野球を数字で見るブログ

本ブログで、「野球を数字で見る」面白さがわかります。 主に、日本プロ野球での成績を数字で見て考察します。 本ブログで扱うデータに関して、正確性は保証されておりません。本ブログの情報を元にデータを作成して起こる損害に対しまして、一切の責任を負いません。ご了承ください。

タグ:高橋由伸

はじめに
 読売ジャイアンツの原辰徳となると、10代20代の世代は監督と菅野智之の叔父の印象しかない。
 確かに、監督としては第1期目、2期目を合わせると7度のリーグ優勝、そのうち3度の日本一を記録している。
 まさに名将と言ってもいいが、現役時代も素晴らしい成績を残していた。
 本記事では、原辰徳の現役時代の成績を振り返り、どれほどの選手であったかを見ていく。
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原辰徳の通算成績
 原辰徳監督の現役時代の主な通算成績は、出場1697試合 安打数1675 打率.279 本塁打382本 打点数1093 出塁率.355 OPS.878 である。
 打率も.280ほどあり、本塁打も350本を超えている。

 OPSも若手時代や現役時代の晩年を含めても、通算で.850を上回り、いかに優れた打者であったかを示している。
 OPSとは「出塁率+長打率」で算出される成績で、得点との相関が打率や出塁率よりも高いことで、非常に重宝される指標である。
 まさに巨人の四番にふさわしい成績であった。

キャリアハイ

 そんな原辰徳監督の現役時代のキャリアハイは1983年であると思う。
 1983年の主な成績は、出場130試合 打率.302 本塁打32本 打点数103 出塁率.375 OPS.949 wOBA.406 であった。

 本塁打の数は文句なしの30本以上を記録し、打率と打点を合わせて考えると、3割30本100打点を記録している。
 これはプロ3年目での成績であり、若手時代から活躍していたことがわかる成績である。

 出塁率も悪くなく、.375を記録している。
 出塁率は基本的に”アウトにならない確率”であるため、四番打者でありながら繋ぐことのできる打撃をしていたと読み取れる。
 さらに、OPSも素晴らしい成績を残している。
 原辰徳のOPSは.949であり、スター選手の基準とされる.900を上回っている。
 さらにwOBAも素晴らしい成績でwOBA.406を記録し、平均の.320〜.330を圧倒的に上回っている。
 wOBAとは、出塁率やOPSなど打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか」ということを評価する指標である。
 このwOBA.406は現巨人の四番 岡本和真の2018年シーズンの成績、wOBA.407とほぼ同じ数字である。(逆に岡本は高卒4年目にして原辰徳のキャリアハイと同等のwOBAを記録しているため、岡本の凄さは非常によくわかる。)
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まとめ
 ここまでを総括すると、原辰徳監督の現役時代は「本塁打を打てる長打力があり、更に繋ぐことのできる打者でありながら、得点に絡む能力も非常に高かった」と言える。

 2018年シーズンを終え、高橋由伸監督の退任が決まり、原辰徳監督の3期目の時代になり、巨人に新たな風か吹き始めている。
 大型補強はお手の物であるが、育成することを重点に置いている監督でもある。
 そのため、育成巨人も蘇るのではないかと期待している。

関連記事


参考にしたサイト
1. Wikipedia
2.日本野球機構,NPB.jp
記事終了


はじめに
 大きな疑問がある。
 日本のMVPの判断基準は何か?ということだ。
 実例を交えて、おかしな日本プロ野球のMVP表彰を見ていく。
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事例1 2007年 小笠原道大と高橋由伸
 まずは、2007年のセリーグMVPについてである。
 この年、MVPを獲得したのは巨人に移籍してきて1年目の小笠原道大である。
 この年は、ジャイアンツが2002年以来のリーグ優勝を決め、小笠原の存在がそれを大きく引き寄せた。
 この年の小笠原道大の打撃成績は、142試合に出場し、打率.313 本塁打31本 打点数88 出塁率.363 OPS.902であった。
 移籍1年目でこれだけの成績を残したことに、誰もが凄いと思ったことだろう。
 しかし、この小笠原道大を上回る成績を残したにも関わらず、MVPを受賞できなかった選手がいた。
 高橋由伸である。
 高橋由伸の2007年の打撃成績は、133試合に出場し、打率.308 本塁打35本 打点数88 出塁率.404 OPS.982であった。
 打率こそ小笠原の方が上ではあるが、打点数は同じであり、他の打撃成績も小笠原より圧倒的に上である。

