野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:阪神タイガース

はじめに
 阪神タイガースが西勇輝を獲得することが確実となった。
 金子千尋を獲得する可能性もあったが、西勇輝を獲得したことは間違いなく正解である。 

 本記事では、「なぜ、金子千尋ではなく西勇輝を獲得して正解なのか?」という理由を2つほど見ていく。
スポンサーリンク
 
理由1 成績と年俸
 西勇輝は2018年シーズン、162.1イニングスを投げ、防御率3.60 WHIP1.22 奪三振率6.60 与四球率2.002017年の成績を書いているとご指摘があり、2018年の成績に修正致しました。)という成績を残している。
 目を見張るほどの成績ではない。

 しかし、日本ハムに単年契約で入団した金子千尋の成績と比べると西勇輝の方が上である。
 金子千尋は2018年シーズン、100イニングスを投げ、防御率3.38 WHIP1.32 奪三振率6.48 与四球率3.15 という成績である。 
 防御率が若干ながら
西勇輝の方が悪いだけで、WHIPや奪三振率、与四球率は西勇輝の方が良い成績である。

 西勇輝は奪三振率に関しては平均的な成績であるが、与四球率は2.50未満に収めており、比較的好成績を収めている。
 さらに西勇輝は、2015年にキャリアハイの防御率2.38を記録した投手である。

 成績が金子千尋よりも良く、年俸はおそらく1.5億〜2億円が相場であろう。
 日本ハムは金子千尋と推定年俸1億円+出来高の契約をしたが、成績の差から言って西勇輝と年俸1.5億円〜2億円ほどの契約をした方が正解である。 

 どちらを選ぶかと言えば、間違いなく西勇輝である
 それは数字を見ればわかることである。


理由2 年齢
 西勇輝は来シーズンで29歳を迎える選手であり、仮に4年契約をした場合でも最終年は32歳という若さである。
 統計的に35歳以上の選手のパフォーマンスが落ちてくることは有名な話であるが、西勇輝にはまだ年齢的に余裕がある。
 そう考えると複数年契約をしてもパフォーマンスが落ちにくい、つまり不良債権になりにくい投手である。
 対して金子千尋は来シーズンで36歳であり、今後のパフォーマンスの向上はそれほど期待はできない。
 不良債権を日本人選手で例えるとすれば、過去に巨人では推定4億3000万円で打率.242 本塁打5本に終わった小笠原道大や、阪神で推定1年2億円の契約で39イニングス 防御率3.00 WHIP1.59という成績に終わった小林宏之などが挙げられる。
 西勇輝の場合、想定される2億円ほどの年俸でもパフォーマンスが落ちにくい年齢であると言えるため、現状では不良債権の選手たちのようになりにくい。
 それは
若さゆえの特権である。
スポンサーリンク
 
まとめ 
 以上が阪神タイガースが金子千尋ではなく西勇輝と契約した方が正解という理由である。
 2018年の成績の面から見ても、年齢とパフォーマンスの面から見ても明らかに西勇輝と長期契約を結んだ方が良い。
 そのため、阪神タイガースは非常に良い判断をしたと言える。
 阪神タイガースはメッセンジャーだけが頼りと言っていい先発陣であり、藤浪晋太郎もイップスの状態である。
 そのため、西勇輝を複数年契約で獲得して先発投手の穴を埋めることは非常に良い傾向である。
 最下位からの巻き返しのための良い補強であると考える。

関連記事 

参考にしたサイト
1.スポナビ
2.Wikipedia
記事終了


 これまでピックアップしてこなかったが、「長打率と得点はどれほど相関があるのか?」というテーマで本記事を書く。
 長打率は打率や出塁率よりも重要な指標であるということを示す。
スポンサーリンク

 まず、長打率と得点の相関を求めるに当たり、説明しなければならないことがある。
 相関関係相関係数という言葉である。
 決して難しい話ではないので、ぜひ読み進めて頂きたい。

[相関関係相関係数の説明を始める]

 相関関係と呼ばれるものが長打率と得点の関係性を決める一つの要素である。
 
相関関係とは、参考文献(1)の言葉を使えば、

 ・一方の値が大きい場合、もう一方の値も大きくなる。
  (正の
相関関係)
 ・
一方の値が大きい場合、もう一方の値も小さくなる。
  (負の相関関係)

 と説明できる。
 
 例えて言うならば、
 正の
相関関係は、「身長が高くなるほど体重は重くなる。」
 負の
相関関係は、「パソコンの画面を見る時間が多いほど、視力が悪くなる。」
 といったことである。
 ここまでの話をした上で、さらに掘り下げたこと書く。


 相関関係の要素の1つに相関係数というものがある。
 難しい話ではないのだが、この相関係数を最大1.00であると決める。
 
相関係数が0.00の場合、全く相関関係がない。例えば「本を読めば読むほど、野球の打率が上がる」などということが相関係数が0.00に近い、すなわち全くと言っていいほど関係がないということである。
 逆に、相関係数が1.00の場合は、「ランニングすればするほど、カロリーを消費する」という直接関係のあるところに位置し、相関係数が1.00に近いということになる。
 つまり、
相関係数が0.00から1.00に近づくに従って、「1つの物事A」と「もう1つの物事B」の相関が出てくる、すなわちAとBが関係してくるということである。 

 また、参考文献(1)の言葉を使えば、
相関係数は0.00~0.20の間で「ほとんど相関がない」、0.20〜0.40の間で「弱い相関関係がある」、0.40~0.70で「中程度の相関関係がある」、0.70~1.00で「強い相関関係がある」と定義できる。

 例えを言おう。

 20XX年において最優秀防御率を獲得した投手がいるとする。もし防御率と勝利数の相関係数が1.00であった場合、防御率1位の投手が勝利数も1位、防御率が2位の投手が勝利数も2位、防御率3位の人が勝利数も3位、防御率4位の人が.....

