去に、本ブログでは人的補償で広島カープへ移籍する選手の予想をしたことがある。
 その記事では、捕手であれば宇佐美慎吾を獲得する可能性があるが、可能性は低いことを述べた。
 投手では吉川光夫など、左投手不足の広島カープにとっては有益である選手を獲得するだろうということも述べた。
 そして外野手は、陽岱鋼立岡宗一郎のどちらかを獲得するだろうと予想した。
 しかし、まさかの長野久義がプロテクト漏れをしているとは想像できず、正直驚いている。

なぜ広島は長野を取ったか?
 なぜ広島カープは長野久義を獲得したのか?という問いに答えるとすれば、シンプルに丸佳浩の穴を埋めるためである。
 長野久義は2018年シーズンに426打席に立ち、打率.290 出塁率.359 OPS.792 wRAA10.02を記録している。
 OPSとは「出塁率+長打率」で算出される数字であり、得点との相関は打率出塁率よりも高いことで知られている。
 また、wRAAとは「平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点」を表す指標である。
 もちろんwRAAが高ければ高いほど、チームの得点に大きく貢献したと言える。
 長野久義はおよそwRAA 10.02を記録している。
 つまり、平均的な打者が長野久義と同じ426打席に立った場合と比べて、長野久義はチームの得点をおよそ10点増やしたことになる。
 このwRAAは丸佳浩の場合、2018年シーズンにおよそ60.82を記録しているため、長野久義と比べると、圧倒的に丸佳浩の方が得点に貢献したと言えるが、丸佳浩の成績が良すぎるだけであり、長野久義の成績も平均以上である。
 よって丸佳浩の穴を埋めるためには、年俸2億2000万円という高額な長野久義を獲得してもある程度は埋めることができる。(もちろん完全ではないため、広島カープのチームの得点力は下がるが)
 また、丸佳浩の2018年シーズンの広島カープが支払った年俸は推定2億1000万円であると言われており、長野久義とほとんど変わらない。
 そのため、丸佳浩が広島カープから退団したために発生した資金の余裕を長野久義に当てることができるため、獲得に動いたと考える。

 このような理由で広島カープは長野久義を獲得したのだろう。

なぜ巨人は長野を放出したか?
 巨人ファンからすると、長野久義の放出は想定外であり、衝撃的なものである。
 私も長野久義は必ずプロテクトされると考えており、実際に過去の記事で丸佳浩に次ぐ第2の外野手として2019年シーズン、巨人に大きく貢献してくれるだろうと考えていた。
 しかし、巨人はなぜか長野久義をプロテクトしなかった。
 その理由はいくつか考えられるが、大きな要素は年齢的な問題であろう。
 長野久義は2019年シーズンで35歳を迎える大ベテランである。
 一般的に35歳以降の選手はパフォーマンスが低下すると言われている。(メジャーリーグの統計結果の1つ)
 そのため、丸佳浩のために若手外野手を放出を防ぐため、若手外野手をプロテクトしてベテランの長野久義はプロテクトしないという結論に至ったのだろう。
 また、年俸2億2000万円の選手はプロテクトしなくても取られない、そういう考えがあり、見通しが甘かったのだろうと言えると思う。

納得できない点
 巨人ファンからすると、長年の功績と2018年の成績を考えれば、長野久義という戦力をプロテクトしないことに納得できないことは確かである。
 内海哲也を西武ライオンズへ人的補償として放出したとき、客観的に成績を見るとプロテクトされないと考えてもおかしくはなかった
 しかし、長野久義は2018年の巨人の外野陣の中で最も好成績を残した選手であり、いくら年俸が高くても人的補償で取られる可能性を考えた場合、必ずプロテクトするべき選手であった。
 多くの巨人ファンは明らかに納得のいかない出来事である。
 また、陽岱鋼は不良債権であることは記事で述べたことがある。
 陽岱鋼の年俸は推定3億円であり、2019年から2021年までの契約が残っている。
 陽岱鋼よりも成績が良いのが長野久義である。その長野久義を陽岱鋼よりも低い年俸である2億2000万円で契約するということはあまりにもお粗末であると考える。
 プロテクトリストは公開されていないため、推測になるが、陽岱鋼と長野久義の両方がプロテクトされていないと仮定した場合、成績が良くて年俸が安い長野久義を獲得しようとするのが当たり前であろう。
 巨人のフロントは見通しがあまりにも甘いと言っていい。

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まとめ
 ここまで、「なぜ広島カープは長野久義を獲得したのか?」また「巨人はなぜ長野久義を放出したのか?」について述べてきた。
 長野久義は巨人のフロントが思っている以上に良質な戦力である。
 見通しの甘さが仇となったと言っていい。
 多くの巨人ファンは衝撃を受け、ファンを減らす傾向に巨人は進んでいると考える。
 これ以上、ファンを減らし、アンチ巨人を増やすようなことをしない方が良いと考える。 

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参考にしたサイト
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