 説明が遅れたが、OPSとは、セイバーメトリクスの指標の1つで、"出塁率+長打率"で算出される率である。
 その数値は得点との相関性が非常に高く、得点との相関性は高い順にOPS>出塁率>打率という関係があり、OPSが高い選手ほど得点に絡む確率が高いと言える。
 これまで、ボテボテのヒットでも快心のホームランでも同じヒット1本と数えられ、算出されてきた打率をさらに広げ、一塁打から本塁打まで評価できる「長打率」、それと四死球を含む出塁率を合算することにより、一塁打、二塁打、三塁打、本塁打、四球、死球、守備妨害など打席で起こり得ること全てを評価できる、画期的な指標がこのOPSである。

 OPSは.900を越えればスター選手という一般的な経験則がある。
 小笠原に関してもOPS.902はまさにスター選手と言っていい成績ではあるが、高橋由伸のOPS.982はあまりにも高い数値である。
 MVP確実と言われるのはOPS1.000あたりであるため、高橋由伸はまさにMVPに選ばれなければならなかったのである。
 しかもこの年、高橋由伸はゴールデングラブ賞に選出されている。 名だけで選ばれるゴールデングラブ賞 (リンク) を書いたため、このゴールデングラブ賞は意味を持つとは思えないが、MVP投票する側からしたら、守備も評価していたということでもある。
 日本プロ野球の表彰は全く勝手なものである。適当に「高橋由伸は守備が上手いからゴールデングラブ」しかし「守備を考えないでインパクト的にMVPは小笠原」のようなカタチで選んだとしか思えない。

 私情を挟まず、俯瞰して成績を見れば、高橋由伸がMVPを取るべきであった。
 これが1つ目の事例である。

事例2 新井貴浩と鈴木誠也
 2016年のパリーグMVPは大谷翔平であった。大谷は二刀流を見事にシーズンを通して貫き、MVP受賞となった。この受賞に関しては賛同する人は多いだろう。 
 しかし、セリーグMVPは新井貴浩であった。
優勝チームからの選出という点については、的を得ているため、疑問を持つ人は少なかったかもしれない。
 新井貴浩の2016年の成績は、132試合に出場し、打率.300 本塁打19本 打点数101 出塁率.372 OPS.857であった。

 優勝チームである広島カープから選出するとした場合、例年ならこの成績でもなんとか受賞できると言える人もいるだろう。
 しかし、2016年MVPは同じく広島カープの鈴木誠也が受賞するべきものであった。
 鈴木誠也の成績を見ればそれはわかるだろう。
 129試合に出場し、打率.335 本塁打29本 打点数95 出塁率.404 OPS1.015である。
 新井貴浩との成績をよく比較してほしい。
 打点以外の成績は、圧倒的に鈴木誠也の方が上なのである。
 OPSに関しては、.900を超えるとスーパースターと言える世界において、1.000を超えているのである。
 新井貴浩は内野手だから、そこを評価されたのだろうか?
 いや、鈴木誠也は、この年ゴールデングラブ賞に選出されているため、その線はないだろう。 

 一体、MVPを決める側は何を見ているのか、本当に聞きたい。
 成績ではない?インパクト?移籍してきて活躍したから?
 謎だらけである。
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まとめ
 今後は、応援するファン側は、MVP受賞という経歴はほとんど意味を持たないと思っていい。思わなくてはいけない。
 それよりも客観的なホームラン数、打率、出塁率、OPSなどの指標を見て、いい選手かどうかを見極める必要がある。