 
といったことが、相関係数の例えである。もちろん防御率と勝利数の相関係数は1.00ではないことはわかるだろう。防御率1位でも最多勝になれない投手がいるからだ。

[相関関係相関係数の説明 終了] 
スポンサーリンク

 ここまで、
相関関係相関係数について説明したわけであるが、ここで「打率と得点」と「出塁率と得点」と「長打率と得点」の3つに絞り、見ていく。
 データとしては2011年〜2017年の日本プロ野球 セリーグの成績を元に算出する。

 まず「打率と得点」の相関係数.869であった。
 これは非常に強い相関である。打率が高ければ高いほど得点に絡む可能性が高い。
 これは自然な話で、ヒットを打つ可能性が高ければその分得点になるのは感覚的にはわかると思う。
 相関係数.869となったため、打率が高い打者ほど得点に絡む可能性が高いと”感覚”ではなく”数字”で表すことができた。

 次に「出塁率と得点」の相関係数.874であった。
 打率とほぼ変わらない相関関係
があると数字でわかる。
 むしろ打率と5ポイントほどの違いはあり、出塁率の相関の方が若干上であると言える。
 打率主義の日本野球界において、打率は低くても出塁率が高い打者(例えば阪神の福留や糸原)を重点的に使う方が、得点に絡みやすいことがわかる。

 最後に
「長打率と得点」相関係数.947であった。
 これは打率と出塁率の相関係数を圧倒的に上回っている。
 この数字が物語っていることを例を交えて言うならば、2018年シーズンでは中日のビシエドよりも横浜のソトの方が得点に絡む可能性が高いということだ。
 ビシエドの打率は.348でリーグ1位であるが長打率は.555でリーグ6位である。
 ソトの場合、打率.310でリーグ11位であるが、長打率.644でリーグ1位である。
 打率と長打率のどちらかがリーグ1位の選手の2人がいるわけであるが、長打率が高いソトを重点的に起用した方が、得点能力は高くなる。
 これは感覚ではなく数字が示した証拠になる。

 今後、選手補強やドラフトでは、数字を元に得点に絡む選手を選び抜く方がいい。
 長打率を高いチーム作りをした方が、打率や出塁率の高い選手を集めたチームよりも上の順位になれる可能性は非常に高いのだ。  
スポンサーリンク

参考文献
 (1) 佐藤文彦著:[プロ野球でわかる!]はじめての統計学,技術評論社,2017年3月14日


↓ブログランキングに参加中です!応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 野球ブログへ

ぜひ、Twitterのフォローお願いします。
最新記事の情報はTwitter、にほんブログで投稿します。

ブログランキングの方も是非!



 阪神タイガースの新監督として、元正捕手の矢野燿大の就任が決定的となった。
 本記事では、矢野燿大の現役時代の成績を軽く見ていく。
スポンサーリンク

 矢野燿大の現役時代の通算成績は、出場1669試合 打席数5517 安打数1347安打 本塁打112本 打点数570 打率.274 出塁率.335 OPS.730 である。
 決して悪い成績ではない。
 OPS.700を超えるキャッチャーはそれほどいない。
OPSとは"出塁率+長打率"で算出される率で、得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>長打率>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 例えば、巨人の小林誠司は2018年までの通算OPSは.569であり、元中日の谷繁元信は通算OPS.701である。
 2人の正捕手の通算OPSを上回り、「打撃では一般的な正捕手よりも得点に絡む能力が高かった」と言える。

 捕手は、「陽のタイプ」と「陰のタイプ 」に別れる。
 「陽のタイプ」は阿部慎之助のようなスーパースターと言える打撃成績を残すタイプの捕手を指し、「陰のタイプ」は谷繁元信のような守備能力に重点を置いた捕手を指す。
 矢野燿大の打撃成績を見ると、決して悪くはないが、阿部慎之助ほどの打撃成績ではないことがわかる。
 矢野燿大は「陰のタイプ」のキャッチャーであると言える。
スポンサーリンク
 陰のタイプのキャッチャーとなると、求められたのは守備能力であった。
 矢野燿大の守備をみると、確かに素晴らしい成績を残している。
 まずは守備率。
 矢野燿大の守備率はプロ20年間の成績の中で、.990を下回ったことが1度しかない。
 捕手は守備範囲の概念がほとんどないため、守備率で評価することはある程度正当なことである。
 通算守備率も.996ととてつもない成績を残している。

 また、盗塁阻止率も素晴らしい。
 矢野燿大の盗塁阻止率は、通算.349であった。
 2018年シーズンの盗塁阻止率1位、強肩で知られる小林誠司の盗塁阻止率が.341であるため、2018年シーズンの小林誠司を上回っていることになる。

 守備率、盗塁阻止率の2つを取っても「陰のタイプ」の選手の鑑であった。

 簡単に見てきたが、ここまでを総括すると、矢野燿大は「
陰のタイプの捕手でありながら並みの捕手よりも得点に絡む打撃ができ、守備能力も高くバランスの取れた捕手である」と言える。

 矢野燿大が阪神の新監督になる可能性が非常に高い。
 そこから、矢野燿大二世のような捕手を育てれば、最下位から脱出し、強かった阪神を取り戻すことができると考える。
スポンサーリンク

 
↓ブログランキングに参加中です!応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 野球ブログへ

ぜひ、Twitterのフォローお願いします。
最新記事の情報はTwitter、にほんブログで投稿します。

ブログランキングの方も是非!



このページのトップヘ