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はじめに
 日本野球を見ている方々で、比較的新しい指標であるwOBAを知っている人はそれほどいないと思う。
 しかし、メジャーリーグではOPSよりもwOBAが重視される傾向にある。
 本記事では、wOBAについて軽く述べ、読売ジャイアンツの過去のwOBAを見て、考察していく。
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wOBAとは?
 早速、wOBAについての話を始めようと思う。
 wOBAとは、Weighted On-Base Averageの略であり、安打や四球など得点に絡む要素に重みを付けて算出される。Weightedは日本語で荷重を掛けることを意味するので、重みという言葉を使う。
 重みとは、例えば二塁打ならば大体1.26という値で、二塁打の数に1.26を掛けることで、二塁打の数に重みを付けて計算する。本塁打ならば得点に直接繋がるため、二塁打の重みよりも大きな、およそ2.07という重みをかけて、wOBAを大きくするように計算する。
 重み
は得点の価値を表すものと言い換えることができる。
 当然、重みが大きい本塁打を多く打てば、wOBAは大きくなる。
 wOBAが大きいほど、優秀な成績と評価され、wOBAは.320〜.330ほどになるのが一般的である。
 wOBAは出塁率やOPSなど、打席での結果で決まる数値であり、簡単に言えば、「
打者が各打席でどのくらい得点に関係する打撃をしているのか?」ということを評価する指標である。

巨人のwOBAのチーム成績
 本題の、巨人のwOBAを2011年シーズンから2017年シーズンまで算出した結果を示す。
 これは2012年日本一になってから、2017年のBクラス入りまで、全盛期から低迷期までの推移を表すことになる。
 2018年シーズンに関しては、今後調べていく予定である。

 巨人のwOBAの推移を以下の図に示す。

巨人のwOBA


 このグラフを見てわかる通り、統一球が導入され、長野久義が首位打者を取ったときのチームでのwOBAが最も低く、wOBA.285という数値になる。
 また、リーグ優勝を果たした2012年〜2014年は比較的高いwOBAを示している。
 そして高橋由伸監督になる直前から下がり気味になる。

グラフを見てわかることは?
 これを見て、私が考えることは、「リーグ3連覇を成し遂げたときは高水準であった」ことと「高橋由伸監督になる前から既に、打線は下降気味であった」ことである。
 やはり、リーグ3連覇となると、かなり得点が取れる打線であったと言える。
 これは自明なことであるかもしれない。
 リーグを連覇できるチームの打線は強い。


  そして2つ目に思ったことについて、個人的な見解ではあるが、高橋由伸監督は打線が弱っていると同時に監督を引き受けた、つまり不運にも巨人が弱り出したときに監督になったと言える。
 現時点で巨人はAクラスに入るのがやっとな時期である。
 それを監督の責任と言うのは頷ける。
 しかし数字で見ると、監督になった時期が悪く、どんなにエースがいようが最高4番がいようが、チーム全体として弱っている時期であると考えられるのである。

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まとめ
 全てを監督の責任にすることは簡単である。
 当然、高橋由伸前監督が辞任し、原辰徳新監督になることを喜ぶ人は多いだろう。
 ただ、高橋由伸前監督の時代は打線が弱り始めた不運な時期であり、陽岱鋼などを補強しても怪我をすることが多く、活躍する機会が少なかった。
 不運な監督であったと言える。
 原辰徳新監督での2018年オフのFA選手では浅村栄斗や丸佳浩など優秀な選手が多くいる。
 この場合、全ては監督の力で順位が決定するのではなく、チームが良い補強ができるときにチームは強くなり、順位が決定すると考えるのが自然である。
 運が良い悪いは当然あり、高橋由伸前監督は運が良くなかったと言え、逆にFAが豊作の年に監督になった原辰徳新監督は運が良いと考えることができる。

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